曖昧さ回避
- 古代の地名。パレスチナ地方の古称。旧約聖書では約束の地とも呼ばれる。本項目に記載する。
- ノベルゲーム「428」ボーナスシナリオおよびそのスピンオフ・アニメ「CANAAN」の主人公。本項で解説。
- 『xenosaga』の登場人物。本項で解説。
- 『ラストストーリー』の登場人物。本項で解説。
- 『ティアリングサーガ』に登場するカナン王国
- 『ユグドラ・ユニオン』、『ユグドラ・ユニゾン』の登場人物。→カナン(ユグドラ)
- 『ブレンパワード』の登場人物。→カナン・ギモス
- 『ウルトラセブン』に登場する宇宙人。→カナン星人
- 『モンスターストライク』の登場人物。→カナン(モンスト)
- 『夢職人と忘れじの黒い妖精』の登場人物。→カナン(ゆめくろ)
- 『幻日のヨハネ』の登場人物。→カナン(幻日のヨハネ)
- 『漫画版初代ゼルダの伝説(未将崎雄)』の登場人物。→カナン(ゼルダの伝説)
- 『カナン様はあくまでチョロい』の登場人物。→高潔カナン
- 『遊戯王デュエルモンスターズ』の登場人物。→女剣士カナン/カナン(遊戯王)
- 『ファイナルファンタジーⅦリメイク』の登場人物。→キリエ・カナン
- 『ファンタシースターオンライン』の登場人物。→アッシュ・カナン
- ゲーム『まじかるカナン』
- 漫画『堕天使カナン』
地名
現在の地図で言えば神奈川県…ではなく、イスラエルおよびシリア近辺に相当する。
ヘブライ語で "כנען" (クナーアン)、英語表記は "Canaan" (ケイナン)。
語源については諸説あるが、新石器時代には人間が居住していた痕跡があり、シュメール文明の頃には既にこの地名があったともいわれ、古代エジプト王朝に属する州の一つでもあった。
現在のシリア西部で発見された古代都市・ウガリットの遺跡からは、ウガリット神話を記した粘土板が出土している。
ここには旧約聖書に繋がるカナン神話の原型が含まれ、セム系神話の研究において重要な役割を果たしている。
聖書ではアブラハムの子孫に神が与えた『約束の地』であり、ここに到達してからは家畜がよく育ち、赤子のいる母親たちも母乳のでが頗る良くなったことから『乳と蜜の流れる地』と表現される。
イスラエル人が来る以前は複数の民族が共存する地であったとされ、ヘブライ語を含むイスラエル王国の文化の多くは元々この地にいたカナン人のものが元になっているとする説もあり、ギリシャ人が呼ぶところのフェニキア人はこのカナン人と同一、もしくはカナン人から分かれた民族ではないかとも言われる。
「428~封鎖された渋谷で~」「CANAAN」のカナン
演:シンディ・ジョンソン
本編の登場人物の1人。10代の少女で、左手に蛇の入れ墨がある。それ以外の容姿については本編のネタバレを含むため、詳述は控える。
一見すると大人しそうな少女だが、その実は凄腕の傭兵であり、テロリストとして認識されている人物。かつて謎の武器商人「アルファルド」に大切な仲間を殺されたことから、「アルファルドへの復讐が生きる目的」なのだという。
大切な“サディーク(友達)”の大沢マリアとは、中東の街で出会った。ちょうど誘拐されかけていたマリアを気まぐれに助けたのだが、その時に懐かれた。彼女からはあやとりを教わり、その礼として彼女に護身術を教えた。
カナンにとってマリアは“懐かしい色”を持ち、危険人物である自分に笑顔で接してくれる、稀有で天然な人。マリア曰く、カナンは「感情の読めない目をしている」「喜怒哀楽が乏しい」らしい。親友と呼べる彼女との間では、カナンは普段は暴力に染まった生業を持つとは思えぬほど鷹揚な性格を見せる。
マリアが渋谷で危機に陥ったことを知ったカナンは、すぐさま日本へと飛んだ。本編で「カナンとマリアの会話を成立させる」と、カナンを主人公とするボーナスシナリオ「カナン編」をプレイできるようになる。
「カナン編」は実写ではなく、全編がTYPE-MOONのアニメイラスト+ボイス付きという異色のシナリオ。カナン編でのカナン、アルファルドのキャラクターデザインは後述のスピンオフアニメCANNANと同じものであり、本編に登場する実写の容姿とはイメージが異なる。
「カナン編」及び「CANNAN」での人物像
注意:「428」本編でのネタバレ含む
CV:沢城みゆき
独立している五感を同時に機能させる能力(共感覚)を持つ“鉄の闘争代行人”。好物はスティックシュガー。オリーブドラブ色のフレームを組み込んだベレッタPx4 Stormを愛用しており(幼少期はベレッタM93Rの初期モデルを使用)、共感覚と優れた戦闘技術により超人的な戦闘能力を発揮する。
幼い頃、戦争により家族を失ったところをシャム(後述)に拾われ育てられる。生来の共感覚者だがウーアウィルスの影響でその力は強化されており、それにより戦闘技術の師であるシャムが(自らを超越していく存在であるという意味で)「絶望」と呼ぶほどの能力を持つに至った。
「CANNAN」ではNGOの夏目に依頼され。宿敵「アルファルド・アル・シュヤ」が率いる組織「蛇」との戦いに臨む。一度はアルファルドに敗北し、上海の国際会議場を占拠した「蛇」との戦闘では共感覚を失った。その後乗り込んだ「蛇」の研究施設「ファクトリー」では完全に能力を取り戻したが、サンタナ、ハッコーの死で初めて恐怖感を覚え、アルファルドとの決戦の前には鋭敏すぎる共感覚のため死者たちの幻覚を見る。しかし苦闘の末、アルファルドを最後には圧倒して勝利した。
マリアたちと別れた後も闘争代行人を続けており、最終話のラストシーンでは再びアルファルドと相見えることが仄めかされている。
「ゼノサーガ」のカナン
CV:神谷浩史
ヴェクター製。特別に感情抑制されたレアリエン。
E.S.操縦に特化されている。E.S.アシェルのパイロット。
Ep.2から登場。
後に愛機をJr.に譲る。
Ep.3で実は物語の根幹に深く関わっていた事が判明。
「ラストストーリー」のカナン
本作のヒロイン
CV:折笠富美子
ルリ島を治めるアルガナン家の姫君。
両親とは物心がつく頃に死別した。
ルリ城の当主であり叔父でもあるアルガナン伯爵の監視下で、閉塞された生活を強いられている。
その境遇を半ば諦めつつも、いつか城を出て世界中を旅する夢を持つ。
アルガナン家に伝わる異邦の力を操ることができる。戦闘では光属性の魔法及び回復の魔法を使用する。