概要
体長10cm前後の概して小型のネズミの仲間である。
別名タビネズミ。
スカンジナビア半島、北アメリカ大陸の北極圏、ラブラドール半島、グリーンランドなどの森林、草原、ツンドラ地帯に棲息し、地衣類、コケ、草、木の皮等を食べる。
毎日体重の約1.5倍ほどの餌を食べる。冬眠はせず、雪を掘って作った巣に備蓄した草を食べて過ごす。縄張りを持ち、繁殖期以外は単独で生活する。
ちなみに、日本にて化石も発見されている。
レミングの「集団自殺」は本当か?
レミングは3~4年周期で個体数が急激に増減し、大増殖時に餌を求めて集団移住する。レミングは泳ぎが上手いため、川を集団で渡る姿が見られるのだが、その中でも激流や外敵などでうまく渡れずに溺死する個体も多く目撃されており、それを恰も集団自殺のような誤解を招いたためである。
「レミングの集団自殺」はディズニーによるドキュメンタリー映画『白い荒野』の演出(ヤラセ)で、わざと崖から飛び込ませたと判明しており、レミングスというゲームも、その習性を恰も本物のように錯覚化させてしまっている。
ちなみに、日本でも昭和30年代に発表されたパニックという開高健の小説があるが、下敷きはレミングの集団自殺を元にしていることから、かなり昔からこの都市伝説は信じられていたようである。
主な種類
レミング属
- ノルウェーレミング
クビワレミング属
- クビワレミング
ヌマレミング属
- ヌマレミング
関連タグ
レミングス(レミングを題材にしたゲーム)