サウンドノベルゲーム「428~封鎖された渋谷で~」と、そのスピンオフ作品であるアニメ「CANANN」の登場人物。
428~封鎖された渋谷で~
(画面右側の人物)
演:近野成美
ウイルス研究者・大沢賢治と先妻の間に生まれた長女、19歳。緑山学院大学の学生。
二卵性双生児である妹・大沢ひとみとは顔も体格もそっくりで、髪型も同じ黒髪のロングストレート。しかし性格は大きく異なり、妹が内向的で引っ込み思案なのに対し、明るく社交的で活発。困っている人を見過ごせないタチで、やや無鉄砲なところがある。大学内では美人双子として知られており、2人揃って「ミス・キャンパス」に選ばれている。
いつもひとみを庇い、護るように動いていた。反面、賢治とはあまり良い関係になく、距離をおいている。
賢治とともに中東を旅していたときにカナンという少女と出会い、あやとりをして仲良くなった。そのカナンからは護身術を教わっており、腕前はかなりのもので、ヤクザの男2人を軽々投げ飛ばしてしまうほど。
「428」はマリアの誘拐事件から始まり、彼女は物語の重要なキーパーソンとなっている。詳しくは本編を遊んで確かめて欲しい。
CANAAN
CV:南條愛乃
カナンの親友でヘブン出版のカメラマン。御法川実と共に上海を訪れ、カナンと再会する。過去ウーアウイルスに感染し、父の大沢賢治から与えられた抗ウイルス剤で救われた経緯があるが、彼女自身そのころの記憶は失っている。アニメ本編での年齢は21歳。
カナンらと共に「蛇」の研究施設「ファクトリー」にまで乗り込むが、自身がカナンの役に立たないことを嘆く。しかし御法川に諭され自分のいる場所こそカナンの帰る所であるという思いを強く持ち、カメラマンとして帰ってきたカナンの写真を撮った。カナンとは互いに掛替えのない存在であり、「蛇」との戦いに巻き込まれてもなお心を通わせていく。
列車でのアルファルドとの決戦の際、カナンを覚醒させるため利用され銃で撃たれ重傷を負う。その上閉じ込められた車両に仕掛けられた時限爆弾が爆発し命が危ぶまれたが、すんでのところでユンユンに助けられる。カナンはマリアの安全のため去り彼女は悲しむが、日本に帰国後の写真展でカナン、そしてアルファルド、二人の「CANAAN」の姿を展示した。漫画版では最後までカナンと行動を共にし、ラストはカナンと再会しに行くなど結末は異なっている。
しっかり者だったゲーム版とは違い能天気な性格になっているが、これは初期案でメインキャラクターとされていた磯千晶をマリアに統合したため。
またアニメ版では貧乳扱いされたが漫画版やCanaanスフィルでは貧乳どころかやや大きめに描かれている。