ゲーム概要
正式名称は『モンスター娘TD ~ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています~』。
ミストトレインガールズで知られるクリエイティブチーム『くまさん』提供の第2弾ゲームとなる。
因みにそれと同じく、(本作は対象年齢16歳対象)のプレイストア版が配信されている。
R-18版は『モンスター娘TD ~ボクは絶海の孤島でモン娘たちに溺愛されて困っています~X』として運営されている。
略称として「モン娘TD」が使用される場合も。
2022年3月14日にアーリーアクセス開始。
モンスター娘と呼ばれる存在が住まう絶海の孤島『ゲシュペンス島』を舞台に、プレイヤーは島の外より攻めてくる密猟者をはじめとした人間達を撃退していく。
同年5月9日より正式サービス開始。
それ以前にも3月7日から公式より同人版が先行販売、本編の先日談であり、ゲームにいち早く触れられる体験版のような位置付けとなっている(おまけでゲーム内で利用できる特典付き)。
こちらは完全R-18なためプレイの際には注意。
2022年9月30日にファミ通文庫からノベライズ版が出た。
執筆者は本ゲームのメインライターである竹井10日。
イラストは有河サトルが担当。
なお初版では【スライム娘】リンの限定着せ替え「リンのおハーブ服」解放のシリアルコードがついている。
ちなみに、このノベライズ版、企画時に担当編集による「配信タイプのゲームは配信が終了してしまうと本編のお話がもう読めなくなってしまう。そうした未来の遺産として、本編のお話をノベライズという形ででも遺せれば嬉しい」という意図のもと、本編メインシナリオの内容を沿う形になっている(シリーズが続けば、イベントシナリオノベライズやノベライズオリジナルストーリーの導入もありえる事が言及されている)。
ゲームシステム
タワーディフェンスというジャンルを受け入れてもらいやすいようにユニットの能力が高めに設定されている。
主なゲームシステムは千年戦争アイギスや御城プロジェクト:RE同様のタワーディフェンスに分類されるが、マスへの移動や獣神召喚による一発逆転などの独自のシステムが話題となっている。
キャラの配置・選択時
千年戦争アイギス・御城プロジェクト:REと異なる点として、キャラを配置する際や配置されたキャラを選択した際にスローモーションになることが挙げられる。
またその際に射程円が表示され、範囲内にいる敵・味方には「ターゲット」の文字が表示され攻撃・回復などの能力が及ぶかという情報が分かりやすくなっている。
マスへの移動
キャラをマスに配置して敵を迎え撃つのがゲームの基本だが、加えてマスからマスへの移動が可能となっている。
キャラの配置と共用のコストを用い、近距離ほど必要なコストが低い。
先走って敵の進行ルートと逆のマスに配置してしまったときのリカバリーや、前線を押し上げて積極的に敵と交戦するなど、戦略次第で様々な戦い方が構築できる。
一部のキャラには配置時に発揮する効果があるが、マス移動での再配置によってもその効果を発揮する為、強力な配置時効果のために反復横跳びさせる戦術も存在する。
その他、敵の中にはマスにスリップダメージを付与するものも存在し、被害を最小限に食い止めるための離脱として必要となる。
マスは敵を足止め可能な近距離用、遠隔攻撃でしか攻撃を受けないが足止めは不能な遠距離用、両方が置けるALLマスの3パターンがある。
遠距離ユニットは配置できるマスが独立しており移動不可のステージが多いが、飛行能力のあるユニットはそれを無視できる。
スキルオート機能
本作にはスキル自動発動が実装されており、ボタン一つで配置中のモン娘のスキルを発動させられる。
ONにし続けていれば、スキルCTが貯まった瞬間即時発動。
慣れれば陣形を組んで後は、放置でクエストを進められる。
早い話、アイギス経験者向けにざっくり説明すると某帝国元帥の自動発動標準装備。
それも任意、かつ各キャラ毎にON/OFF可能。
そして、アイギスの方にも2024年6月に実装されることとなった。まさかの逆輸入である。
極めつけて言えば、『超タワーディフェンス祭り』経由で城プロにも類似機能が実装されることに。ただし、こちらは一部に関しては非対応。
属性
本作には属性の概念があり、『火』『水』『風』『地』『光』『闇』の6つに分かれている。
マップによっては色付きのマスが用意されていることも有り、そこに対応するモンスター娘を配置すると攻撃力や射程などのステータスが強化される。
また、種族特性による効果や一部コンテンツ(らんちき大乱闘)にも関係してくる。
獣神召喚
強力な切り札となるシステム。
敵を一網打尽にしたり、広範囲の味方を補助したりと効果は様々。
左上にアイコンが用意されており、最初は使えないがチャージが完了すると使えるようになる。
アイコンからドラッグすると射程範囲が指定され、発動したい箇所に効果対象となる敵、もしくは味方を重ねて離すと発動する。
なるべく多くの対象を巻き込むようにして使おう。
それぞれ回数制限が設けられており、要所で使う必要が出てくる。
しかし、2022年11月27日のアップデートより、出撃コストを消費して召喚回数を回復できるようになった。
しかし、回復が重なるごとに要求値も増えていく為、やはりここぞというときに使うべきである。
サブスキル
モンスター娘に装備できるサブスキル。
主にダンジョンクエストを攻略し、攻めてくる敵の人間キャラを撃退することによって一定確率で手に入る。
装備するだけで効果を発揮し、単純にステータスを強化するものから、条件を満たすことで効力を発揮するものまで様々。
ちなみに、設定上でのサブスキル入手方法は人間を『お仕置き(性的な意味で)』する事で、魂の綻びをウンタラするとのこと。
メインストーリーでいきなりそのシーンが差し込まれる場合もある為、閲覧する時には注意(R-18限定)。
また、プレミアムダンジョンにてレジェンドレアスキルを入手すると……?
