「人間に復讐を成し遂げたら!サイコーの気分で死ぬことができるはずなんだ!」
「ネコのときもそうだったが…誰かを助けるは悪くないキブンを味わえるな!!」
「おれの死に方はおれが決めるぜ」
「おれはマッドラッド アタマがイカレたネズミなんだ!!」
概要
日本一ソフトウェアが開発したゲーム『MAD RAT DEAD』の主人公。実験用ラットのドブネズミで、性別はオス。元々は名もなきただのラットだったが、ハートにイカレたネズミとして「マッドラット」呼ばわりされてから、この名を名乗るようになる。
生まれてから実験用ラットとして研究所のケージの中で退屈な日々を過ごした挙句、人間による動物実験の実験台にされ、とある日の真夜中にその「最低な一生」を終えた。
しかし死後、その一生に同情した「ネズミの神さま」(以降、神さま)は、マッドラットを蘇らせ、最期の一日をやり直し、ラットの心残りと夢を叶えるチャンスを与える。
マッドラットの夢は「自分をケージに閉じ込め実験台として一生を過ごさせた人間(研究者)に復讐すること」。自分が死んでしまう前に、今まで自分を虐げた人間を殺すことにあった。神さまはその危険な夢を聞き、驚き呆れられたが、マッドラットの決意は固く本気でその夢を叶えようと行動する。マッドラットはその夢を叶えれば、きっと自分が死ぬのも怖くなくなると信じていた。
ただし、時間を巻き戻らせても自分が死ぬ運命は変えられず、その日の夜になると死ぬことになるため、それまでにマッドラットの夢を叶えることがこのゲームの目標となる。
容姿
何といってもフランケンシュタインのように縫い目だらけの外見が特徴で、体毛は明るく濃い灰色だが縫い目を境に濃淡が変わる継ぎ接ぎだらけのような姿となっている。
トレードマークである大きな黄・オレンジ色の手(5本指、※)をしており、右耳には黄色い耳札が付けられている。また、ゲーム内に登場する他のラットと異なり、鋭い顔と目つきが特徴。生前は体に縫い目がなく、体毛も通常の灰色のみであったが、外観に大して変化はない。
胸の真ん中に円形の穴がぽっかりと開いており、周りに幾つか肋骨と思わしき突起が突き出している。その中にはハート型の心臓「ハート」がいる。
※今までは両手に手袋を付けていると思われていたが、ゲームのディレクターを務める溝上侑がインタビューにて、「マッドラットさんはなぜ手袋をしているッスか?」という質問に対しての返答が「手袋をしてるわけでなくアレが手です。」であった(参照)。
性格
一人称は「おれ」。口調や態度は荒くずうずうしく、また強情かつ強気な性格であり、神さまに何を言われようと、どんなことが起ころうとも自分の信念を変えることはないと断言している。
また、当日中に死ぬ事実を受け入れており、何事にも後悔や恐怖を抱いていないというが、作中で登場する恐ろしい敵には恐怖やトラウマを抱くシーンが存在する。また、マッドラット自身、外の暮らしに思いを馳せた事はあったが、余命が一日しかないラットにとっては既にどうでもよく、人間への復讐一色に染まっている。しかし、この一日の出来事がマッドラットの心境や考えを変化させていく事に。
基本的に人間と猫は嫌い。(猫は彼曰く「憎き天敵」)
好物はチーズ。しかし実際に食べた事はなく、作中で実際にチーズを食べた際には「研究所で毎日あれを食べられたら人間に復讐なんて考えなかった」と賞賛するほど。
能力
これらの能力は、画面に映し出されるハートに、リズムを合わせ各種ボタンを押すことで移動やアクションができる(以下、Nintendo Switch版における操作方法)。
基本能力
- ダッシュ
- 基本は移動する方向に向け、リズムに合わせコントローラーのAボタンを押すことでダッシュして移動する。
- 道の間隔が空いた際は、短い場合2回移動することで飛び越えられる。Lスティックを同時に使えば、ダッシュの距離を伸ばすことができる。Xボタンで力を溜めて行った場合は、更に距離が伸びる。逆方向にスティックを倒した場合、急停止も可能。
