概要
『封印の剣』『烈火の剣』『覇者の剣』に登場するリキア同盟の領地の一つ。
主人公のロイやエリウッドの出身地であると同時に治める領地だが、土地柄に関する解説がほとんどなく、意外に不明な点が多い。『封印の剣』で戦場となるフェレ城周辺、および『烈火の剣』で戦場となる村長館周辺を見る限り、山に囲まれている上に海に面しており、大変自然豊かな土地ということが読み取れ、侯爵家を交えた収穫祭が年に一度開催されているあたり、海の幸も山の幸も豊富に取れると考えられる。
侯爵家が領民を大切にしているため、かなり住みやすい領地のようで、感想を求められたウィルは「いいところ」と即答し、ラウスに住んでいた村長の弟も(親族がいるという事情も関係していると思われるが)逃亡先にフェレを選んでいる。その風土によるものなのか、穏やかかつ大らかな性格の出身者がよく見受けられる。
有している騎士団の編成に関しても何ら説明がないものの、自軍に加入するのはソシアルナイトやパラディンばかりなことから、騎兵が主力と思われる。密偵を雇っているかははっきりしないが、少なくとも汚れ仕事はさせていないらしく、エリウッドはヘクトルから「裏の仕事」について聞かされた際には、忌避の感情を示している。
サンタルス侯爵家、キアラン侯爵家とはエルバートの代から親交があり、エリウッドの代ではオスティア侯爵家とも親しい間柄になっている。
また、キアランお家騒動では隣接する領主全員に働きかけて、騒動に干渉しない約束を取り付けられる上、作中で「リキアでも名門」と評されていることから、同盟内の序列は上の方に位置すると推察される。
なお、FEHではエリウッドが「フェレという国の公子」と自己紹介しているが、フェレは国ではなく領地の名前なので、これは明確な間違い。