概要
詳細は「レズビアン」の項目を参照のこと。
この呼び方には侮蔑的なニュアンスが込められてきた経緯があり、当事者の間では「ビアン」と略す方が良いとされてきた。
しかしながら、その呼称は全くと言っていいほどノンケには広まらず(先方記事の閲覧数・タグ登録数と比較すれば一目瞭然である)、そうこうしている間に同性愛者への偏見自体が和らいできた事から、現在では批判して事を荒立てるよりも「レズ」という響きの方に親しみを込めた方が早いとする当事者も出てきている。
「ビアン」を広めたところで、それに悪意を込めて使われたら堂々巡りになるだけであると考えれば、ある意味合理的と言える。
フィクションの世界では、そもそも部外者であるノンケ男性向けのポルノが大半を占めるという事もあり、一貫して「レズ」呼びが基本となっている。
演者の方もほとんどが男性とも絡むノンケやバイセクシャルで、本当にレズビアンである者は一握りもいないとされる事から、今後も大きな変化は生じないと思われる。
pixivを含む二次元では、「ガチ」なものを「レズ」、そうでないものを「百合」として区別する風潮があった。
これに対し、そうした捉え方自体が差別的であり対立煽りにもなりかねないとする批判があり、現在は内容にかかわらず「百合」扱いとするか、両タグを併記する作品が増えてきている。
ただし後者の対象はR-18かそれに近い内容のものが有意に多く、上記の風潮が完全に無くなったとも言い切れない。
こうした背景からR-18比率がかなり高くなっており、「百合」が約半数で推移しているのに対し、こちらは9割近くを占めている。