概要
八神将の一人、雄大な体格の持ち主で人竜戦役の時代にアルマーズという巨大な戦斧を使って竜の肉を裂き骨を砕いた伝説の大男。狂戦士テュルバンその人。
未開地の西方三島で非業の死を遂げたと言われているが詳しいことはわかっていない。
また千年の時間の中でテュルバンとしての意識は消失してしまったのか、烈火の剣では意識がアルマーズと同化しており、洞窟の奥でただ「戦わせろ」との言葉を放ち続けていた。
小説版では人竜戦役の終わりに後の時代への憂いから魔竜の命を絶つことを支持していたが、ローランの烈火の剣を守るのが彼に仕えた戦士たちであるのに対してテュルバンの天雷の斧を守るのは人竜戦役時代に八神将とともに戦った者たちであり、彼自身は生前も孤独な人だったのかもしれない。
呪われし斧アルマーズ
テュルバンが人竜戦役の時代に使った斧であり「天雷の斧」の異名を持つ黄金の斧。
天雷の斧を手にしたものは安らかに生涯を終えることができず、血と鋼に満ちた戦場という狂乱の園で死を迎えることになるとも言われ、ヘクトルも死の宣告を受けたが、この呪いはエレブ大陸ではあまり伝わっておらず、作中でこの斧を手にして戦場で死を迎えた者はテュルバンとヘクトルのみの為、実のところ真偽はよくわからない。
実際に封印の剣でアルマーズを手にした戦士たちも戦いの後に戦場で命を落としたとの記録はなく、人竜戦役の完全な決着とともに斧の呪いも解けたのか、それとも呪いは迷信で最初からそんなものなどなかったのかは不明である。
しかし平和を望まずにテュルバンと同化して封印からの解放を求めたり、洞窟を訪れた賊が何かを感じ取ってアルマーズを求めるなど危険なものであることだけは間違いない。