プロフィール
概要
烈火の剣
オスティア侯爵《ウーゼル》の実弟で、リン・エリウッドと同じく、物語の主人公の一人。
エリウッドの親友であり、彼の父エルバートの失踪を知り、友に協力するために旅に出る。
なお、両親は幼い時病で亡くし、肉親は兄のウーゼルのみである。
教師を脅して学問所を抜け出し、闘技場に通っているのは日常茶飯事。オスティアの侯弟は変わり者の噂で有名。勉学が苦手で、算術の授業では大いびきをかいて寝ていた。それ故に世話係のオズインからの小言が絶えない。斧を扱っているが我流。エリウッドとの2月に1度の手合わせではやや負けている。並外れて頑丈な肉体の持ち主で、尚且つ大柄で重装備。フロリーナがペガサスごと空から落下してきても無傷だった。
一見して無鉄砲な乱暴者で口が悪く、ならず者からお仲間扱いされる程だが、実際は優しく仲間の為なら無茶をし、周りを気遣って一人で物事を抱え込んでしまう性格。現に旅の途中でウーゼルの死を知った後も、その悲しみをエリウッドらに悟られないよう兄の死を伝えず、ただ一人で背負い隠していた。
親友を助けるため強大な力を望んだことで、大賢者アトスに導かれて西方三島に封印されていた【天雷の斧】アルマーズを手に入れる。
だが、この時アルマーズの内に留まっていた、かつての使い手である狂戦士テュルバンの亡霊から死の宣告を受けることになる。
「我を求めるか?ならば、心せよ。ひとたび我が力、手にすれば…
安らかな床で生涯を終えることはかなわぬ。
お前の死に場所は、戦場。血と鋼に満ちた狂乱の園となる。」
「…かまわねえ。俺は親友を助ける。そのためにここまで来たんだ。
アルマーズ!お前の力、俺に貸せ。」
リンとはペアエンドがある他、ヘクトル編では本編中でも度々二人の会話シーンが追加で挿入される。
イリアの傭兵であるペガサス三姉妹の次女ファリナ、三女フロリーナともペアエンドが発生し、支援をAにするとエンディングで結婚する。さらにヘクトル編の場合はエンディングで一枚絵が表示される。
また、エリウッドとの支援会話も、本作から20年後の未来にあたる封印の剣の時代へとガッツリ結びつく内容になっているため、前作ファンは必見。
…………支援Aの話の締めには涙を禁じ得ない、という意味でも。
支援Bでは「いくらお前と俺の仲でも娘は絶対に嫁にやらねーからな!!」と昭和の父親のようなことを発言している。これは後にヒーローズの公式4コマ67話にて暴走するヘクトルをエリウッドが制止している間にロイリリが逃亡するといった内容で再現されている。
ちなみに、髭が生え始めたヘクトルと娘のリリーナは、前作のクリアデータか、一定回数クリアすると本作にも登場する。
この時代になると一領主として相応の厳格さを身に着けたようであるが、エリウッド相手には若い頃そのまんまのタメ口で喋っており、「変わったのは見た目だけ」と指摘されている。もっとも、本人によれば「普段はちゃんと侯爵やってる」とのことで、あくまでも親友相手だから態度を崩しているだけの模様。
「青髪オールバックの斧使い」「伝説の英雄たちの一人を祖とする、名門貴族の次男坊」「同じ貴族で、温厚な性格の赤毛の親友がいる」「高い守備力で壁として活躍」など、4作目『聖戦の系譜』のレックスとの類似点が多い。
封印の剣
初登場作品。彼の娘リリーナが、エリウッドの息子ロイの幼馴染として序盤から登場。
ヘクトル自身も【猛将】と呼ばれるほどの名将になり、亡き兄の後を継いだ現オスティア侯爵にしてリキア同盟の盟主として登場する。
この頃には一人称が「わし」でヒゲモジャの、エリウッドと同い年には見えない随分老け込んだ容姿になっている。良く言えば貫禄がある。
