データ
フランスのブドウ畑で化石が発見された事から「ブドウ畑の爬虫類」を意味する。全長18メートル・体重10トンと竜脚類としては小型だが、白亜紀後期のヨーロッパでは最大の恐竜とされる。
ルーマニアのマジャーロサウルスは本種の矮小種とする説もある。
そんなこいつの最大の特徴は背中の装甲。多くの竜脚類(サルタサウルスなど)の装甲は単純なものが多かったが、アンペロサウルスの装甲はアンキロサウルスなどの鎧竜に匹敵するほどであった。この装甲で当時棲息したピロラプトルやタラスコサウルスなどの獣脚類から身を守っていたと考えられている。
付近ではアンペロサウルスが産んだ可能性のある卵の化石も発掘されている。
その風貌からゲームにも多数登場している。またブドウ畑で発掘されたことからワインのラベルにも描かれている。
古代王者恐竜キング
2007第3紀から登場。必殺技はチョキ。
竜脚類としては中型だが、本作でバトルのメインを張る恐竜としては大柄な部類なのと背中のヨロイにちなんでか「難攻不落の巨躯」の二つ名を与えられた。
強そうなビジュアルのおかげか堂々のつよさ2000とスピノサウルスに次ぐ水属性の最高位。ちなみにこの後出てきたのも竜脚類だらけで、「ティタノサウルス・コルバーチ(イシサウルス)」ティタノサウルス本種、ネメグトサウルスなどティタノサウルス類の他、ケティオサウルス、アグスティニア、ディクラエオサウルス、アパトサウルスの「ブロント」、ジョバリア……。ちなみにアパトサウルス自身はちゃっかりシークレット恐竜入りしている。
- 共に水属性を担ったスピノサウルス科で1800以上なのはスピノサウルス本種だけで、イリテーターが1000、スコミムス1400、次点のバリオニクスでさえ1600止まりとバランスは良いがちょっぴり冷遇気味な配置であった。これは当時発見されていたスピノサウルス科が少なかったためと思われる。
バトルタイプは2007第4紀+ではハンタータイプ、激闘!ザンジャークではカウンタータイプ、目覚めよ!新たなる力!!ではあいこかいふくタイプ。
- 「7つのかけら」では超カウンタータイプになっていた。また頭部が三角形、ヨロイが若干銀色っぽくなった他、なぜか鳴き声がブラキケラトプスの流用になっているため微妙に口の動きと合ってない。
- ムッタブラサウルス・リリエンステルヌス・ガストニア・タラルルス・エオラプトル・サウロファガナクス・マプサウルス・ペンタケラトプス……「7つのかけら」でブラキケラトプスの鳴き声が流用されていた連中。アーケード版の音源が間に合わなかったのだろうか?
初登場したバージョンでは同時に登場した超わざ「アクアボルテックス」のわざカードにも描かれていた。
「青い恐竜のたまご」や「ヨーロッパのたまご」使用時に出てくる事もある。
テレビアニメでは第42話に登場。シベリアの近くの湖にカードが落ちた事で出現。
わざカードは「アクアボルテックス」が入っていた。
第47話ではブラックティラノサウルスに倒されるも、第1紀の最終話ではブラックティラノサウルスを倒した。
カセキホリダー
そのまんま「アンペロ」として登場。個性的なデフォルメが多い本作だが、張と背中の走行もある。
最強王図鑑フランチャイズ
「恐竜最強王」と「恐竜タッグ最強王」の2作で登場。
恐竜最強王ではサルコスクスと戦闘。尻尾で叩き伏せたり前足で踏みつけて攻撃したが、あと一歩のところで意識を取り戻されてしまい、前足を噛みつかれそのままへし折られる形で敗北した。
恐竜タッグ最強王ではギガノトサウルスを相方に参戦。サルコスクス戦では活かせなかった体のトゲを使った攻撃や巨体で相手の行く手を阻む妨害戦術を中心にギガノトサウルスを庇う戦術を多用しており、この戦法でブラキオサウルスにダメージを蓄積させたり、カルノタウルスやカルカロドントサウルス、パキケファロサウルスを足止めしたりと相方のサポートに徹底した。
そして決勝でもティラノサウルス相手に敗れつつも重症を負わせることに成功し、見事優勝を飾った。
最強王図鑑シリーズの優勝者の中で、現状唯一表紙に描かれていない生物はこれとギガノトサウルスが史上初となった。
因みに、過去優勝者が1回戦で儚く散った場面は幾つかあったが、(相方が居たとはいえ)『初登場時は初戦敗退したものの、再登場時に優勝した』のはこのアンペロサウルスが唯一となっている。
なお、この奇跡的な大出世のおかげもあり、アニメ版での登場も非常に期待されており、今後の飛躍にも期待がかかる状況だ。
また、「恐竜タッグ最強王図鑑」に登場した際は化石及び恐竜最強王図鑑の時よりも棘が長く伸びた姿になっている。