主に鳥類や魚類などに存在する、排泄器と生殖器を全て束ねた一つの穴のこと。総排出腔のある生物は、性別に関係なく穴一つだけが存在する。
概要
概要
総排泄腔（そうはいせつこう／くう）とも。表記ゆれが多く、「総排出孔/総排泄孔」という表記、「総排出口/総排泄口」という表記もある。
Wikipediaでは「総排出腔」の表記。
排泄器官と生殖器官が一つの穴に束ねられているもので、主に軟骨魚類や鳥類に見られる。
脊椎動物では比較的多く、他は両生類や爬虫類の一部にも見られ、哺乳類でもごく一部に存在する。
要するに
要するに
総排出腔タイプの性器を持つ生物は、オスであってもメスであっても
股間には一つの穴しか存在しないということである。
総排出腔な生物のオスの大部分はペニスが存在しないのである。
総排出腔である生物の生殖行為は、魚類であればメスが産卵した卵にオスが精液をかけ、
鳥類であればオスとメスがお互いの穴をこすり合わせる…つまり貝合わせと呼べるような交尾を行うのである。
ただし以上にあげた生物全部が総排出腔だけを有するということではない。
魚類だと、サメやエイのオスは総排出腔の横に「クラスパー」と呼ばれるペニスのような交尾器があり、
鳥類でもダチョウやガンカモ科などの一部の鳥類には普通に内部収納式のペニスが存在する。
爬虫類は総排出腔の内部にペニスやヘミペニスを収納している種類が多い。
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