概要
アジアゾウの亜種。アフリカゾウよりもマンモスと近縁とされる。
その名の通りインドからネパールにかけて生息。ネパールのバルディヤ自然公園で Raja Gaj (王象)という、肩高3.5mの規格外に巨大で、頭がマンモスやナウマンゾウのように先祖還りしたかのごとく張り出していた個体の目撃例がある。(2007年を最後に消息不明)
アフリカゾウより小型でも5tはある体格で成獣個体に天敵らしい天敵は居ないが、トラの奇襲でパニックに陥ったところを殺されてしまうことがある。なお、跳躍力に優れ木登りも得意なトラはインドゾウの弱点である背中に飛び乗り、一方的に攻撃を加えることが可能なため、時々オスの成体もトラに殺される。つまり、インドゾウにとって唯一の恐ろしい相手がトラということになる。
因みにインドゾウの本場であるインドではゾウが乗り物として利用されるが、現地ではゾウの騎乗にも専用の免許が必要となる。
日本の大手動物園の目玉としてしばしばテレビなどでもピックアップされるが、ヒンドゥー教徒がインドゾウの飼育されている動物園に参拝に訪れるなど、信仰の対象としても認知される。