邪神エキドナ
じゃしんえきどな
モチーフはギリシャ神話において、幾多の怪物の母といわれる蛇女エキドナ。
初出は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』。種族はこの頃から「邪神」で、赤い人面蛇というあまり女性悪魔らしくない外見だった。
『真・女神転生』では、海上の小島にある「東京ディスティニーランド(TDL)」のボス専用悪魔として登場。
「TDL」に上陸するためには主人公の、かつてターミナル事故ではぐれた仲魔である魔獣ケルベロス(神話上での息子)が無理矢理従えられて道を塞いでいるので、イベントで正気を取り戻させる必要がある。
出会った際に、自身を生きとし生けるものを生んだ「女神」であると語るが、実際の種族は「邪神」であった。
邪神の種族が示す通り、アライメントはLAWであるがエキドナ自身はCHAOS陣営に属している。
種族のアライメントと本人の信条は別物であり、LAWもCHAOSも単純に割り切れる関係ではない事を顕してもいる(以降のシリーズでもこのようなパターンは幾つかみられる)
カオスヒーローは本作には実装されていない大「地母神」様として敬い、ロウヒーローは下等な「邪龍」であると蔑んでいる。
姿は女性の頭を持つ蛇の姿の悪魔であり、とぐろを巻いた身体は「TDL」を支えるほどの巨体で、グラフィック枠限界まで描かれた大きな顔が印象的である。
なお、どのようにTDLを支えているかについては、ファンサイドにより諸説あったが、『CLUB邪教の館―真・女神転生ファンブック』において、とぐろを巻いた胴体の上を土台に建造物が存在しているという解説イラストが描かれた。
『D×2真・女神転生リベレーション』においては、2021年10月28日~11月11日までの「真・女神転生 発売日記念イベント」である報酬イベント“大いなる怪物の母”で息子の一柱邪龍ラドンとともに実装された。
氷結属性の攻撃を得意とし、味方蘇生の力と相手の復活禁止を持つアタッカーである。
『魔神転生2』では種族「祖神」最下位の、コブラの口の中から女性の頭部が生えた姿。
『真・女神転生デビルチルドレン』シリーズでは、巻貝のような尾を持つ蛇女のデビルとして登場している。