概要
初出作品は『真・女神転生デビルサマナー』で、種族は仲魔にするにはクセがある種族「邪神」の即死魔法ムド系持ち高位悪魔。
外見は額に三日月の冠を抱く骨の身体を持つロバであるが、『真・女神転生ⅣFINAL』では、汎用会話において女性口調で乳房をしきりにアピールするため苦笑いされた。
原典
原典はシリア地方を中心に古代文明で崇拝されたロバの古き神であるパレス。
ロバは荒野などの過酷な環境に適応し馬よりも頑強であるため、古代社会において重宝された家畜である。
そのため神格化されており、男神であるのと同時に女神であるともされていたので、両性具有の神であるといわれている。
広地域で崇拝されていたために宮殿を意味するパレスや、崇拝者であるペリシテ人、パレスチナという地名の語源、ローマ神話の牧畜の女神パレースの起源となった。
一例としてユダヤ人の『創世記』においては、砂漠で生きるために必要な動物である野生のロバを荒野で発見したのは、部族の家母長であるアナ(ハンナ)であると表記されているが、別の伝承によると悪霊リリス(リリト)の腰がロバであるともされ、さらにロバはメソポタミアの病魔ラマシュトゥや、『エジプト神話』の悪神セトの象徴ともされることから邪神設定で登場したようである。