概要
初出は『真・女神転生デビルサマナー』の種族「邪神」の悪魔で、魚を象ったメタリックな装飾を身に纏い、眼にはゴーグルを付けた褐色肌の水泳選手を思わせる男の姿をしている。
疾風系の全体攻撃魔法「マハ・ザンマ」、一列を対象にした魔封じ「マカフージ」、念動攻撃を1ターン無効化する「サイコバリアー」と所持スキルは地味であるが、邪悪であれど神の端くれであるので、破魔系と呪殺系、精神系を無効化する。
『ソウルハッカーズ』では、「マカフージ」の代わりに前列の敵を高揚させる「バリアントダンス」、石化スキル「ペトラアイ」を、『真・女神転生ⅣFINAL』では「マハザンマ」の他、呪殺を防ぐ「テトラカーン」、全体即死魔法「マハムドオン」を覚える。
モチーフはペルーでインカ神話以前に信仰されていた大地の精霊である創造神パチャカマックで、海岸地域では海神としても崇拝され、地震も司っていたといわれている。
そのような力を持った神ではあったが、創造した人間のための食べ物を創らずに男を餓死させ、残った女子供も殺した、または殺そうとしたので太陽神インティと、生き残った少年ウィチャカによって海中に追放されたという伝承から邪神として設定された。
金子一馬氏は、南米のオーパーツ・黄金ジェットなどの宇宙的でメカニカルなイメージに魚要素を加えデザインしたと語っている。