CV:小林沙苗(TV版)/アレクサンドラ・ヘフェリン(ナハトヴァール)。
人物像
闇の書の防衛プログラムが暴走した姿で、一連の「闇の書事件」の根本原因。
元来は闇の書≒夜天の書を防衛するために作成されたプログラムで、夜天の書の主が外敵から攻撃を受けた際に作動する。
しかし、歴代の主が己の欲望のままに夜天の書を改竄していった結果、周囲に存在するもの全てを破壊し、喰らい尽くすモンスターへと変貌し、数々の惨劇と悲劇を引き起こしてきた。
海鳴市の沖合いに姿を見せた時はスキュラに似た形状をしていたが、特定の形を持たないプログラムなのでさまざまな姿に変えられる。
4層の防御結界で鉄壁の守りを誇ったが、高町なのは、フェイト・テスタロッサ、クロノ・ハラオウン、八神はやて、ヴォルケンリッターの全力集中攻撃を受けて崩壊し、直後にユーノ・スクライアとアルフ、シャマルの手でコアを衛星軌道上に転送され、待ち構えていたアースラのアルカンシェルによって消滅した。
転送されている最中でも生体パーツを再生させており、その姿は歴代の主の欲望や悪意などが凝縮したグロテスクで非常におぞましいものであった。
なお、劇場版映画・魔法少女リリカルなのは / The MOVIE 2nd A's では闇の書の意思(リインフォース)の一部という設定に変更はないが「自動防衛運用システム(ナハトヴァール・略称ナハト)」と名付けられ、暴走前にリインフォースとは独立した姿(左腕に付いているパイルバンカー)も披露されており、決戦時の姿もかなり異なる。
また、リインフォースと独立している事もあってか、声優も闇の書を担当したアレクサンドラ・ヘフェリンに変更されている。