- ジャンプ
- 通常ジャンプ
- 短い段差等は簡単に超えられるが、高い段差はBボタンでジャンプすることで飛び越えられる。ジャンプ中にBボンタンを更に1回押せば、ジャンプの高さが少し上がる。
- 間隔が空き、更に高い崖があった場合も、ダッシュとジャンプを駆使すれば超えることができる。
- 壁ジャンプ
- マッドラットを壁にしがみつかせ、同時にBボタンを使えば、壁をジャンプで渡ることができる。壁ジャンプは壁に向かって何度でもすることが可能。壁にしがみついた時は、ダッシュで離れられる。
- 通常ジャンプ
- 急落下
- 空中にいる時、Yボタンを押せば急落下ができ、素早く降りることが可能。下に倒せる敵がいれば、急降下で蹴り飛ばせる(青いロックオンサイトが出ている敵に対しては自動的に追尾してくれる)。神さま曰く「とっても楽しくて気持ちいい小ワザ」、覚えておいて損はないとのこと。
- ブン殴る
- 倒せる敵が近くにいる場合は、ジャンプ後に再度Bボタンを押す事で黄色のロックオンサイトが出現。更にBボタンを押す事で相手をブン殴る(回転体当たり)事ができる。神様曰く「強く願えば、体が勝手に動いてブン殴ることができるはず」との事。ゲーム中は相手を足場にして空中移動する場面が多々あるので、空中ダッシュや急降下と併用するのがクリアの鍵となる。
特殊能力
耳鳴り
ラットにとって「耳鳴り」である、ゲーム中に流れるBGMそのもの。曲のBPM(テンポ)に合わせて画面の両脇からカーソルが流れてくるので、画面中央のラインに重なったタイミングで各種ボタンをタイミング良く押せばラットを動かす事ができる。
物語当初のマッドラットは衰弱しているせいで動きが鈍かったが、ハートが与えてくれる心臓の鼓動と耳鳴りのリズムに合わせることで、超ネズミ的なパワフルで素早い動きができるようになった。
時間の巻き戻し
胸に手を当て、ハートに語りかけると、「心の時計」が現れる。その時計を逆回転させれば時間を戻すことが可能。敵(悪夢・下水等)に当たって・落ちて死亡した場合も、時間を数秒前まで巻き戻せる(ただし、ステージのタイムリミット・夢パワーは巻き戻らない)。また、死亡時以外にもLボタンとRボタンの同時押しで任意に使用する事ができる。
夢について
人間を殺す手段については「隙を突いて、上から何かカタイものを脳天めがけてぶち当てる」といった程度の単純な考えしかなく、マッドラットは簡単だと考えていたが、後からハートからは「簡単じゃないじゃん」と突っ込まれていた。
ハートからは「ずっと時間を巻き戻していれば生き続けられる」と提案されるも、ずっと同じ場所で同じことをするのはマッドラットの性分が許さないらしく、何か偉大なことを成し遂げ、生きてる証を残さないと満足して死ねないらしい。そして、その満足できる夢が人間を殺すことであった。
また、下水道内ではその会話の時、生きた証を残す方法として自分の顔を描くも、ハートからは「こんなへたくそなラクガキを残しても意味がない」と言われている。
作中での活躍(ネタバレ注意)
※この先、本編に関するステージ1~6及び重大なネタバレを記載しています。ゲームをクリアしてからの閲覧を推奨します。
- オープニング~あの世
ゲーム開始直後に、プレイヤーが幾つかの質問に答える最中、台の上で両手両足に針が刺さって意識がない状態での初登場を迎えた。質問に答える度に、人間の持つオペとピンセットが近づき、腹を切り裂かれた所で終わる。
やがて「あの世」にて目を覚ました後、神さまから自分は死んだものの、最期の一日をやり直して夢とやり残したことを叶えるチャンスが与えられる。そして神さまから耳鳴りと基本の移動やアクションの仕方を学び、ゴールへと辿り着く。時間の巻き戻しの方法を学び、最期の一日の朝まで時間を巻き戻した。
