概要
初出は『真・女神転生Ⅱ』の種族「邪神」最下位の悪魔で、赤肌の象頭魔人の姿をしている。
「かんしとう」13Fや「イェソド」に1~4体で出現するLV41と中堅上位のHPが多い敵であり、さらに防御相性が強アンデッドなので、銃撃などの物理攻撃が効きにくい。
また「パニックボイス」や「どくガスブレス」などの嫌な状態異常攻撃や、命中率をデバフする「ラクンダ」、HPを吸い取る「すいつき」、強火属性魔法「マハラギオン」まで使ってくる難敵である。
モチーフはヒンドゥー教国インドと宗教的に対立している仏教国スリランカにおいて、邪鬼ギリメカラ(アイラーヴァタ)や凶鳥グルル(ガルーダ)、サンニ・ヤカー(シヴァ)らと同じく貶められたガネーシャ神という設定で、不幸を振りまく悪象たちの大王であると解説される。
この悪魔の姿は幽鬼ヴェータラと共通グラフィックであり、公式イラストは描かれてないために、共通エンジンで開発された『真・女神転生if...』に登場するのみで、以降のナンバリング作には登場していない。
なお悪魔設定担当だった鈴木一也氏がPC用に制作した『偽典・女神転生』には、下半身は蹄のある獣脚の象頭魔人である、種族「妖獣」の悪魔として登場している。
シミュレーションRPGである『デビルサバイバー』では、ヴェータラの公式イラストをCGで赤く着色し直して登場。
種族は「鬼神」で鬼神双手という仲間の2回攻撃を可能にするスキルを持ち、ヤドリギでしかダメージを与えられないボス「ベル・デル」戦でとても有用なので、お世話になった者も多いだろう。
漫画版では峯岸一哉の仲魔として登場。