「愚か者! 大艦巨砲も相手を選べ!」
「何事も力押しで解決出来ると思うから失敗するのだ」
「来い、来い、来い、来い、来い。この悪魔め……今度こそ殺してやる!!」
「来た、来た、来た、来た……ふふ……ふ……わざわざ殺されに来た……ふふふ…」
「…………ぅ、うがぁああああ!!」
解説
CV:緑川光(一度悲鳴を上げるだけでクレジットはなし。主人公フェイ役と兼任)
肉体年齢29才、身長189cm、体重78kg。
神聖ソラリス帝国の帝室特設外務庁(通称:ゲブラー)の総司令官。親しい間柄の者からは「カール」と呼ばれている。
人物
冷静沈着で優秀なエリート軍人。能力主義者で部下を人種等で差別したりはしない。女性に手荒な真似をすることを恥じ、囚人であるマルーの尋問中にも紳士として接している。一方で無能なヴァンダーカムや小物のシャーカーンのことは毛嫌いしている。
かつて人を差別しない能力主義へと軍を改革するため、ヒュウガ(シタン)、シグルド、ジェサイアと共にエレメンツを発足させた。現在のエレメンツは再結成されたもので、ラムサス直属の精鋭部隊になっている。
正体
その正体は、天帝カインのクローン。正式名称は「0808191ラメセス」。天帝を暗殺させるためにカレルレンによって作り出された。
しかし、精神が不安定だったため、憎しみにより精神を統一する方針に切り替えられる。そこで当時ミァンとなっていたカレン(フェイの母親)が「接触者であるフェイの存在により不要になった」という情報を吹き込み、「塵」として廃棄される。これにより自分の存在理由を奪ったフェイを憎まされることとなった。
その後、廃棄施設でソラリス市民の少年、カーラン・ベッカーを捕食・融合して人間の姿を得た(このため実年齢は肉体年齢より5~6才若い)。
ラムサスの外見は、天帝カインとベッカー少年の影響を受けている。
ストーリーへの絡み
本編開始から6年前、ラムサスはエルル国の粛清を行っていた。ところがグラーフが連れて来た真紅の髪の男の暴走により敵味方関係なく多くが虐殺された。暴走したギアを前にラムサスも腰を抜かし、命乞いの言葉を紡ぎかけてしまった。この大敗はラムサスにとってトラウマとなっており、本編開始後に主人公(フェイ)を一目見た時から真紅の髪の男と同一人物ではと見ていた。更に彼が「フェイ」であることを知ると強い憎悪と執着を見せ始め、上記の台詞から窺えるように精神的に危うさを感じさせるようになっていく。
後にイドやフェイ達との戦闘を経て、度重なる敗退・失策の末にガゼル法院からは「塵」呼ばわりをされるが、それも彼の精神を統一させる術であり、最終的には天帝と同じ能力を発揮し、絶対的行使力を相殺して天帝を暗殺した。
天帝暗殺後、カレルレンのギア・バーラー「アンフィスバエナ」に搭乗してメルカバー内部にて最後の勝負を挑む。敗北後は自身が利用されるだけの存在だったと知り、カレルレンとミァンに逆襲する。が、ナノマシンで構成されたカレルレンは殺すことはできず、ミァンに至ってはラムサスに殺されることすら計画の内だった。
ラムサスは完全に自暴自棄となり、フェイたちに保護された後も自身を「塵」と呼び続けていた。しかし、シタンに叱咤され彼を慕うドミニア達の想いを知り、自分が求めていた「愛情」がここにあったと知り、フェイ達と和解した。このイベントは隠しイベントのため見るかどうかは任意となっている。
和解後、フェイはラムサスについて「一人の武道家として戦ってみたい」と述べている。
搭乗ギア
初期の専用機はワイバーン。しかしこれはイドによって破壊されたため、中盤からはワイバーンをギア・バーラー化したヴェンデッタに搭乗。一度はフェイのヴェルトールを圧倒したが、ヴェルトール2には大敗を喫した。
最後の戦いとなるメルカバーではアンフィスバエナに搭乗しているが、これはカレルレンのギア・バーラーである。主人公たちのHPを1にするという極めて凶悪な攻撃を使用する。しかもこの後にオピオモルプスとの戦いが控えているため、運悪く二度撃たれたらどうにもならなくなる。
作中で複数のギア・バーラーに搭乗できる唯一の人物であるが、これは天帝カインのクローンである為。加えて、どのアニマの器と同調してもその能力を100%発揮出来る。
また、水中戦ではハイシャオにも搭乗した。