概要
ファイアーエムブレム烈火の剣で登場するオスティア侯爵。ヘクトルの実兄。『封印の剣』のヒロインリリーナの伯父に当たる。
両親は早くに病没しているため、親代わりとして弟の面倒を見てきている。民衆から変わり者と称されるヘクトルには手を焼いており、オズインと共に小言は尽きない。
しかし、兄弟仲が悪いわけではなく、表向きにはエルバートの捜索に手を貸せないと言いながらも、オズインやセーラを救援に向かわせている。また、ヘクトルの方も仲間内には「早く兄上の力になりたい」と語り、互いに憎まれ口を叩きつつも絆の深さが窺える。
ローランの時代から根付いてきた勤倹尚武を目指し、「無駄な贅沢せず精神と体を堕落させない」という理念を掲げて、現在の貴族制社会を痛烈に批判している。それ故に敵視する者も多い。
作中で戦闘する場面はないものの、ユバンズからは「我々が束になってかかっても歯が立たない」と評される。ヘクトルは「斧の腕一つとってもまだまだ」と己の実力を見積もっており、戦闘能力はかなり高い模様。
さらに、お供を2人ほどつけての隠密行動が得意技らしく、各国の密偵がわんさと来ている中を全く気づかれずに移動している。
そしてヘクトル編はヘクトルが如何にして彼の後を継いでオスティア公爵となったのかと言う経緯を描いた物語でもあり、烈火の剣のエピローグ時点では既に病死している。