概要
「お内裏様」とは、雛祭りで飾られる雛人形の「男雛」のことを指すと思われているが、本来は誤り。
童謡『うれしいひなまつり』の2番歌詞により、誤って覚えた方が多い。
男雛と女雛を二つ合わせて「内裏雛(お内裏様)」と呼ぶのが正しい。
また、お雛様というのはひな人形のキャラ全員のことである。
「内裏」とは、平安京の宮城にあたる大内裏のうち天皇の私邸にあたる区域のこと。
平安時代後半以降、天皇の宮城は平安京内を転々としたが、これも里「内裏」と呼ぶ。
すなわち「お内裏様」とは内裏の主人である天皇と皇后のことであると考えられている。