概要
ナーガ・レイと同じヘビツカイ座から来た女性。顔はナーガとそっくりだが、これはヘビツカイ座系の人間がかつて、争いを避ける為に感情を放棄した事による物であり、回想シーンでの住人達もやはり皆ナーガやエキドナと同じ顔である。話す場面では喉仏がしっかり見えてる(マフラーか何かで隠せなかったんだろうか)ので、体格なども大して変わらないと思われる。
Space.28にて、ヘビツカイメタルと化したダークナーガの猛攻で絶体絶命に陥ったキュウレンジャーの前に現れ、ナーガと同じ金縛りの眼力でヘビツカイメタルとアキャンバーを封じ込めて、一同を救った。
だが彼女の本当の目的はナーガの抹殺。「感情を持ってはならぬ」という掟を破ったナーガは、一族に危機をもたらすと判断され、エキドナはその刺客として派遣されていた。「ナーガを必ず取り戻す」と固く決意するバランスやラッキーとは相容れる術はない物の、ひとまずはキュウレンジャーの動きを静観していた。
しかし奪回作戦が遅々として進まない為、Space.31で痺れを切らしてヘビツカイメタルに単身挑んで返り討ちに遭いそうになるも、キュウレンジャーに救われる。シシレッドとテンビンゴールドがヘビツカイメタルの攻撃で爆死する様を見て、「これはお前達の迷いが生んだ悲劇だ」と咎めるが、これはキュウレンジャーの計算の内。やられたように見せかけた2人はミクロ化し、ナーガの体内に潜入して内部から元に戻す作戦だったのだ。
そしてメンバー総出でナーガの心に訴えかけ、遂に取り戻した一部始終を見届けたエキドナは、ナーガ抹殺を中止。「私はまだ感情が必要だとは思えない。だが、お前達は感情があるから強い」とキュウレンジャーの絆を認め、ナーガ達に宇宙の命運を託して、ヘビツカイ座へ帰っていった。
余談
名前はギリシャ神話に登場する怪物達の母である蛇神より採られており、和訳で『マムシの女』を意味する。毒蛇の一種を意味する名は掟を破った同胞を抹殺する役割を持つ彼女に相応しそうだが、同時に“怪物達を『生み出した』”と言う相反する要素を持つのが興味深い。
因みに神話のエキドナは英雄でもある百目の巨人アルゴスに討ち取られている。キュウレンジャーにはアルゴスと関連があるアルゴ船=ギガントホウオーを駆る鳳ツルギ/ホウオウソルジャーがいるが、その彼が別行動している時にエキドナが初登場したのはこの因縁に基づいた物と考えられる。
※Space.28ラストで登場したオライオンも似た様な構成演出を採られており、彼の名が初めて出たSpace.19では因縁のあるサソリ座とオウシ座のキュウレンジャーが登場しなかった。
戦闘では剣と銃を武器として使用しているが、銃はクエスター・ガイのグレイブラスターを流用した物である。