概要
この名は中国語で食物と財産を貪り喰らうという意味で、人を含めた何でも喰らう魔獣として恐れられる反面、邪悪な者でさえ喰らうとして魔除けともされていた。
そのため高レベルの敵悪魔として、最終局面前後に登場することが多い。
真・女神転生
※メイン画像
この時のグラフィックは、名前に奈落という意味を持つため大食いの悪魔としてデザインされた堕天使アバドンとのコンパチであった。
そのため「アバドン」のイラストにも、「トウテツ」タグが付けられることがあるのはこのためであると思われる。
この姿ではSLGロールプレイング『魔神転生』にも登場しており、色違いにエムプウサイがいる。
デビルサマナー以降
全ての悪魔が個別グラフィックを持つに至った『真・女神転生デビルサマナー』においては伝承を忠実に禍々しい表情の人面羊に描き直され、以後はこの姿が定着している。
なおデザイン担当の金子一馬氏によると、この姿は神によって人類が誤った文明を発展させないように送り込まれた、鉱物を好んで食べてしまう破壊天使のイメージが隠しモチーフとして含まれているという。
単に高レベルのダーク悪魔というだけで、ストーリー本編に関わることはあまりなかったが、『アバドン王』において葛葉一族の葛葉ゲイリンがその権能を継承しているという設定で登場。
人の世を滅ぼそうとする存在に肉薄するために、重要な役割を持つ悪魔として活躍した。
他には『真・女神転生Ⅲ』や『ストレンジジャーニー』、『ペルソナ4』、『女神異聞録デビルサバイバー』や『デビルサバイバー2』などに出演しており、中国神話を由来に持つ悪魔の中では比較的出番は多い。