曖昧さ回避
- アントニン・ドヴォルザークが作曲した交響曲、交響曲第9番のこと。
- 貴志祐介の小説、およびそれを原作とした漫画、アニメ。本項で解説。
概要
2008年に貴志祐介が講談社から出版したSF小説。
「別冊少年マガジン」(こちらも講談社)にて2012年6月号から2014年7月号にかけてコミカライズが掲載された(作画:及川徹)。単行本は全7巻。ただし一部登場人物の外見や時系列の入れ替えなど、多くの変更点が見られる。
A-1Pictures制作でテレビアニメ化もされ、2012年10月から2013年3月にかけて、テレビ朝日、朝日放送、テレ朝チャンネル1で放送された。全25話構成でこちらはほぼ原作準拠。
2011年から小説現代で前日譚である「新世界ゼロ年」を連載しているが、2018年以降は更新されておらず、事実上の休載状態にある。
あらすじ
1000年後の人類は「呪力」と呼ばれる超能力を身に着け、日本の集落「神栖66町」ではバケネズミと呼ぶ生物を使役していた。平和に暮らす12歳の少女・渡辺早季と友人達は、町の外で先史文明の遺物である自走型端末「ミノシロモドキ」と出会い、呪力の始まりと過去に起こった先史文明との戦争と文明崩壊、今に至るまで封じられた暗黒の歴史を知ることとなる。身の回りの平和が仮初めであることに気づき始め、これまでの日常が徐々に歪んでいく。
物語の構成
全6章でサブタイトルは以下の通りになる。上述のあらすじは1章に該当する。主人公たちが12歳・14歳・26歳と成長していくのも特徴であり、アニメでもその様子はしっかりと作られていた。
1話から7話が12歳編、8話から16話が14歳編、17話からが26歳編となっている。
- 若葉の季節 (アニメ1話~4話)
- 夏闇 (アニメ5話~7話)
- 深秋 (アニメ8話~10話)
- 冬の遠雷 (アニメ11話~16話)
- 劫火
- 闇に燃えし篝火は
登場人物
渡辺早季(CV:種田梨沙)
朝比奈覚(CV:東條加那子・梶裕貴)
青沼瞬(CV:藤堂真衣・村瀬歩)
秋月真理亜(CV:花澤香菜)
伊東守(CV:工藤晴香・高城元気)
スクィーラ/野狐丸(CV:浪川大輔)
奇狼丸(CV:平田広明)