神将器
しんしょうき
人間が大いなる魔力を込めて竜を滅ぼすために生み出した神の刃。千年前の戦いで人間に勝利と長年に及ぶ災害をもたらした。
悠久の時が過ぎて全盛期の力を失いながらも大量のエネルギーが残されており、危険さから各地に封印され、隠し場所には念入りに罠を仕掛けられていることもある。漫画『覇者の剣』ではその力を闇の一族・骸の民に狙われ各地から盗み出された。
以下の8つの武器が神将器として知られており、人竜戦役時の使用者「八神将」とともに伝承されている。
- 烈火の剣「デュランダル」
『烈火』では主人公エリウッドの専用武器で、「烈火の剣」という異名はタイトルにもなっている。
- 天雷の斧「アルマーズ」
狂戦士テュルバンの戦斧。西方3島に封印されている。守備+5。
『烈火』では主人公ヘクトルの専用武器。アルマーズの所持者は安らかに死ぬことができないとされるいわくつきの武器。
- 氷雪の槍「マルテ」
騎士バリガンの槍。寒冷地であるイリア地方に封印されている。技+5。
- 疾風の弓「ミュルグレ」
神騎兵ハノンの弓。ハノンの出身地であるサカ地方に封印されている。速さ+5。
専用武器ではないが、クロスオーバーなどではリン(原作では未使用)が使用していることも。
- 業火の理「フォルブレイズ」
大賢者アトスの理魔法。アトスの死後、ナバタ砂漠の理想郷に封印されている。幸運+5。
『烈火』ではアトス自身が持っている。『封印』では専用武器ではなく理Sに達した賢者が使用できるが、クロスオーバーではリリーナが使うことが多い。
- 至高の光「アーリアル」
聖女エリミーヌの光魔法。エトルリアの首都アクレイアにある聖女の塔に封印されている。魔防+5。
「烈火」ではアトスが持参しているが、クロスオーバーではギネヴィアが持っていることが多い。
- 黙示の闇「アポカリプス」
謎多き者ブラミモンドの闇魔法。ベルンの封印の神殿に封印されている。魔力+5。
- 伝説の剣「エッケザックス」
英雄ハルトムートの剣。ベルン王家に伝えられており、国王ゼフィールが所持する。普段は槍の形で、使用者の意志に応じて剣に変形するという特殊なつくりになっている。射程1-2。
英雄ハルトムートの剣。ベルンの至宝である炎の紋章の力がこめられており、その力をもってかつて魔竜を封じ込めた竜封じの剣である。射程1-2、守備/魔防+5。ロイ専用。
厳密には神将器ではなく、それらのさらに上位の武器。
- 竜の天敵のような存在のために神将器自身が竜を狩るものを自称したり、手にすれば自然と武器が反応して竜を斬り捨てるように動く。
- ドラゴンキラーとは完全な別物であり、神将器が相当の技量を要する武器なのに対してドラゴンキラーはそこそこの熟練者であれば扱うことができる。
- デュランダル、アルマーズ、マルテ、ミュルグレの由来は叙事詩ローランの歌。
- アポカリプスは啓示、天啓もしくはそれらを書き連ねた黙示録を意味する。
- デュランダルの柄には竜が描かれており、竜の気配を察知すると剣が光を放つ。
- 公式イラストのアルマーズは人の欲望を誘う黄金色をしている。
- フォルブレイズには火の鳥、アーリアルには翼の生えた乙女、アポカリプスにはキマイラのようなものが表紙に描かれている。
- アーリアルには竜を滅する以外に邪悪な存在へも強力な力を発揮する。
- ファイアーエムブレムヒーローズでは他のユニットには継承できない専用武器として登場。ただしバランスを考慮したためか錬成した封印の剣を除き竜特攻はついていない。
- またヒーローズのフォルブレイズは火の鳥ではなく火の玉のマークが表紙に描かれている。
カードゲーム「ファイアーエムブレム0(サイファ)」では、本編では使用者が定められていない神将器がそれぞれ特定のキャラクターに割り振られていたり、烈火の剣にて神将器を専用武器として使用していたキャラクターが別の神将器を装備したりしている。