曖昧さ回避
+鎧を着た騎士、兵士の俗称。
+ファイアーエムブレムシリーズに登場する兵種・クラス 本項で説明
+聖剣伝説に登場するモンスター。主にシリーズ3作目のアーマー系列が必殺技や魔法に対するカウンターの脅威により有名。2作目から登場したターミネーター系列は3でも引き続きボスクラスの上級騎士の扱いで同様のカウンターを持つ。
+悪魔城ドラキュラシリーズに登場する古参モンスター。こちらは槍がメインだが斧を主軸としたアックスアーマーや上級兵士であるグレートアーマーなどが存在。
+SDガンダム外伝 円卓の騎士編の登場人物→鎧騎士ガンダムF90
概要
『ファイアーエムブレム』シリーズ第一弾『暗黒竜と光の剣』から存在する伝統的な重歩兵種で、ロボットと揶揄される程の物々しいフォルムが特徴。
重厚な甲冑を身に纏ってあらゆる物理攻撃を耐え、その後に浴びせる痛烈な迎撃戦法を得意とする重騎士の基本職。
構成
兵種の特性は見た目通りであり、HPや守備の成長率は随一で力も高い反面、技や素早さの成長率は極端に低い偏ったステータスを持つ。
また、機動力についても普通の歩兵系よりさらに移動歩数が少ない上、騎兵並に地形の影響を受けるため、運用には多少の難を要する。更に、魔法防御の低い個体が多く、魔法は勿論、アーマーキラーやハンマー等の特効にも注意が必要。
基本的には槍を使用するクラスであるが暗黒竜と光の剣のみ剣も使用でき、『聖戦の系譜』『暁の女神』では剣・槍・斧の使用武器ごとに兵種が分割されている。
上級職
クラスチェンジによってジェネラルとなるが、移動力が低い分能力上限が高く設定されていることが多い。
追加で使用できるようになる武器は様々で、槍だけ・剣・斧・弓・剣と斧・全部OKの全ての事例がある。さらに兵種スキルとして、「大盾」を備えていることが多く、防御面にさらなる磨きが掛かっている。
『聖戦の系譜』では、ジェネラルの性能からさらに強化された敵専用のバロンやエンペラーも存在する。
『聖魔の光石』以降は騎兵ユニット随一の直接戦闘能力を誇る「動く砦」であるグレートナイトへの道も用意された。アーマー系と騎馬系(後に獣系)双方の特効を受けジェネラル程は能力上限が高くないという弱点と、最大の欠点であった機動力が下級騎兵並となり近接武器3種を操ることができるという利点を持っている。
名前について
「将軍」という意味しかない「ジェネラル」がアーマーナイト系の上級職である理由は、初代暗黒竜で「しょうぐん」という設定上も将軍で主に敵将として登場するクラスがアーマー系のクラスであった(※クラスチェンジできるわけではない)ことを引き継いだためと思われる。
リメイクでは彼らもジェネラルになっている。
また、やたらデカい肩当てやロボットのようなフォルムもこの時から続いている。
特徴
味方キャラの場合、ドーガを始めとする速さが補強された壁に最適と言えるタイプと、ロジャーのように「固い!つよい!おそい!」タイプの2種類が存在する。
他の兵種と比べて育成の目安となる成長指針が明確であり、レベルアップの際の能力値吟味、または弱点を補強する各種強化アイテムの利用によって汎用性の高い戦力に育てやすい。
敵として登場する場合、門番やボスの護衛として配置されたり、ボスとしても正攻法が通じない再序盤の強敵として立ちふさがることが多い。
前述の魔法や特効武器が一番有効だが、ロードの初期装備である剣に相性の良い槍のせいで攻撃が外れてしまったり、間接攻撃の反撃や回復のリソース不足で思わぬ事故を招いてしまうハイリスクな立ち回りを迫られる事もあるので、戦う際には綿密に計算しておく必要がある。万一攻撃を外してしまった時にリカバリーできる手段を用意しておくといいだろう。
シリーズ通なら物理特化要員に相性の良い鉄の武器(相手が槍装備なら斧で戦う等)で手堅く……といった戦術もとれ、好敵手ともなりうる。
最も弱かったのは『聖戦の系譜』の時で、移動力が重視される広大なマップ、それに合わせた騎兵および軽歩兵ユニットの極端な増加、防御よりも回避が有効な避けゲーであったことなど悪い要素が重なり
味方ユニットとしても扱いが弱く、前編のアーダン(ソードアーマー)、後編のハンニバル(ジェネラル)しか登場しない。かくして、アーマーナイトを主戦力に起用する行為は即ち「縛りプレイを楽しむお遊びの一つ」を意味することとなった。
それ以降、性能面とキャラクター面の双方において兵種や武器種のバランスを取るような調整が徐々になされるようになっていき、アーマーナイト系もその調整を受けることになった。
本格的なテコ入れが入ったのは烈火の剣からで、低移動力の補填として能力上限の合計が全味方クラス中最高となり、高いステータスを持つオズインなど、味方も強くなった。