ベルン王国のリキア侵攻に際し同盟軍を率いて対抗しようとするが、内部に裏切り者がおりベルン三竜将の率いる大軍と戦闘竜の強襲を受け軍は壊滅、ヘクトルも奮戦空しくブルーニャによって捕虜とされてしまう。その後救出されるも既に致命傷を負っており、ロイにリリーナとオスティアの事を託し息を引き取った。
……結果として、テュルバンの宣告通りの末路を辿ることとなるのであった。
ユニット性能
烈火の剣
能力値
初期値 | 成長率 | クラスチェンジ | |
---|---|---|---|
クラス | ロード | - | グレートロード |
Lv | 1 | - | - |
HP | 19 | 90% | +3 |
力 | 7 | 60% | 0 |
技 | 4 | 45% | +2 |
速さ | 5 | 35% | +3 |
幸運 | 3 | 30% | 0 |
守備 | 9 | 50% | +1 |
魔防 | 0 | 25% | +5 |
体格 | 13 | - | +2 |
シリーズ初の斧使いロードにして重装系ロード。クラスチェンジすると剣を扱えるようになる代わりに、重歩兵系の特効を受けるようになる。
HP・力・技・守備が伸びやすく、速さ・幸運はやや上がりづらい。ただ、守備の高さが欠点をカバーしており、速さが低い時は削り役ができる。魔防は初期値が低いだけで成長自体は並程度ではあるものの、良成長をしない限り魔法職は相手にしないほうが無難。
本作では斧の命中率が向上しており、味方の斧使いでは最も頼りになる。先述のとおり、cc前は重装並みの守備力で特効を受けないと非常に動かしやすいが、ccしても移動力が上がらない点は気をつけるべき。
専用武器
ヴォルフバイル | アルマーズ | |
---|---|---|
威力 | 10 | 18 |
命中 | 75 | 85 |
必殺 | 5 | 0 |
重さ | 10 | 18 |
耐久 | 30 | 25 |
効果 | 騎馬系・重歩兵系特効 | 竜系特効、守備+5 |
ヴォルフバイルはシリーズ恒例の騎馬系・重歩兵系特効武器。主な特効対象であるソシアルナイト・アーマーナイトはいずれも槍を装備して登場することが多く、三竦み上有利なこの武器は数値以上に使いやすい。
アルマーズは神将器【天雷の斧】。例によって前作より重くなっているものの、ヘクトルの体格も相応に高く、そもそも速さがウリのユニットではないため、他の2人と違い大した問題になっていない。長所である守備に補正がかかることもあって、勝手がいい部類に入る。
支援関係
相手 | 属性 | 支援C | 支援B | 支援A |
---|---|---|---|---|
エリウッド | 理 | 4ターン | 28ターン | 28ターン |
リン | 風 | 28ターン | 28ターン | 28ターン |
オズイン | 理 | 31ターン | 41ターン | 41ターン |
マシュー | 風 | 21ターン | 28ターン | 28ターン |
フロリーナ | 光 | 39ターン | 41ターン | 41ターン |
セーラ | 雷 | 66ターン | 81ターン | 81ターン |
ファリナ | 理 | 81ターン | 81ターン | 81ターン |
属性は雷。
エリウッドとは真っ先に組むべきで、どのような場合でも支援Bまでは進めたい。他は大なり小なり難がある相手ばかりとなり、好みで決めてしまっていいだろう。
主人公・重歩兵系・斧使いという、これまでのシリーズで弱いとされていた要素を網羅したユニットだが、様々な要素がうまく働いた結果、本作屈指の強キャラとなっている。
封印の剣
能力値
初期値 | |
---|---|
クラス | ジェネラル |
Lv | 20 |
HP | 43 |
力 | 18 |
技 | 20 |
速さ | 10 |
幸運 | 15 |
