CV:山下大輝
概要
三森灯河のクラスメイトの1人で、「A」級勇者。
日本にいた頃は小山田翔吾ら桐原グループに虐められていたが、この世界で「A」級勇者として認定されたことで増長して傲慢な態度を取るようになり、更には今まで虐めてきた小山田らにも反抗し始める(また傲慢になってからは中二病めいた発言をし始める)。要するに異世界で与えられた力や能力に酔っているだけの愚か者である。（特に桐原や小山田からは調子に乗った雑魚と言われている。）
特に灯河には過去に助けてもらったことがあるのに、彼が廃棄される際には「R.I.P.（「rest in peace」の略。「安らかに眠れ」「ご冥福をお祈りします」という意味）」と言いながら嘲笑い、恩を仇で返すという下衆な行いに走った為、灯河の復讐対象に自分から入ってしまう。
また傲慢になってからは、他の立場の弱いクラスメイト（主に男子生徒）を自身の傘下に入れ顎でこき使い、またクラス委員長の十河綾香にも「偽善者」呼ばわりするなど傍若無人な部分が目立ち始める。
能力
- 【剣眼ノ黒炎（レーヴァテイン）】
手から放った黒い炎で敵を焼き尽くす。
関連タグ
小説8巻以降のネタバレ
傲慢になった元虐められっ子のその後
物語中盤頃までクラスメイトを見下し更には戦で自身の班の生徒すら見殺しにするなどの醜態をさらし続ける安だが、結局のところ彼もヴィシスにいい様に利用されていただけに過ぎず、遠征中に同行してた彼女の配下の騎士団(第六騎兵隊)に裏切られた末に拷問され瀕死状態にされる。その後、蠅王ノ戦団に保護され一命をとりとめる（第六騎兵隊は灯河によって壊滅した）。その後、病室で目覚めた際に蠅王に扮した灯河と再会した。彼から尋問を受けた際の安は
「女神から与えられた借り物の力なのに、まるで、自分が特別ですごい人間になったような……そんな、気分で。バカみたいに……舞い上がって。この世界に来る前から僕はきっと……何も見えちゃ、いなかったんです。こっちに来てからは……借り物の力で威張っているだけの……ガキでしか、なかった。余計、たちが悪くなってたんだと思います……こじらせてた、ってやつですかね」
あれだけ発してた傲慢な態度は消え失せ虐められていた頃の気弱な性格へと戻っていた。その後、今までの傲慢な行いや灯河に対する仕打ちを後悔してた事を発言し、尋問の結果、灯河にチャンスを与えられ(完全には許してはいないが)、罪を償う旅に出る