- 研究所内
そして時間が最後の一日の朝まで巻き戻った後は、ケージから脱走し、復讐のために動き出す。研究所内を探索すると、自分の心臓であるハートの存在に気づき、共に行動することになる(ただし、幻覚程度にしか思っていない)。そして自分と同じ実験用ラット「モブラット」と出会い、自分の復讐を手伝ってもらおうとするが、意見が合わず誰も仲間にできなかった。
しばらく進むと、突如人間に捕まえられてしまい、モブラット達のケージに連れ戻されてしまう。しかしケージ内のモブラット達は急に狂暴化して襲いかかってきたため戦うことになる。襲ってくるモブラット達を撃退し窮地を脱するも、謎の頭痛によりマッドラットは意識を失った。
意識を失っている中、暗闇の中神さまからあなたは仮死状態になったということを伝えられ、危険な研究所から脱出し、外へ出るよう助言される。
- 下水道の地下水路
目を覚ましたマッドラットは、どういう訳かハートと共に下水道にいた。上下に下水が押し寄せてくる中、ハートと会話しながら下水道内を探索していると、白いネズミの幽霊に追いかけられてしまう(ハートには見えない)。マッドラットは殺したモブラットに自分が呪われてしまったと思い、下水道からの脱出を急ぐ。しかし、ネズミの幽霊は合体して「ゴーストラット」に変身。おぞましい姿へと変貌し、攻撃を避けながら脱出することとなった。
下水道から脱出した後、マッドラットは再び失神してしまう。失神中、暗闇の中で神さまと再会し、この先幽霊のように恐ろしい者達がマッドラットの行方を阻むこと、そしてゴールへと導いてくれるチーズを目印に先へと進むよう伝えられる。
- 再び研究所内(?)
目を覚ましたマッドラットは、再び研究所内にいた。神さまの言うゴールが近いという言葉を信じ、ラットは再び人間を探すことを決意する。ただし、研究所内にはチーズのような粘液があちこちに散乱する奇妙な様相になっていた。
研究所内を探索中に、マッドラットは朝から出ている「気味の悪い満月」の話をする。だがハートには見えておらず、ましてや人間を見つけた時もハートには見えていなかった。そしてハートから様子が変だと言われるが、マッドラットはハートを無視して先へと進んだ。
更に奥へと進み、再び人間を見つけたマッドラットは、背中から思い切り人間をぶん殴り、殺すことに成功する(ただし、モブラットと同様に血が黄色になっている)。そして再び神さまと再会し、この最高の気分のまま死なせてくれるよう頼むが、またチーズを辿ってゴールを目指すよう伝えられる。
しかし忠告を無視するマッドラットに対してハートは音楽を止めて妨害。更にラットを謎の空間へ連れてゆき勝負を挑んでくる。マッドラットは勝利後、目の前に現れたチーズの元へと向かう。しかしハートにブン殴られたことにより、マッドラットは目を覚まし、見知らぬ場所にいたことに気づく。
- 公園
見知らぬ場所でマッドラットは、再び目の前のチーズを取ろうとするも、黒い穴からクロネコの爪が伸び、マッドラット達は手を避けながら引き返すことに。そして、逃げる途中でマッドラットが見える景色が変わることから、自分は今まで研究所や下水道で見たことは全て幻覚だったことを知る。今まで、ハートがおかしいと思っていたが、自分が狂っていたことに気づき落ち込むが、ハートの励ましにより再び研究所の人間の元へ戻ることを決意する。
道中、野生のネズミ「ノララット」を見かけるも、ノララット達はさっきまでのマッドラットのようにチーズの幻覚に導かれてどこかへ行ってしまう。しかし気になって追いかけた先でノララット達はクロネコの一撃によって一瞬にして血の海に変貌してしまった。
そしてマッドラットの頭上からも止めの一撃が…と思ったのも束の間、気が付くと、マッドラットは人間の女の子の手に尻尾をつかまれていた。そしてハートから、女の子はクロネコからマッドラットを助けてくれたのだと知る。しかしそれが屈辱的だったマッドラットは、すぐに女の子の側から逃げ出してしまった。
