※ ポケモンカードGB2の女主人公のデフォルト名も「ミント」だが、ここではどうぐについて解説する。
データ
初出 | 第8世代 |
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効果 | ポケモンに 香りを かがせると ○○○が 上がりやすく なるが ×××は あがりにくくなる ミント。 |
英語名 | △△△(性格名) Mint |
※○○○にはその性格の上がりやすくなる能力、×××にはその性格の上がりにくくなる能力が入る。
概要
『ポケモン剣盾』にて初登場。「ミント」はどうぐそのものの名前ではなくパワー系のようにアイテムの括りで、「性格名+ミント(例:いじっぱりミント、ひかえめミント)」という名前のアイテム21種類を総称したもの。
ポケモンに使うと、能力の補正値がミントの性格のものに変化する。
勘違いされがちだが、あくまでも性格による補正値が変わるだけであり、性格そのものが変わるわけではない。ミントを使う前の性格はそのまま表示される。
エレズンをストリンダーに進化させる時のフォルムも変えられないので注意。
味の好みも元の性格のままであるため、例えばピンチ回復系きのみを持たせる時に苦手な味のきのみを間違えて持たせることのないように。
ミントを使用したポケモンにかわらずのいしを持たせても、タマゴから産まれてくるポケモンは親ポケモン本来の性格を引き継ぐ。
性格は25種類存在するが、ミントは21種類しかない。これは能力無補正の性格「まじめ」「がんばりや」「すなお」「てれや」「きまぐれ」に対応するミントが「まじめミント」ただ1種類しかないため。
説明も、「ポケモンに 香りを かがせると 攻撃 防御 素早さ 特防 特攻 が 万遍なく 育つ ミント。」になっている。
入手はそれなりに面倒で、任意のミントが欲しい場合50BPでのポイント交換となる。バトルタワーでランクアップした時や、3タテした時、ランクバトルでの報酬でも手に入るが、こちらは手に入れられる種類を選べない。
50BPでの交換について言えば、今回のバトルタワーの仕様の関係上、最低でもバトルタワーを2周以上する必要がありどう考えても割高である。
そう簡単に手に入らないこともあり、誰に使用するかはよく考える必要がある(というか、入手の手間を考えると、普通に孵化厳選をした方が早い場合もある)。
このため、どうしても対戦用の個体を手っ取り早く手にしたいという場合を除けば、伝説やカセキメラ等のタマゴ未発見のポケモンや、たまたま出会った色違いのポケモン(特にマックスレイドバトルやダイマックスアドベンチャーで出会った個体)に使うのが効率が良い。
旅パや色違いのポケモン、証持ちをどうしてもランクバトルに参戦させたいという場合にも有用……というかこの使い方が本来想定していたであろうものだと思われる。その割に入手難易度が高いが。
『鎧の孤島』では、ヨロイ島の特定の場所でミントを拾えるようになったため、入手環境がやや緩和された。ただし、拾えるミントの種類は日替わりかつランダムであるため、自分の欲しいミントが必ず手に入るわけではないのがネックである。また、運が悪いと全く手に入らない事もある。
続く『冠の雪原』でもカンムリ雪原の特定の場所で拾えるが、こちらは特定の場所のマップが広く、探しきれない場合もある。
なお、「むしくい」を使うポケモンはフィラのみ等での混乱を防ぐために、能力無補正の性格にミントを使うことが推奨されている。
一応他のポケモンでもトリック等でピンチ回復系木の実を押し付けられる可能性が0ではないため、能力無補正にミントを使うのが理想ではあるが、そこまで意識する人は少ない(パワーシェア対策のC0個体値に近い)。
4世代目のリメイクである『BDSP』でも続投。
今回もバトルタワーの景品として入手ができる。交換に必要なポイントも剣盾の時と同じ。
外伝作品である『LEGENDSアルセウス』でも登場。
本作では、ポイントとの交換ではなくコトブキムラの畑に植えることで入手する。
最初から栽培できるわけではなく、村で農作業を行っている畑作隊のサブ依頼を熟していくと栽培できるようになる。
ただ、一度に採れる量が少なく(ミントだけでなく他の作物にも言えることだが)、どの種類のミントが手に入るのかがランダムなので、お目当てのミントが手に入るかに相応の運が絡むのが難点。また、栽培にかかる費用も10000円とかなり割高。栽培させすぎるとこちらが金欠になるので注意しよう。
いじっぱりミントとひかえめミントのみは確定で貰えるサブ依頼があるが、こちらはクスリそう100本をキネに納品するという依頼を熟さないといけない。(クスリそうは現金で買えるので、拾うのが面倒なら買えば楽である。)
