概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
河童の大親分とされる九千坊が一族を率い、大陸から東方に向かって黄河・黄海を経て九州にたどり着いたのに対し、西方に向かって旅を続け、ドナウ川を経て現在のハンガリーの首都ブダペスト付近にたどり着いたという、もう一人の河童の大親分。
河童族の故郷は、中央アジアのパミール山地からタクラマカン砂漠を流れるヤルカンド河であるといいう説があり、寒冷化や干ばつなどが原因で一族が満足に食料を得ることが出来なくなったことから、東西のグループに分かれて旅立ったのだとされる。
東進した九千坊については現在も水神の使いとして信仰さえされているが、東欧までたどり着いた獏斎坊とその一族については現地の水妖と同化したのか、もしくは人族に紛れてしまったのか不明であり、ハンガリー側の歴史書にもその名や痕跡は記載されておらず、日本においてもその名はあまり知られていない。