「そう。私は全てのヒトの母……」
解説
ゲブラーの総司令官カーラン・ラムサスの副官を務める女性。また個人的な恋人でもある。
人物
年齢26才、身長172cm、体重52kg、スリーサイズはB86cm/W57cm/H86cm、
靴のサイズ24cm、指輪のサイズ10号、洋服のサイズML。
感情表現が薄く、機械的な印象を与える冷静沈着な性格。
ラムサスの副官となる前は、地上に逃れたシグルドの代わりにエレメンツの一員を務めていた。
また、ソラリスの守護天使「処刑人(エクスキュージョナー)」の正体でもある。
しかしそれらはあくまでも表向きの顔でしかなく、真の正体は『ゼノギアス』の世界の創世に関わる存在(イラストは飽くまでイメージ)。
一言で言えば「デウスの分身(代弁者)」である。
その為、世界の鍵を握るフェイ、そして同じ分身であるエリィとも因縁浅からぬ相手でもある。
グラーフによればエレハイムとミァンは単なるデウスの代弁者ではなく、彼女たちこそ本体であるという。
そのため彼は「ミァンが生まれることのない世界を築く為に人類を滅ぼす」という目的で動いていた。ただその過程においてデウスを復活させるという目的は同じという事もあり、あえて手を組んでいる。
ミァン自身もグラーフの思惑には気づいている節を見せており、グラーフがエリィを助けた時はその真意を問うている。もっとも彼から返答はなかったのだが……。
このように様々な立場を持っており、ラムサス、グラーフ、カレルレンと様々な男たちと共に協力・利用しあっていた。特にラムサスとは肉体関係を持っている。まさに悪女である。
もともとは普通の少女だったが、彼女が12歳の時にフェイの母・カレン(ミァン0997)の死後に「ミァン」化。人類誕生後から数えて998番目のミァンとなった。
ただし代替わりにより「ミァン」の呪縛が弱まっていたため、カレンと同じく元の人格の意識は残っている。
言葉巧みにラムサスの行動や思考を操り、目的のための駒とする。終盤のメルカバーにて利用されていただけだったことを知り絶望したラムサスを煽り、自分を殺させた(曰く、ミァンは自殺ができない)。
「そう、……それでいいのよ、カール……。私は、自ら滅することは、出来ない運命……。」
「これで……すべての……願いが……かな……う。あなたと……」
最後の最後までラムサスを利用し尽くした一方で、死に際のセリフから、本心では純粋にラムサスと共に居ることを望んでいた節がある。
だがミァンそのものの意識は主体にて覚醒を遂げてしまう。直後、ビリーの銃を奪い取ってフェイを銃撃した。
不死身の特性
デウスから生まれた関係上、この世界の女性は誰もが「ミァン」となる可能性を抱いている。
たとえ今の「ミァン」が死んだとしても、どこかで別の女性が新たなる「ミァン」となり、自我を乗っ取られる運命にある。
OPで登場する髪の長い女性(ミァン0000)に始まり、ゼボイム文明では双子の女性(ミァン0661)が同時に覚醒。当時の国家元首の側近として暗躍していた。
上述の通り、代替わりを続けてきたことでその呪縛は弱まりつつある。
目的
その目的はデウスの復活。
ただそのためだけに存在し、そのためだけに我が身を捧げてきた。
ミァンの肉体はラムサスによって殺されたが、エリィが999番目の「ミァン」となったことで「エレハイム」と合一・支配する。そのままカレルレンと共にデウスの一部となり、ミァンの目論見通りデウスは復活・降臨した。
その後、この惑星そのものをデウスへと造り変えるべくテラフォームを開始。これを看過できないフェイたちはデウス内部へと乗り込み、最終決戦にてデウスの本体を破壊する事に成功する。
これで終わったかに思えたが、デウスからエリィを救出しようとするフェイの前に真のラスボス「ウロボロス」が現れる。これがどういう存在なのかは不明だが、その顔は「ミァン・ハッワー」に生き写しだった。
ゼノギアスと一騎討ちの末にウロボロスは撃破され、デウスは波動存在と共に別の次元へと姿を消したのだった。「ミァン」は代替わりを続けたことで呪縛が弱まっており、更にデウスが倒されたことでエリィは解放された。デウスが倒される時、それは「ミァン」という宿命の解放も意味していたのかもしれない。
搭乗ギア
- ミァンギア(正式名称はC1型ヴィエルジェ)
- オピオモルプス(ソラリスのギア・バーラー。自立起動のため搭乗はしない。みんなのトラウマ)
- ウロボロス(真のラスボス。ミァンとの関係は不明だが顔が「ミァン・ハッワー」そのもの。なお、ゼノブレイド2には「サーペント・デバイス」という隠しボスが登場する)。
余談
スタッフが共通しているクロノクロスにおいて似たような境遇のキャラクターが登場している。
pixivでは
単に「ミァン」で検索した方が多くヒットする。