概要
- 古代の地中海東岸に位置した歴史的地域名。本記事で説明する
- アニメ映画『映画ドラえもんのび太と翼の勇者たち』に登場するキャラクター。本記事で説明する
地名としてのフェニキア
現在でいうと概ねレバノンに当たる古代地中海沿岸の地域、およびその地に住む民族の呼称(フェニキア人)。いくつかの都市国家に分かれており、主な都市国家としては北からアラドス(現在のシリア、アルワド)、ビュブロス(現在のビブロス)、ベリュトゥス(現在のレバノンの首都ベイルート)、シドン(現在のサイダー)、テュロス(現在のスール)が挙げられる。
紀元前1200年代以前はこの地域はカナンと呼ばれていた。カナン人はオリエント全域を襲った紀元前1200年代の「海の民」の侵攻を耐えて文明を維持し、青銅器文明から鉄器文明に発展する。さらに主に通商を目的として地中海各地に進出し、そこでギリシャ人からフェニキア人(一説には赤紫の染料をもたらす者の意、フェニキアの特産であった)と呼ばれた。北アフリカや西欧にまで交易権を広げたのちに、アッシリアの征服で衰退する。だが、商業都市としては強かに生き延び、ペルシャ帝国やヘレニズム時代のセレウコス朝でも貿易や海軍に活躍した。またその交易圏ではテュロスの植民地であったカルタゴが繁栄し、西地中海の覇者となった。 ⇒ 以後 カルタゴ 参照
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フェニキア(ドラえもん)
地球と別次元の鳥人の世界『バードピア』に存在するドラゴンのような怪物。鳥人達の天敵で、はるか昔に鳥野博士や鳥人達によって、ララアト山まで誘き出され、雪の下に生き埋めにされて封印された。その存在については古代文字で石板に記され現代に伝わり、ホウ博士が解読に成功した。
後に人間への報復を企てるジーグリードにより、封印から目覚めさせて人間への襲撃戦力にしようとする。ドラえもんが進化退化放射線源で退化させ無力化しようとしたのをバビロンが妨害した際に誤って進化させてしまい、凶暴化。ジーグリードの命令にも背いて彼を攻撃するなどますます鳥人達の手に負えなくなり、帰巣本能からか再びバードピアを襲う。火炎放射により街や森を焼き、空気砲やショックガンといったドラえもんが持ち合わせている武器が通じない生命力・耐久力を獲得しバードピアを火の海にする。
2億年前、鳥野博士が後にバードピアとなる地を訪れた際に乗ってきたタイムマシンまでおびき寄せ、備えられていたショック砲を食らってもなお効果がなく、タイムマシンに襲いかかる。最後はドラえもんの機転により、しがみついたタイムマシンと共に地球が誕生するよりもはるか昔の何もない宇宙空間へ転送された。