あらすじ
某大手証券会社に勤務していた藤木芳彦は、ある日周囲が異様な岩山で溢れていたダンジョンで目を覚ます。携帯型ゲーム機から映し出されたメッセージによってゲームは開始された。道中、謎の女性である大友藍と行動を共にする。そこでは血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームが幕を開ける。
登場人物
参加者
藤木芳彦:40歳。主人公。一昨年まで大手商社マン。
大友藍:30歳前後。漫画家であり、左耳に補聴器がある。
野呂田栄介:42歳。先物取引会社のセールスマンだった。学者肌で丁寧な口調。
安部芙美子:40代後半。バツ1。ヒステリー気味。
船岡茂:30代前半。165cmであり、トラブルメーカーであり、感情を抑えきれない一面がある。
加藤高道:51歳。中学校の先生でワンダーフォーゲル部の顧問を経験した。
楢本真樹:29歳。無表情なフリーター。
妹尾純一:31歳。2m近い大柄な男性。多重債務者。
鶴見克哉:中年男性。腰が悪くなるまで、出稼ぎ労働を何年もやってきた。
その他
ダックビリー・プラティ:カモノハシのキャラクター。見た目は完全に世界的アニメ会社のキャラクターにクリソツ。
用語
- ポケットゲームキッズ:チェックポイントへ向かう際に必要となる携帯用ゲーム機。ゲームボーイが元ネタ。
- 火星の迷宮:道中で藤木が手に入るゲームブック。このデスゲームに似た内容となっている。
漫画版
後に三上達矢氏にて月刊!スピリッツにて連載された。ビッグコミックスから全三巻で刊行された。
登場人物の年齢や携帯ゲーム機の形状など、いくつかアレンジが施されている。