それ以上に大きかったのは、事実上アクスアーマーであるロードのヘクトルが所謂もう一人の主人公として主人公に抜擢されたことで、斧歩兵にして重歩兵かつ主人公というこれまでなら弱い要素の塊でありながら物凄く強かったため、以降の武器全体のバランスやら主人公像やらにまで広く影響を与えることになった。
暁の女神でステータスの傾向に再び調整が入り、クラス的な立ち位置が少し変化した。
この作品では守備上限がドラゴンナイト系よりわずかに低くなってしまったが、これまでは低く設定されていた魔防が標準より高くなりそれまでの物理に強く魔法に弱いという位置づけからあらゆる攻撃に対して隙の無い防御が可能なクラスに変化した。
これによって、天敵が魔法系よりむしろ単純な攻撃力が高い斧歩兵系になり、これまであまり強くなかった斧歩兵系に活躍の場が生まれることとなった。
ifにおいて、「守備隊形」という自分が追撃できなくなるものの、相手の追撃を封じることができるという非常に強力なスキルが登場。アーマー系はどれも速さに難があり、追撃しにくく、また追撃を食らいやすいという側面があったものの、このスキルの登場によって、追撃を受ける可能性が高いというクラス上最大のデメリットを解消するに至った。回避率はあまり期待できないものの、被弾しようとも持ち前の防御力で耐えることができる。「固い、強い、遅い」ではなく、「固い、強い」となった。もし、アーダンが「If」の世界に生まれていたら・・・。
風花雪月では中級職に「アーマーナイト」、上級職に「フォートレス」、最上級職に「グレートナイト」が登場する。アーマーナイト系になるには「重装」と「斧術」の技能を上げる必要がある(グレートナイトに進むなら「馬術」も必要)。
今作は全てのキャラクターがアーマーナイトになることが可能。ただし、魔道士タイプの成長をするキャラは重装や斧術が苦手な傾向にあることが多く、目指しにくくなっている。それでもアーマーナイトの資格さえ取れれば合格時にクラス補正で低い守備を底上げできる場合もあるため、茨の道だが全く無駄というわけではない。
成長率面では速さにマイナス補正がかかる(フォートレス以外は魔防もマイナス)のでユニットを選びやすいが、重さを軽減できる兵種スキルや、技%でダメージを半減させる「大盾」などスキル自体は優秀。たとえ資格がとれなくとも、重装スキルCで「重さ-3」、Bで「ぶちかまし」、A+で「重さ-5」、S+で「重装特効無効」が習得できる。通常のプレイではS+までいくことはまず無いのが惜しいところ。
エンゲージでも登場したが、元々クラスごとのステータスの偏りが超デカい作品であるため元々キワモノであるジェネラルの上限値は守備55、速さ17、魔防16、という異様なものになっており、守備はアーマーでないクラスより15以上も高くあらゆる敵から2回攻撃されるがそれでも物理攻撃ならそれでも平気というトンデモ性能となっている。著しく魔法に弱いが、今作はUIが良く出来ているため魔法ユニットがいればすぐに判別できるのでストレスは多くない。
そのため、グレートナイトが旧来のジェネラルくらいのステータス配分(魔防は低いが)と使用感となっている。
また、今まではジェネラルになると重装化していたが、今作では重装化というより洗練化されアーマーナイト時は鈍重な鎧なのが、ジェネラルになると曲線を多用した輝く鎧になる。
ヒーローズでは移動タイプ「重装」として登場。
過去作でアーマーナイトだったキャラや、ハーディンやゼフィールなどの重装備な敵専用クラスだったキャラもこれになっている。アーダンもようやく守備隊形を覚えられる作品に来たが、守備隊形を覚える枠に強力な専用スキルを引っさげてきたのでどちらを選ぶか悩ましいところ。
全体的にHPや物理防御が高く設定されており合計値では時にマムクートすら上回る物凄いステータスを持っている反面、移動力が歩兵の半分で僅か1マスしかないためく扱いにくさもかなりのものである。
ただマップの狭さ、アメリア等が持つスキル「重装の行軍」・聖印「重装のブーツ」・補助スキル「引き戻し」「入れ替え」などによる移動補助が可能であることや、「回避」が存在せず敵の攻撃は「受ける」システムのため、重装が活躍しやすい環境は整っている。遠距離反撃が可能だと大幅に使いやすくなり、防御地形に居座ればまさに難攻不落となる。実際防御地形の無かった初期からヘクトルが強キャラとして活躍してる他、漆黒の騎士はソシャゲーの配布キャラとは思えない程に高性能なキャラとして話題になり、入手イベントが終わった後も初心者応援パックとして2020年4月8日までショップにもオーブと合わせて格安の値段で鎮座していた。ただし、物理に強くかつ魔法攻撃が可能なマムクートが弱点。
