貝合わせとは
大きく分けて3つの意味がある。
貝殻を使った遊び
同じ貝殻をあわせる神経衰弱みたいなゲーム。
貝は必ず対となるような形でしか合わさることのない蛤が用いられる。
性技
女性同士で性行為に及ぶ際に、股を開いてお互いの女性器を密着させて擦り合わせる行為。ディルドやペニスバンドを用いる場合はこう呼ばれない
イラストではよく見られるポピュラーな体位。
正常位
松葉くずしより密着度が高く、お互いの乳房を擦り合わせられるため快感が得やすい。
桃の節句のはまぐり
二枚貝の貝が重なり合うこと。桃の節句にはまぐりを食べるのは、貝の上下が重なるのが夫婦円満を暗示しているからだと言われる。
英語表記
英語圏では『scissoring(シザリング)』、『tribadism(トリバディズム)』および『tribbing(トリビング)』と表記される。
『scissoring』は本来ハサミ(Scissors)で切ることを意味する動詞『scissor』の現在分詞形で、この場合は脚をハサミの刃に見立てた表現。貝合わせを『Scissors』と表記することもある。
また貝合わせに限らず、脚で挟む動作全般を指して『scissor』『scissoring』の表現が用いられる例(『ヘッドシザーズ』など)もある。
『tribadism』および『tribbing』は女子同性愛者を意味する単語の一つ(特にタチを指す場合が多い)『tribade』からで、その語源はギリシャ語で『摩擦』を意味する『τριβή』。
『貝合わせ』そのものの直訳が用いられる例は無いものの、HENTAI文化の輸出によって『BUKKAKE』や『paizuri』同様『kai-awase』で通じるようになる可能性も否定はできない。
余談
山田風太郎の小説「くノ一忍法帖」では、貝合わせの体勢で妊婦が相手の子宮に胎児を移し替えたり、逆に他人の胎児を自分の子宮へ転移させたりする忍法・やどかりが登場している。
ちなみに、鳥類の多くはオスもメスも性器は総排出腔と呼ばれる穴が一つだけあり、
それを擦りあわせることによる交尾を行う。
そのような鳥類の交尾は外見上は貝合わせとも言える。
別名・表記ゆれ・類義語
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対義語
兜合わせ……男性(もしくはふたなり)版
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