概要
『暗黒竜と光の剣』およびリメイク版の『新・暗黒竜と光の剣』・『新・紋章の謎』に登場。
グルニア軍のアーマーナイト。天涯孤独な身の上で、友達も恋人もいない。
戦争を嫌ってはいるが祖国を裏切れず仕方なく戦っている単純な性格の男。
『暗黒竜』において港町ワーレンで戦うアーマーナイト軍団の中にいる。
シーダの美貌と「あなたは愛を信じますか」の台詞を含む勧誘じみた説得でアリティア軍に寝返る。
他のアーマーナイトたちとまとまって進軍してくるうえシーダの天敵である弓系のユニットが敵軍に多いため少々厄介。
SFC版『紋章の謎』では容量の都合の為か、出番が削られ登場はしない。
『新・紋章の謎』ではカシミア大橋の守備に当たっており、再びシーダにより説き伏せられ「あの時とは違う」と言ってはいたものの結局仲間になる。
FC版のシーダとの会話ですでにダメ男オーラを醸し出しているものの、それ以降台詞はなく、クリア後の後日談も特徴のないものだったのでキャラクターはハッキリしなかった。
その後DS版にて拠点会話が追加されたことにより「非モテなのに無駄に高い理想を持って恋愛に飢えており、女性に対して幻想・妄想を抱いている」という、強烈なキャラクター付けがなされた。天涯孤独という生い立ちの中でいきなり美人のシーダに出会ってしまったものだからこうなるのも仕方ないのかもしれない…
似たような性格としては前任ではガトリー、後任ではヒナタなどがいるが、美人に弱く惚れっぽいだけだった彼らと比べると、恋愛に飢えていて、女性に対して高い理想と幻想を持っているだけで、理想を満たしていればどんな女性でも良いと、言い切ってしまう彼は2人とは比べるまでもない完全なダメ男である…
あまりのダメ男っぷりにマイユニットの男女共に呆れられてしまうのだが、マイユニットが女性の場合は告白をはね退けられてもそれをツンデレだと思い込むという追い討ちを仕掛ける謎のポジティブさを持っている。まあ、すぐ否定されるのだが…。
結局、最後にマイユニットから「もしかしたら待ってる人がいるかもしれないから、積極的に話しかけてみては?」と助言をもらって納得して去っていく。助言自体は悪くはないのだが、理想が高い彼のことなので何かのトラブルを招きそうであり、マイユニットも「これで良かったのか?」と悩むことに。
エンディングではマリーシアを口説いていたが、ものの見事にふられた。
結婚願望が強いらしく、散り際の台詞は
「死ぬ前に・・・・結婚して・・・・みたかったなあ・・・・」(DS版)
…挫けずに頑張って欲しいものである。
ユニット性能
登場作品ではプレイヤーにとってドーガに次ぐ2人目のアーマーユニットとなる。
参戦時の初期ステータスは典型的なアーマー系統の「固い・強い・遅い」が揃った性能。
特に守備は参戦マップ時点での水準にしてはかなり高く、同マップの敵騎兵をダメージ1や0でしのぐことができる。生い立ちからあまり運がよさそうには見えないが、FC版・DS版ともになぜか「運」の成長率がトップクラスに高く、壁役としては被必殺率に関わるので悪いことではない。
ただし初期値の高さの反面、守備の成長率が低いのでそれ以上あまり固くならない。優秀な成長率を持つ味方ユニットが多く、クラスチェンジの恩恵が大きいパラディンやドラゴンナイトに追い越されてしまうかも……。FC版ではクラスチェンジできない点に注意。
新紋章では成長率が良くなった…というか「兵種Bタイプの下級加入」としては最高の合計値を持つ。
オグマや本作屈指の強キャラであるバーツよりもHP以外の成長率全てで上回る程である。
先述の通り幸運が高すぎるせいもあるのだが力や守備も高いほうで、例えば同職のドーガと比較した場合、速さがわずかに負けているだけで力と幸運が大幅に勝るため、実はかなり高性能な部類である。
育てれば最後まで活躍してくれるので、面白いと思ったら使ってみるのも良いだろう。
欠点としてはHPの伸びが少しだけ悪い点があるが、それ以上に受けられる支援効果が少ないのが問題である。
DS版からは非モテキャラとなってしまった彼だが、前述の通り幸運が高いので、いつかきっと素敵な相手が見つかることだろう……そう信じよう。