概要
学名:Antarctosaurus アンタルクトサウルス と表記されることが多い。
全長19~30m、体重30~50tほどの大型のティタノサウルス類である。
名前の由来は「南極圏のトカゲ」と言われることがあるが、下記のように実際に発見されたのは南米であり、正確には「南のトカゲ」のほうが正しい。この誤解は、本種の学名が南極と由来が同じ(古代ギリシャ語でanti-「反対の」+arktos「北」)ことが要因となっている。
南アメリカのアルゼンチンで発見された、最大級の竜脚類の1つである。頭骨は高く、顔は短く、幅の広い口先をしていた。前足・後足は、細めだったようであり、ブラキオサウルスやディプロドクスの仲間にも共通する特徴もある。
タイプ種(その生物を新種として定義するための種)となるA.wichmannianusのほか、インドやカザフスタンなどから4種が追加されていたが、そのほとんどは現在ではアンタークトサウルスとは関係のない恐竜であったと判明しており、インドで発見されたものはジャイノサウルスと改名された。
関連タグ
アンタークトペルタ…正真正銘の南極で発見された鎧竜。