ゲーム展開が長くなった現在では魔法・弓・暗器・杖の遠距離タイプの重装ユニットや、マムクートや獣の重装ユニットも登場している。期間限定の重装キャラも多いが、その高ステータスや専用スキルで環境の一部になることも多くなった。なお、何故かクリスマスバージョンのキャラクターは2020年版までは全員重装ユニットで登場している。
暗黒竜と光の剣
クラス
ファイアーエムブレム外伝
クラス
紋章の謎
クラス
聖戦の系譜・トラキア776
クラス
- ソードアーマー(剣)→ジェネラル(剣・槍・斧・弓)
- ランスアーマー(槍)→ジェネラル(剣・槍・斧・弓)
- アクスアーマー(斧)→ジェネラル(剣・槍・斧・弓)
- ボウアーマー(弓)→ジェネラル(剣・槍・斧・弓)
- バロン(剣・槍・斧・弓・炎・雷・風・杖)※敵専用、レプトールは特例で魔力30(通常上限は22)
- エンペラー(剣・槍・斧・弓・炎・雷・風・杖)※アルヴィス(『聖戦の系譜』第二部)専用
スキル
- ジェネラル:大盾(一定確率でHP吸収以外を完全無効化)
- バロン:大盾
- エンペラー:大盾、カリスマ(周囲3マス以内の味方全員の命中率+回避率10%上昇)
封印の剣・烈火の剣
クラス
聖魔の光石
クラス
- アーマーナイト(槍)→ジェネラル(剣・槍・斧)orグレートナイト(剣・槍・斧)
スキル
- ジェネラル:大盾(一定確率で状態変化以外を完全無効化)
蒼炎の軌跡
クラス
- 重歩兵(槍)→ジェネラル(剣・槍)
奥義
- ジェネラル:月光(攻撃目標の守備力+魔法防御力半減)
暁の女神
- 剣重装兵(剣)→剣武将(剣・槍)→将帥(剣・槍・斧)
- 槍重装兵(槍)→槍武将(槍・斧)→将帥(剣・槍・斧)
- 斧重装兵(斧)→斧武将(斧・剣)→将帥(剣・槍・斧)
- 漆黒の騎士(剣・槍)※漆黒の騎士専用
奥義
- 将帥:月光(攻撃目標の守備力無視+ダメージ3倍)
- 漆黒の騎士:月光(攻撃目標の守備力無視+ダメージ5倍)
新・暗黒竜と光の剣・新・紋章の謎
クラス
- アーマーナイト(槍)→ジェネラル(槍・弓)
- 皇帝(槍)※ハーディン(『新・紋章の謎』)専用
覚醒
クラス
- アーマーナイト(槍)→ジェネラル(槍・斧)orグレートナイト(剣・槍・斧)
スキル
- アーマーナイト:守備+2、屋内戦闘(屋内またはそれに準ずる地形上での戦闘時に命中率+回避率10上昇)
- ジェネラル:守備の叫び(「応援」コマンド使用時、1ターンのみ自分の周囲3マス以内の味方全員の守備力4上昇)、大盾(一定確率で全物理ダメージ半減)
- グレートナイト:月光(攻撃目標の守備力+魔法防御力半減)、デュアルガード+(デュアルガード発生率10%上昇)
if
クラス
- アーマーナイト(槍)→ジェネラル(槍・斧)orグレートナイト(剣・槍・斧)
スキル
- アーマーナイト:守備+2、閉所防御(地形効果を持たない場所での戦闘時に被ダメージ-3)
- ジェネラル:守備隊形(双方の追撃効果停止)、大盾(技%で剣・槍・斧・獣石・絡繰ダメージ半減)
- グレートナイト:月光(攻撃目標の守備力+魔法防御力半減)、金剛の一撃(自分から攻撃時、物理ダメージ-10)
風花雪月
クラス
※今作は技術さえあればアーマーナイトを経ずともいきなりフォートレスやグレートナイトになれる。
- アーマーナイト(斧C・重D・中級職)→フォートレス(斧B・重B・上級職)→グレートナイト(斧B+・重A・馬B+・最上級職)
スキル
- アーマーナイト:金剛の一撃(自分から攻撃した時、守備+6。兵種マスタースキル)
- フォートレス:斧の達人(斧装備時、攻撃+5)、重さ-5、大盾(剣・槍・斧・格闘のダメージを確率「技%」で半減させる。兵種マスタースキル)
- グレートナイト:再移動、槍の達人(槍装備時、攻撃+5)、斧の達人、守備の覚醒(HPが25%以下の時、守備+8。兵種マスタースキル)
エンゲージ
クラス
- ソードアーマー(剣)・ランスアーマー(槍)・アクスアーマー(斧)→ジェネラルorグレートナイト
※今作では武器の素質があればクラスチェンジ時に武器種を変更できる。ジェネラルは剣・槍・斧のうちから一種類、グレートナイトは二種類選択。
スキル
- ジェネラル:入れ替え(隣接する味方と位置を入れ替える「入れ替え」コマンドが使用できる)
- グレートナイト:護衛(味方と敵の間に自分がいる場合受けるダメージ-3)
アーマーナイト・ジェネラルは相性が不利な武器で攻撃されてもブレイクしない。