ジーグリード長官
じーぐりーどちょうかん
CV:大平透
バードピアの治安組織カラス警備隊の長官であるハゲワシの鳥人。渡り鳥パトロール隊の現隊長バビロンは義弟である。
グースケを追ってバードピアに来たドラえもんたちを捕まえるように部下に命令する。
かつては渡り鳥パトロール隊に所属していたが、その時に心無い人間に翼を銃で撃ち抜かれた。(翼にはその時の銃痕が残っている)
そのため人間を憎悪しており、ララアト山に封印された怪物フェニキアを復活させ人間たちに復讐を目論んでいる。生きた伝説の鳥人イカロスは元同僚だが移動を急ぐあまりもっと安全なコースへの変更を提案したジーグリードの意見を聞かず彼の事故を招いてしまった(理由の説明は大長編のみ)責任を取り自分から収監される形で疎遠となっていた。
かつて共にフェニキアを研究していたホウ博士がフェニキアを記述した碑文の解読に成功すると研究資料を奪って拉致し(本人によると共に研究した同志としてその力を活用するのを見届けてもらうため)、渡り鳥パトロール隊を引き連れララアト山に赴く。ホウ博士を連れてきた事やフェニキアの詳細は隊員に伏せたまま(抗議したジャイアンとスネ夫まで拘束させている)フェニキアを掘り起こし目覚めさせてしまう。企みをグースケ達から知らされかつての同志を止めにきたイカロスも取り押さえようとしフェニキアに従うように言うが、もともと鳥人類たちの天敵であり、さらにドラえもんの秘密道具進化退化放射線源によって進化・凶暴化したフェニキアが言うことを聞くはずがなく、フェニキアの攻撃により発生した雪崩に巻き込まれ崖から転落しそうになったがイカロスにより救出された。その後は不明。終盤の渡り鳥パトロール隊再編の際にいなかったことから、フェニキア復活によるバードピア騒乱の責任から失脚したと思われる(彼の腹心の部下であるバビロンとクロウらも恐らく同罪)。
前述の事故により飛べなくなってしまったため移動の際は籠のような乗り物に乗り、それを部下に運ばせて空を移動する。
また、渡り鳥パトロール隊入隊テストも兼ねたレース・イカロスレースではグースケが優勝した際に人力飛行機の使用を理由として(バビロン曰く『偉大なるイカロスの名を辱めないため』)グースケをはじめとする飛行機による参加者全員を失格とするようにバビロンに命令した。(フェニキア復活が目的のため、元々バードピア環境長官を務め人間と鳥との共存を願うグースケの義父とは折り合いが悪くこの時熟知しているホウ博士を捕えていた事で関係者のグースケが入隊すると不都合が生じるというのが理由。元々飛べない為に飛行機を使って参加していた者がグースケの他にも数名居た上にレースが終了してから飛行機の使用を批判しており傍から聞けば屁理屈である)。
なお、映画ドラえもんでも唯一と言える
『最初から最後まで野望こそ抱いていた物のそれに関しての行動は全てバビロンを始めとする部下任せでドラえもん達と直接対峙する事が無かった悪役』である。
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今回はドラえもん映画から、リクエストのあった怪獣です。ジーグリードへのコメント多めですね。劇場版でも屈指の同情の余地があり、同時に短絡が過ぎる悪役とどこかで書かれてました。5,354文字pixiv小説作品