守備 | 30 |
魔防 | 15 |
体格 | 20 |
本編を3周クリアすると、トライアルマップにて使用可能。
能力的には守備がカンスト、重歩兵としては魔防が高いこと以外は全体的に低ステータス。20年前の鬼性能を体験した後では、その衰えぶりにガッカリしてしまう。なお、武器レベルは槍・斧ともにAで、アルマーズは使えない。
初代熱血系主人公
今までのファイアーエムブレムシリーズにおいては、性格が大人しめで物腰が柔らかな所謂王子様系主人公が主で、主人公の一人のエリウッドもこれに当たる。
だがヘクトルは今までの常識を覆し、頼りがいのあるイケイケ系の性格で戦闘力も高い主人公である。この熱血系主人公に人気が出たためか、これ以後のファイアーエムブレムシリーズではこのタイプの主人公がよく登場している。
ファイアーエムブレムヒーローズの人気投票企画『英雄総選挙』ではスマブラなどの外部作品に出演しているキャラが上位を占める中見事男性部門の3位に輝いた。総合順位では6位である。またヘクトルの系譜を継ぐエフラム、アイク、クロムもトップ10に入っていることからヘクトルの影響力の高さが改めて証明された。
第2回英雄総選挙では男性部門の1位になり、総合順位でも1位になった(前回1位のアイクと2位のロイは対象外)。
ヒーローズ
オスティアの勇将 ヘクトル
「俺はヘクトル。
オスティア侯ウーゼルの弟だ。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | アルマーズ(専用)↔狂斧アルマーズ(専用) |
奥義 | 大盾 |
A | 遠距離反撃 |
C | 重刃の紋章 |
初期から登場。
ステータスはHP、攻撃、守備は高いが他は低い。
原作同様、神将器アルマーズで「切り返し2」を内蔵。低い速さを補い、Aスキルの遠距離反撃によって射程2にも対応でき、物理受け運用に強い。初期から猛威を振るい、スキル継承実装後は奥義を攻撃的なものにしたり、遠距離反撃を生かして待ち伏せするなど運用に幅が生まれている。
また、恒常で排出される数少ない「遠距離反撃」を持つユニットであるため、しばしば高級素材扱いされる。だが、ヘクトル自体も強力なユニットであるため、特に烈火の剣で彼にお世話になったプレイヤーからすれば2体目以降は限界突破に使うべきか継承素材にするべきか非常に悩ましいこと請け合い。しかし、遠距離反撃自体は強力だが、受け性能の低いユニットに継承させてしまうと逆に宝の持ち腐れになってしまうので、継承先はよく考えるように。
2019年4月のアップデートでヘクトル含む第一部に登場した☆5限定キャラが「新英雄ガチャ」・「超英雄ガチャ(新規)」から登場しなくなり、ほぼ「ピックアップガチャ」「復刻超英雄ガチャ」のすり抜け頼みとなったため、以前よりかなり入手率が低くなってしまった。もし、新英雄・超英雄ガチャで遠距離反撃素材が欲しい場合は青属性のニケを狙う必要がある。
その後6月のフェーちゃんねるにて「週替わりリバイバル召喚イベント」が実装されることが決まり、通常版の入手チャンスが増えた。しかも、20週のローテーションの中で1回しかピックアップされない英雄が多い中、ヘクトルは何と2回もピックアップされているのである(緑ユニットが少ないのもあるが)。他にも2回ピックアップされてるユニットは何人かいるものの、本人の性能はもちろんのこと、スキルの継承も意識したありがたい優遇処置と言えるだろう。
アップデートによる武器錬成によって超英雄版の武器である「狂斧アルマーズ」への変更が可能になった。アルマーズとは全く別物になるので注意。