キャラクター
他キャラクター及びモンスター娘はリンク先参照
主要キャラ
ユーザーの分身となる存在。
記憶喪失の状態でゲシュペンス島に流れ着いた美少年であり、であり、その美貌と可愛らしさは『創世記の少年』の再来と称された。
モンスター娘の自由奔放さに振り回されながらも(性的な意味で)彼女達とふれあい、時に彼女達を率いて悪い人間達と戦う。
顔の割にはなかなか立派なモノを持っている模様。
ノベライズ版ではビビ神によってエミリアムというデフォルトネーム(仮名)を授けられている。
本作のナビゲーションキャラ。
愛称は『ビビ神』で、身長は20cm。
主人公に名前を覚えてもらえず、ヴィブラスラップさんなど主にヴィで始まる適当な単語で呼ばれる。
いざという時には獣神としての力を解放することができ、デフォルトで獣神召喚に編成されている。
モンスター娘
ゲシュペンス島に住まう多種多様なモンスターがショタに受け入れてもらいやすくなるなるように少女の外見になったもの、ユーザーの手足となり戦う存在。
神話や他所のゲームなどを履修している人にはお馴染みの者から、ワーペンギンなど個性的な者も揃っている。
何より共通して言えることは主人公の事を溺愛しており、あの手この手と誘惑したり、時には実力行使でエッチな事に持ち込んだりしてくる。
世界観が(ブラックも含めた)ギャグに振り切っているゲシュペンス島で暮らしているからか雰囲気が若干緩い。
この美少年好きはモンスター娘の本能であり、雰囲気が緩い方がショタに受け入れやすいからだろう。
反面、シリアス展開が続くと思考がバグりやすく、コラボイベント「異世界えいりあん」では異世界からの脅威に直面してパニックに陥った。
レアリティは『コモン』→『レア』→『エピック』→『レジェンド』の4つに分かれている。
モンスター娘紹介(一部抜粋・記事ができるまでの暫定)
各キャラクター名は『【〇〇娘】個人名』という記法で統一されており、他作品とタグが被る心配は無い。
名前はモデルに由来しているものと、恐らく元素から取られているものがいる。
プラチナ、テルル、タンタルなどスバリなものやアスタチン、アメリシウム、ローレンシウム、オキシジェンなどを区切った者。ペリリやクロミの様に一部を変えたケースも。
主人公が最初に会うこととなるモンスター娘。
序盤で希少なヒーラーとして役立ってくれる。
物理防御が高く、スキルは挑発で敵の遠距離攻撃を引き付ける。
彼女曰く「主人公の前世はスライム」らしい。
主人公が最初に会うこととなるモンスター娘、なのだが正体は異世界転生者。
現代知識で無双したいのに、周りにはファンタジー世界の住人だと思われている。
弓の使い手で、離れたらところでも敵を射ってくれる。
スキル後のスタンに、気を付けよう。
下半身は馬のそれだが、だからといってケンタウロス娘と間違えるとブチギレるので注意。
背中の翼が小さい事を気にしている。
スズの幼馴染み。
主人公と行動を共にするモンスター娘の1人で有り、元ネタからしてやはりというべきかかなりスケベな性格をしている。
チュートリアルの報酬で貰えるが、レアリティの割にはかなりの高性能であり、スキル中の範囲全体魔法攻撃と男性デバフはかなり強力。
主人公争奪戦でドラゴン組に入り争ったが、なんやかんやあって主人公の仲間としてレギュラー入りしたモンスター娘。
後方理解者ヅラが目立つが、それ以上に周りのモンスター娘がフリーダムが過ぎるためにツッコミ役に回りがち。
寝室について
R-18におけるモンスター娘ジャンルでは、しばしば強大なモンスターの力を持つ相手にいいようにされたい女性優位系の性癖が付随する例がある(他の代表例では、Hシーンのほとんどが敗北Hであるもんむす・くえすと!シリーズなど)。
本作でもそれに沿うように主人公が力の弱いショタと設定され、いわゆる寝室シーンには逆レイプなどの女性優位シチュが多く、ややM向けでマニアックな性癖を押さえたものとなっている。
一部には主人公が、後ろを責められるシーンもある程。
また、シナリオ中では倒した女キャラをモンスター娘が襲うシーンもあり、百合・レズ性癖者にも嬉しいところ。
余談
物語の主な舞台となるゲシュペンス島のゲシュペンストとはドイツ語で「幽霊」「亡霊」「幻」を意味しており、直訳すると「幻の島」と言った所か。
関連タグ
タワーディフェンス エロゲ モンスター娘 魔物娘 おねショタ ドMホイホイ
千年戦争アイギス・御城プロジェクト:RE・俺タワー:DMMのタワーディフェンスゲーム繋がり。
但し城プロと俺タワーは全年齢向け作品である。
後にアイギスと城プロとは共同で『超タワーディフェンス祭』のイベントを2022年4月から実施することが判明した。
超タワーディフェンス祭は5月で終了しているのだが、城プロ及びアイギスでも行われていた相互プレイキャンペーンにモンスター娘TDを加えて継続される事になった。
もんむす・くえすと!:モンスター娘を題材にしたエロゲ繋がり。
2月20日に、コラボが開始された。
ティンクルスターナイツ:モンスター娘TDと同様にくまさんチーム開発。
同作のリリースを記念し、花騎士、ミストレも加えての、4作品で合同キャンペーンを行うことに。
ガールズクリエイション:クルスタと同様にくまさんチーム開発。
クルスタはどちらかと言うと既存IP利用作品だが、こちらは他のくまさんチーム作品と同様にオリジナル作品に該当。
後にこちらのサービス開始とともに合同キャンペーンが実施される。