概要
金田一少年が解決した事件の一つで、ノベルスシリーズ第7弾。ノベルシリーズ最長にして、金田一史上最大のスケールの話であり、上・下巻に分かれている。
小説で、明智警視が初参加となる事件。
『オペラ座館・新たなる殺人』に次ぐ第二弾としてアニメ映画が製作されたが、原作とほぼ同時進行で制作された為、原作とは異なるシナリオになっている。
後に原作に寄せた地上波アニメ(こちらも一部の登場人物の名前が違う、グロテスク表現を規制するなど、オリジナル色が濃い)も作られた為、1つの事件が二度もアニメ化されるという珍しいエピソードとなった。劇場版とTVアニメ版(似ていない)で犯人が異なる上に、原作とTVアニメ版(似ている)で登場人物の名前が異なり、また劇場版とTVアニメ版の犯人二人に本名が存在する為、ある人物二人に焦点を絞ると、犯人の名前が六つになる(怪人名「キング・シーサー」を入れれば七つになる。原作、劇場版、TVアニメで犯人の性格も異なる)。ドラマ化はされていない。
壮大感、ハートキャッチ(意味は小説でお確かめ下さい)、画面映えする映像(意味は小説でry)、高学歴男子の逆ハーレム、テロ、ホラー、悲恋と女性好みの設定が盛られているのが分かり(映画ではよくあることです)、実際に作られた映画版も女性好みのものとなっている。因みにリアルタイムでは『明智警視を映画館で見れたのは嬉しかったが、小龍が出なかったのが残念だった』という意見がよく聞かれた。
ゲストキャラクターの一部は後に原作にも登場している(その際、「マンガじゃ会うのは初めてだが」とメタ発言がされている)。
主題歌をALFEEが担当。タイトルは「Justice For True Love」。
あらすじ
日本トップクラスの旅行会社・藍沢国際海洋開発が、沖縄の紺碧島に建設した最新IT導入を誇る超ハイテクリゾートホテル「ディープブルー」。一と美雪はそのプレオープン記念式典に、上海で出会った友人・楊小龍に招待される。
ホテルには美雪の友人で、藍沢グループの令嬢・藍沢茜とその一族、そして茜の婚約者を名乗る3人の男の姿もあった。
だが、華やかな式典が行われていたはずの「ディープブルー」は、突如現れた謎のテロリストグループによって占拠されてしまう。ホテルの誇る最新ITテクノロジーもテロリスト側のハッカーに掌握・逆用されてしまい警察・自衛隊すらも迂闊に手を出せないクローズド・サークルへと追い込まれる事となる。
やがてテロリストが手掛ける「処刑」によって命を奪われていく藍沢家の面々。しかし、その中で一はこれをただのテロリストによる襲撃と考えるには腑に落ちない違和感を抱く。
一方、日本警察はハッカーの手に落ちたホテルのシステムを奪回するため、米国時代に対IT犯罪の経験も踏んでいた明智警視にその指揮の全権を委ねた。
リアルでは金田一一が。電脳空間では明智健悟が。それぞれにテロリストグループを取り巻く謎に挑み暴かんと動き出す。
彼らが崇拝するテロの首謀者「キング・シーサー」とは一体何者なのか?
劇場アニメ版(原作のパラレル)
楊小龍が登場しない代わりに金田一二三が登場する。巫琴ちゃんがガーリー。金田一が犯人に水槽に沈められる(ギャグタッチなのだが、かなりのヒロピンなのでは…)。
悲壮感が強調されており、原作のとあるゲストにはたまらない一品。
TVアニメ版(原作に近いの)
原作と同様に、テロ事件の壮大さが強調されている。巫琴ちゃんがボーイッシュ。金田一が犯人に殴って気絶させられ、アロワナの間に放置される。
原作の吐き気催し、グロ、被害者のおもらし、ビニール袋などは省略されてしまった。
登場人物
※「/」の左側は原作版&劇場版の名前。「/」の右側はTVアニメ版の名前。原作にしか登場しない人物もいる。
メインキャラクター
藍沢グループ
五聖者
関連タグ
高級ホテル テロ ∞ オンラインゲーム/VRMMO 青の衝撃
ハートキャッチ(物理) ガスマスク 白い固体 ビニール袋 発がん性物質
ゴセイジャー…五聖者に似てるけど違う(メンバーの色も違う)。
ファイナルファンタジーⅩ/ちゅらさん…沖縄県起こしが流行りの時期に制作された作品繋がり。