2020年5月から神装英雄に選ばれた。ムスペル王国の衣装をモチーフとした衣装を身に纏い、防御面が強化された。普段は衣装に全く拘りを持たないとのことだが、「案外いいものだな」とご満悦である。また、荒っぽい気性が多いとされるムスペル王国の人については「気が合いそうだ」とコメントしている。
後に狂斧アルマーズにも錬成武器対象に。
愛の祭の闘技者 ヘクトル
「俺はヘクトル。
ん? もしかして、贈り物が
欲しくて俺を呼んだわけか?」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | 狂斧アルマーズ(専用) |
奥義 | 凶星 |
A | 遠距離反撃 |
B | 守備隊形3 |
2018年2月からヘクトル初の超英雄。
バレンタインの祭りでアルマーズを持参してきた。なお、ルール違反としてこれ以降のバレンタインの祭りは主催者で決められた武器を用意する設定が追加している。
通常版とステータスを比べるとHP、速さは落ちているがそれ以外は上回っている。
アルマーズは別バージョンの『狂斧アルマーズ』となっており、こちらの武器スキルは『切り返し2』の効果がなくなっており、怒り3とキラーアクスの複合スキルとなっている。守備隊形を持っているためワンパンされにくく、HPが減ってくると今度は怒りが発動して奥義で切り返すという受け型かつ火力特化の性能になっている。
しかし魔防が低い事が大きく響いており、遠距離攻撃(魔導ユニット)や重装特効持ちの武器だと大ダメージを受けてしまうため、守備隊形3が意味をなさなくなる。その上、ワンパンには強くても各ユニットからの連続攻撃には弱いため、パーティ選びやパッシブスキル選びは必須である。
実装と共に追加された外伝「大好きの気持ちを…」ではお祭りに相応しくないガチ武器を持ってきてしまっていることをリンから突っ込まれている。また、外伝のエンディングは封印・烈火を遊んだ事のある召喚士には感慨深いものとなっている。
2021年4月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は攻撃された時か敵のHPが満タンの場合は戦闘中、敵の攻撃守備-5かつ奥義でダメージを与えると自分の最大HPの30%を回復する。これで耐えやすくなり、奥義を発動すれば体力が回復するさらなる個性を得た。
オスティア侯 ヘクトル
「俺はオスティア侯ヘクトル。
アルマーズと共に貴殿の力となろう。
…って、ガラじゃねえよな、こんなのは。」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | 天雷アルマーズ(専用) |
奥義 | 竜裂 |
A | 遠距離反撃 |
B | 迎撃隊形3→抑止隊形3 |
C | オスティアの鼓動(専用)→盟主の鼓動・承(専用) |
烈火の本編終了後にオスティア侯爵を継いだヘクトル。期間限定の火の伝承英雄である。
衣装は原作のグレートロード。
通常版とバレンタイン版のヘクトルと比べてHPは落ちているが攻撃はこちらが上で苦手な魔防が少し上がっている。
天雷アルマーズは周囲に敵より味方の方が多いと相手は追撃できなくなる。速さの低さをこれと迎撃隊形でカバーしており、遠距離反撃もできるため受け役として文句なしの性能。魔防はやや低いものの迎撃隊形+遠距離反撃で確実に切り返してくるため、特効などがない限り一撃では落ちにくい。
Cスキル「オスティアの鼓動」は1ターン目開始時に現在のチームで2体以下のタイプの味方の奥義を加速する専用スキル。
ただ重装特効の武器には弱い。また、Cスキルのおかげで重装パーティにはあまり向かないスキル構成になっているため、メンバーが厳選される形になる。逆に考えれば、バレンタイン版以外のリンやエリウッドと組みやすいということだが、伝承版リンとは属性が被ってしまっているので注意。
