オリンポス十二神(金田一37歳の事件簿)

おりんぽすじゅうにしん

漫画『金田一37歳の事件簿』に登場する一部の犯罪者たちの総称。

概要

「地獄の傀儡師」こと高遠遙一が厳選した犯罪の使徒。それぞれギリシャの神々「オリンポス十二神」のコードネームが与えられている。

少年編の事件で高遠が知恵を授けてきたマリオネット達とは違い、犯罪の使徒は彼から犯行計画やトリック構築などの手解きを受けている。

そのため、何から何まで高遠の指示通りに行動していただけのかつてのマリオネット達とは異なり、彼ら自身でも犯行計画を大なり小なり考案している様子。

それでも普通の警察では太刀打ちできないほどの不可能犯罪を起こす。また、想定外のミスも咄嗟の機転やアドリブで切り抜けるなど頭の回転も速い傾向にある。

犯罪者に堕ちた理由はそれぞれであり、その生き様や精神性を気に入った高遠によって選ばれた。

ただし、彼からはあくまでトリックなどの策や犯行準備などの手助けを受けているだけであるため、組織とは言えず横の繋がりもなければ共通の目的もない。

加えて、アルテミスのように警察に必要以上の情報を漏らした者は、獄中の高遠からの指示を受けた他の使徒の手によって容赦なく粛清される。

後に「アレス」と名乗る人物は単独犯では難しい技術と情報収集力を持ち、何らかの組織を設立していることが判明。

高遠に目を掛けられているため、現時点で登場している使徒達は表面上は普通ながらも人間性が何処か壊れている印象のある者が多い。

コードネーム	名前	関与した事件・職業、犯行動機など
ゼウス	高遠遙一	多数。特別監獄に収監中。
ヘラ	???	高遠に使徒たちの顛末などの情報を伝えている。
アテナ	???	-
ポセイドン	???	-
アフロディテ	???	-
デメテル	???	-
アポロン	岡倉純	「函館異人館ホテル新たなる殺人」の犯人「碧血鬼」。俳優。動機：恋人と生まれてくるはずだった子供の未来を奪った者たちへの怨恨
アルテミス	麻生早苗	「歌島リゾート殺人事件」の犯人「第4のファントム」。看護師（本当は結婚詐欺師）。動機：金づるを確保するために邪魔な人物の排除
アレス	???	カウンセラーを名乗る謎の人物。かつてのゼウスのように事件を影から操る。
ヘルメス	小美野悠人	「綾瀬連続殺人事件」の犯人。推理作家。動機：兄を殺したにもかかわらず少年法に守られた者たちへの復讐
ヘーパイストス	???	長期間変装して金田一の職場で金田一の動向を監視していた。自身が監視していたとある人物の裏切りを察知し殺害。125話で存在が匂わされ130話で仮の正体が明かされる。（この時明かされたのは変装後の金田一の監視をしていた人物。その姿で逃走したので本名、素顔は不明）
ヘスティア	???	-