- 再び地下水路
そして、研究所に戻るため、再び地下水路へと足を運ぶマッドラット達。そこに再びゴーストラットがおぞましい姿で現れるが、それもハートにより幻覚だと分かったマッドラットは、地下水路が水没する前に先へと進む。そこで再びクロネコと対峙したマッドラットは、戦いの末倒し勝利。
しかし、水の増水で溺れるクロネコに同情の念を抱いたマッドラットは、時間を対決前に巻き戻してなんとクロネコを説得。共に協力して地下水路の脱出に成功した。クロネコとは、脱出した後別れた。
- 夜の街
研究所へ向かい街中を移動していると、先ほど自分を助けた女の子が目の前で交通事故に遭い命を落とすのを目撃してしまう。女の子を助けるべく、事故が起きる前に時間を巻き戻したマッドラット達は急いで同じ道を走り抜け、轢かれる寸前で引き止める事に成功した。マッドラットの説教を余所に女の子はポケットに入れていた本物のチーズをラットにくれ、その場を去っていった。
- 幻覚・頭痛の正体
その後、今まで起きた幻覚や頭痛の正体は、神さまの仕業であった。理由は不明だが、女の子を助けたその後、最後の一日はもう時間切れであることを教え、ネコに食べられることによってマッドラットの命をそこで終わらせようとする。
無論反対するマッドラットは、幻覚によるチーズまみれの街を一匹彷徨うことになる。先へと進むと、再び神さまにより動けなくなるが、胸に手を当てることでハートの存在を認識し、ハートを幻覚の世界に呼び出すことに成功。そして神さまが召喚した敵を共に倒すが、所詮は幻覚での出来事に過ぎず、ネコに食べられる危機へと陥る。
しかし、現実の世界に現れたのは地下水路で助けたクロネコであり、マッドラット達は九死に一生を得たのだった。
- 夢の結末
ようやく街を抜け研究所に戻ったマッドラット達。しかし、これまでの経験から復讐以外の方法はないかと模索し、研究者の顔を見たら何か分かるかもしれないと考え、もう一度研究者を探すことを決める。
そして研究者を見つけるも、そこには研究者が記した手記があった。そこ手記の内容は、オープニングでの質問の内容と繋がっており、そしてその研究者の名前は「ドクター (プレイヤーが入力した名前)」であった。その手記を読んだ上で、ハートはもう一度人間を殺すのか問いかけるが、その判断はプレイヤー自身に委ねられる。
その後、ラット達は研究所を出て、街で話し合う。マッドラットは既に死ぬ運命を受け入れており、せっかくならばと「どこかキレイな場所」を死に場所にしたいと言い、ハートの提案から「夜空と本物の月が見れる場所」を死に場所と決めることになる。
そして、とうとうその場所に辿り着く。彼の見た初めての月は、幻覚よりもずっとちっぽけで、大したことではなかった。しかし、結局「こんなものなんだろう」と受け入れ、自分がハートに死ぬことがここまでずっと怖かったことを伝えるも、「きっと月と同じで大したことはない」とハートを諭す。
マッドラットの体が限界を迎え最期を迎えるという所に、再び神さまが現れる。
- 死の真実
再び神さまが目の前に現れ、まだ自分の中にいたのかと愚痴をこぼすが、神さまは「自分がマッドラットの中に居るから追い出すことはできない」と言う。だが、ネコに食われて死ぬ気はないとマッドラットは反論するも、なんと神さまは時間を朝まで巻き戻し、今までの出来事を全てなかったことにしようとしていた。
目が覚めると、マッドラットは再び研究所のケージの中に居た。一日の出来事が全てなくなったことにラットは嘆き、体の穴はなくなって、ハートもいなくなっており、心臓の音も耳鳴りもなくなっていた。
