概要
合成人間のこと。分子工学の集大成と言われている。
レアリエンには、炭素ベースの人間に近いタイプから、液体金属ベースのタイプまで、用途に合わせた様々な種類が存在する。
法的には”備品”として扱われるが、知性も感情も備わっており、労働使役として感情抑制を施されてきた。
しかし、ミルチア紛争後、基本的人権が認められるようになり、特殊作業や過酷な環境下で使用されるレアリエン以外は感情抑制もされることはなくなった。
だが、その一方で、企業による商品管理や危機管理のための”緊急制御コード”が設定されているのもまた事実である。
レアリエンの製造を行っている起業は多数あるが、機関プログラムである中枢神経系は全てヴェクター・インダストリーが独占的に製造し、供給するという形が取られている。
これは、その中枢神経系の技術がヴェクター以外には明かされていないブラックボックスであるためである。
また、メンテナンスの範疇を超えた調整や改造も、ヴェクター第三開発局が所有する施設でしか行うことが出来ない。
過去、ミルチアのU-TIC機関により、多くの特殊なレアリエンの研究開発が成されていた時期があり、
その時に百式観測器の開発や戦闘用レアリエンの改良などが行われていた。
それ以外にも、様々なレアリエンの研究が行われていたようだが、それらの多くのデータはミルチア紛争の折に殆どが消失してしまい、
現在は情報を得ることは出来ない。
主要なレアリエン
M.O.M.O.
(CV:宍戸留美)
百式汎観測レアリエンのプロトタイプ。
フェブロニア
(CV:國府田マリ子)
ヨアキム・ミズラヒによって設計・開発された次世代タイプの特殊レアリエン。
セシリーとキャス
フェブロニアの妹である双子のレアリエン。
キルシュヴァッサー
CV:広橋涼(アニメ版)
M.O.M.O.開発のためデータ収集を目的に製造された観測用レアリエンの総称。
量産型百式観測器
CV:野中藍
百式汎観測レアリエンの量産型達。外見は全員同じだが、性格はそれぞれ個性的。プロトタイプであるM.O.M.O.の事を姉のように慕っており、M.O.M.O.も彼女達を妹達のように思っている。
アルマデル
CV:川澄綾子
『ゼノサーガ エピソードII to III a missing year』で登場した特殊レアリエン