ロウエン(烈火の剣)
ろうえん
フェレ騎士団の一人。騎士の叙勲を受けておらず、厳密には従騎士。
戦闘技術は優秀だが、マーカスにはよく叱責されている模様で、当人も謙遜している。幼い頃、山賊に襲われた村を颯爽と救ったハーケンに憧れ、騎士団へと入隊した。
マーカスから直伝された「腹満たされずして心もまた満たされず」がモットーで、いつも大きな非常食袋を携帯している。
祖父はエルバートの前の代のフェレ領主(つまりエリウッドの祖父)の専属料理人で、その影響から料理を始めた。
料理人としての腕前もなかなかのもので、父・エルバートが失踪し、食が細ったエリウッドを見かねたエレノアとマーカスの采配で、彼に食事を作らせた所、いつもよりエリウッドの食が進んだことがキッカケで、エリウッドの食事はロウエンが作るようになった。
食に対して特に情熱的で、自身が寝坊して朝食を抜いてしまった時は、失神したこともある。
少々天然で、レベッカの女心をまるで理解出来なかったり、エリウッドの話を聞く前に「食事を抜いた」と早とちりして食事を用意しに向かったりと、空回りすることもしばしば。
ストーリー終了後はフェレ騎士としてさらに精進し、あのマーカスに次ぐ実力者と称されるほどにまで成長したという。
またレベッカとはペアエンドがあり、その場合は前作封印の剣に登場するウォルトの父親となる。
渾名は、その前髪で目元を隠している風貌から「エロゲ主人公」であったり、あとは単純に「パイナップル」だったりする。
蒼炎の軌跡のタイトルが発表された当初は「ロウエンの奇跡」とシリーズのファンから弄られたこともあった。
能力値
兵種としては、前作よりも限界値が引き下げられたことでやや弱体化。
HP・幸運・守備・魔防が伸びやすい、防御面特化型。騎馬系としては比較的珍しい成長傾向を持ち、走る壁として活躍できる。このため、次回作以降のグレートナイトの前身であるとも言われる。一方で、力・技・速さといった攻撃面に関係した能力値は伸び悩むことが多い。
よく言えばやっつけ負けの心配が少なく、悪く言えば敵の数を減らすのにあまり向いていない。このあたりをどう見るかで評価が割れやすい。
支援関係
相手 | 属性 | 支援C | 支援B | 支援A |
---|---|---|---|---|
エリウッド | 理 | 31ターン | 41ターン | 41ターン |
マーカス | 氷 | 21ターン | 28ターン | 28ターン |
ハーケン | 炎 | 23ターン | 28ターン | 28ターン |
イサドラ | 闇 | 25ターン | 28ターン | 28ターン |
レベッカ | 炎 | 39ターン | 41ターン | 41ターン |
属性は炎。見事にフェレ一色の面子である。
足並みの合う騎馬系と組むか、軍のバランスを考えて歩兵と組むか、といったところ。ハーケンとレベッカは同属性支援となるため、移動力の差を埋められる腕があるのならこの2人が候補になるだろうか。
支援効果では攻撃面に大きく補正がかかる。弱点が補えると見るか、長所が伸ばせないと見るかで、これまた評価が割れる要因になっている。
単純に戦力として見るならば、攻守兼ね備えたアーマーナイトのほうが一枚上手なので、騎馬系の強みをうまく活かせるかが鍵となる。扱い方がなかなか難しい、割と上級者向けのユニット。