概要
「ファイアーエムブレム 烈火の剣」の主人公、ヘクトルとリンディスのカップル。
礼儀正しい印象のあるリンだが、ヘクトルに対しては怒ったり失礼なことを言って喧嘩を売るようなシーンが幾度とあり、ヘクトルも口が悪くがさつな印象があるため、ファンの間では「ケンカップル」として扱われることも多い。
支援Aにした場合、終章間際の外伝にて一緒に過ごしていくうちにヘクトルの面倒見の良さや優しさに気づいたリンが自分の態度を謝るなど、専用会話が用意されている。
ヘクトル編ではさらに各所に二人の会話が用意され、リンのヒロインとしての立ち位置が強く見受けられる。
本編中のエピソード
※以下ネタバレを含む可能性があります。未プレイの方はご注意ください。
ヘクトル編16章 キアランの公女
戦闘中、リン⇔ヘクトルで会話が発生する。
初めて出会ったヘクトルを見て、リンは思うところがあったのか「あなたに言いたいことが…」と声をかけるが「今は忙しいからまた後でな。」と流されてしまう。
章クリア後にはエリウッドにヘクトルをオスティア候の侯弟と紹介されリンは驚愕し「この人の戦い方、ただただ力押しって感じで訓練を受けたようには…」「あんなに斧を振り回す戦い方は周りの者が迷惑よ」と言い、ヘクトルも「なんだと?」とキレそうになる。
ヘクトル編17章外伝 港町バドン
海賊船を頼ることを拒否したリン。彼女の両親が山賊に殺されたことをエリウッドから聞き、ヘクトルは「海賊はやめておくか?」と彼女を気遣う発言をする。
ヘクトル編18章 海賊船
海賊船上で不機嫌なリンに「この船の奴らはそんなに悪い感じは…」と話しかけるヘクトル。
リンは自分の親が殺された時の話をし「…あなたにわかる?その時私がどんな思いだったか!」と泣いてしまう。
ヘクトルは背中を向け「おまえみたいな気の強い女は泣き顔、見られんの嫌がるかと思って。」「俺も親、どっちもいねえから。」と彼なりの気遣いをし、自分の両親が死んだ時に人目を気にして泣けなかったことを語る。専用一枚絵まである。
クリア後は、敵の”匂い”が分かるというリンに「動物並みの嗅覚だな」と言い「ばかにしてるの!?」とリンの反感を買うが、その逆で、ヘクトルは感心しているらしい。
ヘクトル編19章外伝 魔封じの者
敵の妙な力によりイライラしていた二人は怒鳴り合いの喧嘩をし、その声で敵に見つかってしまう。クリア後はお互いが自分のせいだとエリウッドに謝る。
ヘクトル編21章 新たなる決意
リンはヘクトルのことを「口は悪いけど…意外といいヤツ。」とニルスに紹介する。「口が悪いってのと、意外は余計だ!」と言うヘクトルに、クスッと笑うリン。
ヘクトル編23章 生きた伝説
ニルスを肩車するヘクトルと隣で微笑むリンの一枚絵。
ヘクトルに優しくされ戸惑うニルスを見て、「日ごろの態度が雑だから誤解されるんでしょ?」とリンはこの頃にはヘクトルの根にある優しさに気づいている様子。
また、ヘクトル編でのみ、砂漠で追いかけっこするヘクトルとリンが見れる。
ヘクトル編26章 届かぬ手、届かぬ心
リンの嗅覚で敵の追跡に成功した一行。半信半疑だったヘクトルに「ふふっどう、ヘクトル?」とドヤ顔のリン。
敵の砦にノリノリで忍び込む二人を見て「どうして二人ともあんなに楽しそうなんだ…?」と呟くエリウッド。
ヘクトル編28章外伝 決別の夜
床が消えるトラップに「リン!」と叫ぶヘクトル。
その後、「へ、ヘクトル!あ、ありがと…さっき助けてくれて。」とたどたどしいリン。一人になると「何よ急に優しくなって…調子狂うじゃない…!」と呟くリン。支援Aじゃなくてもこれ発生するって何?
ヘクトル編31章外伝 戦支度
支援Aにしているとリン⇔ヘクトルで会話が発生。専用BGM「戦いの中のひととき」
今までのヘクトルへの態度を謝るリン。
「…一発殴って!そしたら、スッキリするかも!!」
「…勘弁してくれよ。女を殴れるもんか。
…まして、ほれてる女を殴れるわけねぇだろ。」
ここでニヤけたプレイヤーは多いはず。
ヘクトル編終章 光
支援Aにしているとリン⇔ヘクトルで会話が発生。
ヘクトルの背中で「泣けないあなたの代わりなんだから」と泣きじゃくるリン。え?抱きついてますよね?
「…死なないで…あなたは…絶対…」
「…わかってる。」
クリア後、一枚絵。リンを抱き寄せるヘクトル。近いって。
エピローグ
支援Aにしていると結婚する。おめでとう。
軍師なしでプレイしている場合、エリウッドにからかわれて照れるヘクトルが見れます。最高。
支援会話
C:「手合わせをしてみない?」と言うリンに重騎士並の鎧と剣士は相性が悪いため「やめといた方がいいぜ。」と答えるヘクトルだが、リンは自分が女だから力がないと決めつけられたと勘違いし、ヘクトルに決闘を申し込む。
B:決闘の後、あっさりと負けたリンは重騎士並の鎧をつけた斧使いを相手にする時用の突きを練習するなど一人で張り合う。「仲間なんだから張り合う必要はない」というヘクトルの声は届かない。
A:「戦う力が全てではない」と優しくリンに語りかけるヘクトル。
「…お前は弱くねえ。それは俺が保証してやる。ただ、俺が強すぎただけだ。」という言葉でリンはおかしくて吹き出してしまい、ヘクトルの世話好きな一面を意外がる。
ヘクトルは「別に、誰にでもってわけじゃねえがな。」と意味ありげな言葉を呟く。
「お、敵だ!遅れずついて来いよ!」「なによ!待ちなさいよ!」と二人は戦場へ向かう。
その他の作品
人気キャラなこともあり何かと実装される二人。似た系統の衣装もありカップリングで使用するユーザーも多いようだ。
- エクストラドラマCD ローランの継承者たち
ヘクリン専用BGM「戦いの中のひととき」が使用されている。
…エリウッドとヘクトルの支援会話A(回想)に。
ヘクトルとエリウッドの関係性を羨ましがるリンに、「う、なんだ…悩みがあるなら…俺が聞くぜ?」と優しく言った後、「なーんて言うわけないだろ!」と照れてごまかす可愛いヘクトルが聞ける。
DLCヘクトル外伝で専用会話がある。
「私を置いて一人で突っ走ったりしないでよ。」
「お前の背中はしっかり俺が守るさ!」