解説
神聖ソラリス帝国の元老院。天帝カインの弟たちで統治機関の中核を担う存在。その実態はギアの修理技術を持つ「教会」を通して地上人を裏で操る張本人。
構成人員は全12名だが、500年前に既に全員死亡している。現在の法院はカレルレンがその内の8名をコンピュータ(SOL-9000)上の人格データとして甦らせたもの。
現在はコンピューターと同化している為、メモリーキューブ(セーブポイント)から送られてくるデータを直接収集出来る。
名前はエノク、イラド、メフヤエル、メトシャエル、レメク、ヤバル、ユバル、トバルカイン。
正体
彼らは破損したデウスが将来的に自らの部品とするために生み出した原初のヒトたち。デウスの『兵器』としての思考を行う生体ユニットである。
デウスを復活させ共に宇宙への進出を望み、その圧倒的な力を振るおうとしている。だが兄のカインはヒトを部品にするということを憂いており、デウスの復活には反対している。
出番
本編前
500年前の戦いでは、ソラリスに反発したシェバト及び地上人(レジスタンス)の粛正・制圧に当たっていた。そこでシェバトのトップたちに取引を持ち掛け、地上人のトップであるソフィアを抹殺する作戦を決行した(シェバト側も自分たちを差し置いてソフィアに人心が集まるのを疎ましく思っていた)。その結果、ソフィアは死亡し地上人たちにも大きな被害が出た。このことで二人の男の人生が狂わされてしまう。一人はカレルレン、もう一人はラカン。特にラカンはミァンにそそのかされ、波動存在と接触した結果、グラーフという怒りの人格を生み出し暴走。敵も味方もなく人類の98%が死滅し、法院たちも全員死亡した。
本編中
法院はカレルレンと共謀、ラムサスを使いカインを暗殺する。そしてゲーティアの小鍵を用いてデウスが眠るマハノンを浮上させた。一応、自分たちに賛同しなかったカインのことを嘆く姿勢を見せている。
末路
最終的にはカレルレンの手でデータを消去され、兄の後を追うこととなった。
ゲーティアの小鍵を使えるのは法院たちだけであり、デウスを復活させたいカレルレンにとってその時まで彼らには生きていてもらわなければならなかった。しかしデウスの復活が目前となった今、法院たちに存在価値はなくなったのだ。しかもカレルレンからすれば彼らはソフィアの仇でもある。故にこうなるのは当然だったが自己利益しか見えなかったガゼル法院は、最期までそのことに気づけなかった。
こうして神の復活という役割を終えた原初のヒトたちは、この星から完全に葬られたのだった。