更に、再び彼は研究者の動物実験の実験台にされると思いきや、「彼の心臓が抜き取られ、代わりに別の心臓が心臓移植される」のを目撃する。次に目覚めた瞬間、ハートはマッドラットの目の前におり、マッドラットは「ハートが自分の心臓じゃなく、別の生物の心臓ということ」を知ったのだった。その真相はマッドラットの寿命を延ばす為の手術であったが、手術は成功せずラットの寿命は延びないまま、ハートがマッドラットの心臓として目覚めたであったとハートは語る。そして心臓移植と同時に、「偽物の神さまも一緒に自分の中に入った」のだと気づいた。
これを知ったマッドラットは、「時間を巻き戻して心臓移植をなかったことにする(実験所からハートを逃がし、実験台になるのを防ぐ)」ことを決意。ハートはそれではマッドラットが夜を待たずに死んでしまう為、反対するが、マッドラットも「お前(ハート)まで死ななくていいんだ」とハートを救いたい気持ちを伝え、それは身勝手だろうと自分に死の理由を与えてほしいという思いからだった。
それを聞いた偽物の神さまは、マッドラット達を幻覚で出来た歪んだ天国の世界に無理やり連れていく。マッドラットは、上記のことを実現させようと脱出へ向かい進みだす。そして再び頭痛が起こり、偽物の神さまと対峙。マッドラットは同じ体の中に住むハートと神さまの違いを「共存できるかできないかだ」と決め、ラットは最期まで抵抗することを誓った。
そして神さまとの対決。「パラサイト」としての真の姿を見せた。激しい死闘の末に勝利を掴み、パラサイトを戦意喪失させる事に成功。マッドラットとハートは時間を、自分がかつて死んだと思っていた日まで巻き戻らせた。
- 時間を巻き戻した後(エンディング)
時間が巻き戻った後、マッドラットは研究所のケージの中に戻っていた。そこから自力でケージを脱出し、そしてハートを見つけ、脱出させる。
そのハートの姿は、赤毛の猫であった。ハートはマッドラットの猫嫌いを知り、今までずっと自分の正体を隠していたのである。しかしマッドラットはネズミとしての本能すら乗り越え、二匹は互いにハグをし合った。そしてマッドラットは、自分の死にかけの体では付いていけないことを悟り、最期の一日でやってきたことをハートに託すことに決めた。
マッドラットは、情けない姿は見せたくないと、ハートに外へ脱出するよう促す。ハートは外で、最期の一日でやった「クロネコにネズミを襲わせない事」「女の子を事故から助ける事」をやり遂げ、それはエンディングで確認できる。
しかし、その後ハートは時間をマッドラットと別れる所まで戻し、ハートは自分の最後の願いである「もう少しだけラットといること」を頼み、マッドラットはハートの背に乗って移動することを決める。今まで「マッドラットがハートを心臓として運んでいた」のを、今度は「ハートがマッドラットを背に乗せ運んでいく」…
マッドラットはずっと死ぬのが怖く、人間を殺そうが殺さまいがその気持ちはきっと怖いままであったと自覚する。一度は時間を巻き戻して生き続けるのも良いのかもしれないと考えたが、結局は「生き物なんだからいつか死ぬんだ」と、死ぬことには逃れられず、同じ場所を何度も回り続ける「周し車」のような生き方は嫌なんだと最初から決めていた。
彼は、無駄に生き続けるぐらいなら、意味を持って死にたいと願っていたのである。
こうしてイカレたネズミ「マッドラット」の物語は終わりを迎えた。
この日は1周年記念として特設サイトが設立されたが、マッドラットの一周忌でもある為か、マッドラットに好きな花を献花できる仕様となっている。
余談
ゲーム中のマッドラットは基本的に画面右側を向いており、左向きのグラフィックは右向きの反転となっている。そのため、耳のタグの位置や縫い目なども向きによって反転する(公式イラストにおいても同様)。マッドラットを描く場合、公式に準じるのもアリだが、ゲーム中や公式イラストでは隠れて見えない画面奥側の半身を想像して描いてみるのも手かもしれない。
関連イラスト
ストーリー上の関係の為か、主にハートと一緒に描かれるイラストが多い。