2019年4月以降は通常版のヘクトルが「ピックアップガチャ」のみの出現となったため、伝承ガチャのラインナップに入っているならフリーズと並んで一番狙いやすい「遠距離反撃」素材となる。また、現在はスキル継承が一度に4つ引き継げるようになっているため、重装ユニットに継がせるなら「迎撃隊形3」も一緒に引き継がせることができる。
2021年9月のアップデートで上方修正。
Bスキルは「抑止隊形3」へ。相手の奥義カウント変動量を遅らせるが自分のカウント変動量が上がらなくなるのでどう使い分けるかは召喚師次第。
Cスキルは「盟主の鼓動・承」へ。ターン開始時、部隊内での人数が2人以下の兵種に対して守備魔防+6と奥義カウントが最大なら奥義カウントを-1する始まりの鼓動に変更。
味方のサポートがより徹底された効果に変わった、重装定番の護り手とは同時に持てないため使い分けとなる。
2021年11月のアップデートで錬成武器対象に。周囲三マス以内に味方がいれば追撃不可が発動するようになり、さらに戦闘中、敵の攻撃守備-5の効果が追加。特殊錬成効果は敵に攻撃された時か敵のHPが75%以上の時は戦闘中、さらに攻撃守備-5かつ最初に受けるダメージを40%軽減する。
これで条件が緩くなって敵の弱体化と軽減効果で守備が格段に上がる新たな個性を得た。
大いなる重騎士 ヘクトル
「俺はオスティア侯ヘクトル。
何かに呼ばれた気がしたんだが…
ああ、敵ならこの槍で蹴散らしてやるぜ。」
属性 | 青 |
---|---|
兵種 | 槍/重装 |
武器 | マルテ(専用) |
奥義 | 華炎 |
A | オスティアの反撃(専用) |
B | 攻撃隊形3 |
C | 魔防の波・偶数3 |
第2回英雄総選挙で男性総合1位を取ったことで2018年8月から登場。兄ウーゼルをモチーフとした衣装をまとい、騎士バリガンの神将器、氷雪の槍「マルテ」を携えて登場。
今までのヘクトルとステータスを比べると通常版と伝承版を組み合わせたようなステータスに。
専用スキルの「オスティアの反撃」は遠距離反撃+鬼神金剛の構え。マルテはHP半分以上で切り返しの効果であり、「攻撃隊形」で攻め時も確定追撃でき、パワーを生かしやすい。その分重装特効には注意したい。「魔防の波・偶数」を持つので、魔法を受ける際には偶数ターンを意識して動きたい。
今や「遠距離反撃」の代名詞であるヘクトルだが、このタイプのみ反撃スキルが専用スキルとなっているので注意。それでも「攻撃隊形」も貴重なスキルであるため、素材価値は高い。
実装されて直ぐに査定・総合値に優れた、伝承チキが実装されやや厳しい評価が向けられていた…が、のちに大きく化ける事になる…
2020年9月のアップデートで錬成武器対象に。HP条件が25%以上と緩和して発動しやすくなるだけに足らずさらに重装特効無効に加えてデバフ無効とかなり盛られた。特殊錬成効果は敵に攻撃されるか敵のHPが満タンの時は戦闘中、攻撃守備-6かつ追撃不可。これで重装特効とデバフ無効で防御面と攻撃面が大幅強化する新たな個性を得た。これがいわゆる超英雄(期間限定)ではなく常設や確定で入手できたことも錬成後の総選挙ヘクトル大量発生の原因となっている、現在は排出率の高いリバイバルや星4チャンスで入手可能。護り手・遠間の適性も高いので当時はかなり重装されていた。
流石にインフレの状況には敵わず重装特効無効でも貫いてくる総選挙エイリーク、武器種特効+二回攻撃の伝承シェズ(女)、容赦ない高火力を繰り出すクリスマスディミトリなどの対抗策やそれ以上の優秀な重装ユニットが増えた事で現在はあまり使われなくなっている。
2024年3月から二度目の神装英雄。氷雪の槍「マルテ」に因んでニフル王国の衣装を身に纏った。
比翼の盟主 ヘクトル
「今年の収穫祭の会場はここか?
