概要
『ファイアーエムブレム 烈火の剣』の主人公の一人エリウッドのこと。
何故そう呼ばれてるのか?
他の二人の主人公であるリンやヘクトルに対してバランス型という主人公らしい成長をするのだが、成長次第ではパラメータの伸びが今ひとつになることもある。
更にラスボスにデュランダルを使ったところボスに追撃された、というケースさえあり、ラスボス相手に迂闊に勝負を挑めない、というパラメータになってしまう場合もなきにしも非ずである。
これは、エリウッドのパラメータもそうなのだが、エリウッド専用武器であるデュランダルの重さがまさかの16ある点が問題点であり、エリウッドの体格はデフォルトで9であるため速さが7も下がってしまう。
ラスボスのノーマルでの速さは15であり、決して速さが特筆するほど高いわけではないのだが、このように速さが7も下がってしまうため、エリウッドの上位職であるロードナイトのカンスト値の速さ24あったとしてもボディリング(体格+2)を使わない限り追撃することは出来ない。更に、速さの成長が今ひとつで18以下になってしまった場合は逆に追撃されてしまう。
なお、今作のラスボスの攻撃力は39かつ防御無視(ルナのような性能)のダメージであるため、追撃された場合回避出来ない限り確実に死ぬ(自軍のHPは60が上限)。しかもラスボスの命中率は回避率が高いリンですら避けづらい代物である。結果として追撃されるパラメータの場合、まず死亡が確定する。
そんなエリウッドに対し、リンは速さに優れているし、ヘクトルは体格が高く力が高い等、特化型のパラメータ成長を遂げるため、弱いパラメータ、というのは存在することが多いが圧倒的に弱くなる事は少ない。
速さの面でいってもリンはともかく、ヘクトルでさえ普通に育てればラスボスに追撃されることはまずないことを考えるとどうしてこうなった……と言わんばかりである。
しかし、他二人のロードと違い騎馬ユニットであるため、移動力を使って救出に向かわせるなど、違った使い方をすることが出来る。
また、うまく育った時はバランスが良く頼りになるため、決して弱くはない。特に斧に強く、魔法もある程度受け止められる。
要するに、様々な不遇要素が重なってしまっただけである。
ただし……
能力や専用武器等様々な理由で幾度と無く不遇と称されるエリウッドだが、実はファイアーエムブレム史上初の竜と結婚した最初の人物であるため、もし彼がいないor結ばれる展開が無かったら種族の垣根を越えた恋愛が描かれる時は恐らくかなり先になっただろう。
ストーリーにおける彼の功績は紛れもなく凄いものであり、本シリーズにおける後日談に革新をもたらした。
尚、息子が竜石を持ってるかどうかは不明。まぁ彼と結ばれる相手は複数いるのでそこら辺は不明にしておいた方が辻褄合わせをするのに都合が良いと思われる。
余談
なお、蒼炎の軌跡の王女様かつ暁の女神の女王様を世間でこう呼ぶことはないが、蒼炎当時、劇中で彼女の存在を知らない一般人が「やつらは確か、エリ…なんとかと呼びかけておった気が……」と言ってしまったことはある。
ヒーローズ
配信開始時は主人公なのに星5排出の対象にされなかった(リンとヘクトルは最初から星5)。ただ、他の二人と比べて入手しやすいので限界突破をしやすい(育てやすい)強みはあった。
1年の時を得て、バレンタインの特別衣装のエリウッドが、重装・槍という貴重なタイプで登場した。
英雄総選挙では第1回でリン、第2回でヘクトルが第1位に輝いた中で、エリウッドは19位→13位と大きく引き離されていたが、2019年1月に開催された第3回では一気に2位に急上昇し、2019年6月末に一足先に伝承英雄が実装された他、2019年8月にはリンやヘクトルに続いて特別衣装(総選挙)verのエリウッドが登場することになった。
通常版もデュランダルに武器練成が追加され、更に特殊効果練成をすると自分から攻撃した際に攻撃+10、早さ+4と強力な効果が付き、速攻型ユニットとして磨きがかかったどころか普通に強力なキャラとなった。
2020年4月には月額有料コンテンツ「フェーパス」加入特典に神装英雄のエリウッドが追加され、通常版は全ステータス+2のステータスアップも受けることとなった。
もういずれのエリウッドも不遇とは言わせない。
注意
エリウッドの純粋なファンの中ではネタとしてでもこの呼び方を快く思わない場合もあるため、使い所は良く考えよう。