そして時は流れ第9世代。
遂にお近くの薬局(ラッキーズ)でお買い求めができるようになった。多少割高とはいえこれまでとは比べものにならないほどお手軽。また、テラレイドバトルの報酬としても入手できるので、レイドを周回していたら手元に大量のミントが溜まっていたなんてことも。
おうかんの入手も容易になり、個体値、せいかくというポケモンの能力値を決定づける要素の吟味の利便性は今作で極まったといえるだろう。
これに伴ってか、一部の伝説のポケモンは性格が固定されており、その個体のキャラ付けの一部に落とし込まれている。手軽に使えるようになった故の仕様といえる。
拾うアイテムとしても序盤に手に入れることができ、RTAのカラミンゴチャートでは補正箇所をせっかち相当に変更するためにせっかちミントを拾うチャートがある。ミントが簡単に序盤に手に入るようになったおかげで、個体値によほどのこだわりがない限りにおいては出走のハードルは無きに等しくなったと言える。
余談
第八世代ではタウリンやインドメタシンといった努力値を増やせるアイテムが無制限(252まで使用可能)になり、しかもふしぎなアメに加えて経験値を増やせるアメが簡単に入手できるようになったので、対戦用のポケモンを簡単に完成させることができるようになった。
そのせいで全年齢対象のゲームでありながらクスリとアメと葉っぱ漬けを推奨しているなんて揶揄されることも……
しかもそれらをひたすら敵を倒し続けて巻き上げたお金やBPの力に物を言わせて手に入れるのだから猶更。
もっとも、アメと葉っぱがなかった時代は実際のところアメの代わりに野生ポケモン狩り、葉っぱの代わりにポケモンの新生児へのネグレクトをかましていたわけで、罪のない野生ポケモンや新生児への被害が減っただけマシと言えばマシ。
これまで旅パしかまともに戦えるポケモンがいなかった層もミントやおうかんが出たことで所謂ガチパとも普通に渡り合えるようになったのはある意味革命的と言える。遺伝技も横並び遺伝が確立されたことで、方法さえ覚えればすぐに旅パのポケモンにつけることができるし、その気になれば隠れ特性にも変更できる。
これらの傾向は第9世代でさらに加速することとなり、上記のようにほぼすべて金で解決することができるようになっている。
加えて、ポケモンの消費アイテムは本来「使う」ものだが、ことミントに限っては「嗅がせる」「キメる」など、ややいかがわしい動詞が使われることがある。
もっとも、ミントのアイテム説明には思いっきり「かがせる」と記載されているのであながち冤罪でもないのだが。
中にはメイン画像のように人間に嗅がせるイラストまである。ゲーム内で使うことはできないし使えたとしても上記のように性格そのものを変える効果はないためメイン画像のような効果がないと思われるが……
前述した通り、あくまでも性格による補正値が変わるだけであり、性格そのものが変わるわけではない。
そのため、ミントに対する意見として見られる「ポケモンの性格を無理矢理変えている」というのは間違いである。
第2世代『金・銀・クリスタル』には、ミントの和名にあたる「薄荷」がきのみの一種として登場している(「ハッカのみ」)。効果は現在の「カゴのみ」と同じ。
一覧
名前 | 上がる能力 | 上がりにくい能力 |
---|---|---|
さみしがりミント | こうげき | ぼうぎょ |
いじっぱりミント | こうげき | とくこう |
やんちゃミント | こうげき | とくぼう |
ゆうかんミント | こうげき | すばやさ |
ずぶといミント | ぼうぎょ | こうげき |
わんぱくミント | ぼうぎょ | とくこう |
のうてんきミント | ぼうぎょ | とくぼう |
のんきミント | ぼうぎょ | すばやさ |
ひかえめミント | とくこう | こうげき |
おっとりミント | とくこう | ぼうぎょ |
うっかりやミント | とくこう | とくぼう |
れいせいミント | とくこう | すばやさ |
おだやかミント | とくぼう | こうげき |
おとなしいミント | とくぼう | ぼうぎょ |
しんちょうミント | とくぼう | とくこう |
なまいきミント | とくぼう | すばやさ |
おくびょうミント | すばやさ | こうげき |
せっかちミント | すばやさ | ぼうぎょ |
ようきミント | すばやさ | とくこう |
むじゃきミント | すばやさ | とくぼう |
まじめミント | なし | なし |
関連タグ
ぎんのおうかん きんのおうかん とくせいカプセル とくせいパッチ
コライドン ミライドン オーガポン モモワロウ…性格が固定されている面々であり、対戦で使う際はミント使用が前提となっている。