かわいい愛娘のためにも
参加させてもらおうか!」
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/重装 |
武器 | 魔月の祭器(重装特効)(専用) |
奥義 | 緋炎 |
A | 遠距離反撃 |
B | 追撃隊形・奇数3 |
C | 重刃の鼓舞 |
2019年10月に登場した超英雄。ここでやっと剣を用いて登場するようになった(しかもちゃんとお祭り用武器である)、見た目は杖であるが…。
姿は烈火の剣のエンディング後の髭を生やした姿で、幼いリリーナが一緒にいる。
伝承版と比べると攻撃と速さは上がったが守備が下がっている。ヘクトルの中では一番攻撃が高い。
初めて登場した新システムの英雄「比翼英雄」は自軍ターン中、任意で様々な比翼スキルが使用できる。
専用武器の「魔月の祭器」は重装特効に加え、奇数ターンか敵のHPが99%以下だと戦闘中、全ステータス+4と発動タイミングが少々特殊。
当然のように遠距離反撃を持ち、Bスキル「追撃隊形・奇数」は奇数ターンのみ自分は絶対追撃かつ敵は追撃不可の効果を持っている。体力が減っているか奇数ターンなら効果を発揮する癖の強いヘクトルになっている。
比翼効果は自身を中心にした縦3列にいる敵は固定ダメージ20を与えると広範囲版シンモラと言えばとても強力なのがわかるだろう。
その分、他のヘクトルとは違って赤属性であるため、ラインハルトやオフェリアには弱くなってしまっている。重装特効にも弱いのはもちろんだが、敵が「怒り」「大覚醒」「攻め立て」「待ち伏せ」などを持っている時に比翼スキルでダメージを与えてしまうと逆にスキルを発動させてしまいかねない。武器スキルとパッシブBがほぼ奇数ターン頼みなのも難点、偶数ターンでどう立ち回れるかがポイント。
2022年11月のアップデートで錬成武器対象に。超英雄だが初の比翼英雄サイドにも錬成が実装。
効果自体に変化はないが新しく最初に受けるダメージ軽減は敵が追撃可能なら60%、それ以外は30%が追加。特殊錬成効果は自分のHPが25%以上なら戦闘中、さらに全ステータス+4かつ敵の攻撃守備が自分の攻撃10%分減少。そして戦闘後、HP7回復。
これで敵の攻撃、守備面の弱体化に加えてHP回復とダメージ軽減で耐えやすくなる新たな個性を得た。
友との誓い ヘクトル
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/重装 |
武器 | 戦神の勇斧(専用) |
奥義 | 重装の聖炎 |
A | オスティアの心魂(専用) |
B | 迎撃隊形4 |
C | 盾の護り手・遠間3 |
2023年4月の超英雄で約4年ぶりに登場。子ども姿で実装。
今までのヘクトルでステータスを比べると守備と魔防は断トツのトップだが速さはかなり下がって全重装で4番目に遅い。
専用武器はキラー武器効果と自分のHPが25%以上の時は戦闘中、敵の攻撃守備-6かつキャンセル効果と受けるダメージを30%軽減。さらに周囲三マス以内に味方がいると敵の攻撃が12-敵の奥義カウントの最大値×2分減少する。
専用Aスキルは総選挙版と同じヘクトル専用の遠距離反撃で更に敵から攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中、敵の攻撃守備-8かつ攻撃でダメージを与えるとHPが7回復する。
新奥義は初の重装専用奥義。自分の守備40%分、奥義ダメージに加算。更に「自分もしくは敵が奥義発動可能状態」、「この戦闘(戦闘前・戦闘中)で自分もしくは敵が奥義発動済みの時」の2条件のいずれかを満たしてかつ敵が遠距離武器の場合は戦闘中、受けるダメージを40%軽減するが1戦闘で1度のみしか発動しない。奥義に分類するため、「狙撃」などの軽減無効は発動しない。ただしあくまで攻撃奥義なので「盾壁隊形」等の対象にならない。
