概要
北秋田郡、仙北郡でマタギ(狩人)の間に伝わる妖怪。
禁忌を犯して山の神の怒りに触れた「小玉派」と言うマタギ集団のなれの果てと伝えられている。
見かけは少々膨れたネズミそのものだが、山中で人に出会うと自らの身体を風船の如く破裂させて死ぬと言う奇妙な習性がある。
小玉鼠の出現は一般に山の神が機嫌を損ねている時だとされ、狩人はこれに遭遇すると即座に下山するのが習わしだった。
創作での扱い
伝承では凶兆として破裂するとされるが、創作では爆弾のような殺傷力を持つ。
三位一体の単眼の鼠の妖怪。
生まれ変わって人間と暮らすようになった雪女のゆきめを粛正し、さらにぬ~べ~と5年3組の生徒までも大爆発で亡き者にしようとした山の神の刺客である。