CV:阪脩
概要
元星団連邦枢機院議員の1人であり、ルベド達U.R.T.V.を生み出した科学者。
ミルチア紛争で死亡したとされていたが、14年後に後述の特殊能力でガイナン・クーカイ(U.R.T.V.個体No.669)の肉体を乗っ取って復活を果たした。
生前は金髪の老人(メイン画像)であったが、復活した後はガイナンと同じく20代の姿となった。
容姿そのものはガイナンと同じであるものの、髪色と声が生前のものに変化しており、早い話が老人の声で喋るイケメンという状態である。もっとも、任意でガイナンの髪色と声に変える事が可能でそれを利用して主人公達を欺いていた。
人物像
星団連邦最初のザルヴァートル(デザイナーズチャイルド)であり、U.M.N.黎明期による生体転移実験の被験者であった。
つまりミルチア紛争が開始するずっと以前に生まれた人間であり、実験中にウ・ドゥと接触して絶対的な恐怖を植え付けられると同時に精神を別の肉体に転移する能力を手に入れた。
以後、肉体の転移を繰り返して悠久の時を生きてきたが、ウ・ドゥの恐怖を拭い去る事ができず、恐怖を克服するために「ウ・ドゥ=神」と同等の存在になろうと画策して現在に至る。
それらの経緯から、創造物であるU.R.T.V.はおろか自分以外の人間の命を完全に軽視しており、最後まで自分を慕っていたシトリンが死亡した時も悲しむそぶりすら見せなかった。
ただし、自分と同様にウ・ドゥの恐怖を植え付けられたエーリッヒ・ウェーバー(黒のテスタメント)に対してはある程度シンパシーを感じていた模様。
作中における行動
EP1では名前のみの登場であったが、EP2後半でガイナンの肉体を乗っ取って14年ぶりに表舞台に姿を現した。
また、EP2における過去の回想シーンでミルチア紛争時に一度ガイナンに射殺された事が明かされている。
EP3では本格に暗躍を開始しており、オリジナルゾハルを稼働させるためのエミュレーターが保管されている重武装艦デュランダルを襲撃。
ガイナンの生体認証を利用してデュランダルのセキュリティを無力化し、部隊を率いて一部の人間を除くデュランダルのクルーを皆殺しにした。
その後、オリジナルゾハルを取り込んだオメガを駆使して主人公達を圧倒していたが、U.R.T.V.の1人であったアルベド・ピアソラの乱入でオリジナルゾハルを奪われ、トドメと言わんばかりに支配していたはずのガイナンの意思に抵抗されて形勢逆転してしまった。
最期はガイナンと共に対消滅した。