杖を除いた重装全般に継承可能、特に盾奥義を装備できない遠距離重装には特に有用。
並大抵の攻撃には耐えられるが連続で戦闘すると流石に倒れる。重装特効や見切り追撃効果だと強みが減るのでその相手には要注意。
鋼の壮漢 ヘクトル(響心英雄)
属性 | 赤 |
---|---|
兵種 | 剣/重装 |
武器 | 盟友との絆の剣(専用) |
奥義 | 重装の聖炎 |
A | オスティアの血盟(専用) |
B | 正面隊形・敵方4 |
C | 鎧の護り手・遠・双 |
X | 響・遠距離反撃 |
2024年12月から響心英雄として登場。男性では初の響心英雄でエリウッドを模した衣装を纏っている。
子供版とステータスを比べるとHP、攻撃、魔防はかなり上がった。
専用武器はキラー武器効果に加えて自軍及び敵軍ターン開始時、周囲2マス以内に味方がいれば自分と周囲2マス以内の味方に守備魔防+6かつ防壁と見切りパニック付与。
もう一つは周囲3マス以内に味方がいると戦闘中敵の攻撃守備が自分の守備20%+6分減少して与えるダメージが自分と周囲2マス以内にいる味方のうちバフ合計値が最も高い値分加算して受けるダメージはバフ合計値が最も高い値の50%減少とキャンセル効果。見切りパニックのおかげで無効化できるので弱くなる心配はない。
専用Aスキル「オスティアの血盟」はHP5と行動後か飛空城防衛の敵軍ターン開始時に自分とその周囲2マス以内のマスに天脈・護を付与。
もう一つは敵から攻撃されるか敵のHPが75%以上の時は戦闘中敵の攻撃守備-10かつ敵の最初の攻撃前に自分の奥義カウント-2と奥義以外のダメージ軽減半分無効。ヘクトルにしては珍しく遠距離反撃を内蔵していないAスキルで防御に特化した効果になっている。
響心スキル「遠距離反撃」はお馴染み遠距離武器から攻撃された時、距離関係なく反撃する。
エンゲージ
第2弾DLCの紋章師として登場している。
「切り返し」を始め迎撃に適したスキルを揃える。
腕輪こと紋章士の補正は力・守備・体格と物理向けのユニットに向いている上、「重撃」により体格以上の武器を持った際に与ダメージが上昇する。重い武器を扱うキャラをがっしり補強してくれる。
絆レベル1の段階でも「切り返し」がつくため、高難易度でも攻速に構わず追撃できて非常に便利。
前作の時と違い、切り返しに敵の追撃を防ぐ効果は無いため注意。
エンゲージスキルは「鉄壁(敵から攻撃されたとき守備魔防を130%に強化)」
エンゲージ技は「止水雷轟の構え(1ターンの間敵からの追撃とブレイクが発生しなくなり、自分の攻撃で追撃が発生する)」で
他紋章士よりは控えめな印象だが、使い所さえ間違えなければ対多数相手でも受けさせる事が出来る。
エンゲージ武器の一つ「ルーンソード」は、魔法武器でありながら魔力を参照せず、力の50%を攻撃力として計算する。これは「烈火の剣」の仕様を再現したもの。
「烈火の剣」の時と違い、必殺は発動する。
ルナティックではAIの都合で固すぎると無視される様になり、魔法やチェインアタックの脅威も上がるため、慎重な運用が求められる。
関連イラスト
関連タグ
烈火時代
エリウッド:幼馴染。彼に助力すべく旅立って仲間に加わり、その一環で後述のリンディスと知り合う事になる
リンディス:エリウッドの知り合いであるキアラン公女。
ウーゼル:オスティア候家当主にして自分の兄。
フロリーナ、ファリナ:リンディスの親友であるペガサス三姉妹の三女と、その姉である次女。
レイヴァン:実家のコンウォル家がお取り潰しになった原因がオスティアの陰謀だと思い込んでいることから、その公爵家の侯弟であるヘクトルの命を狙っている。
封印時代
リリーナ:ヘクトルの娘。ゲームの進め方によってはリンディス、フロリーナ、ファリナの内一人が彼女の母親(ヘクトルの妻)になる。
その他
ナーシェン、ブラミモンド/ガングレト:同シリーズの中の人繋がり