概要
2007年に定義されたティタノサウルス類の分類群で、アルゼンチン先住民の言葉で「酋長」を意味する言葉に由来する。フタロンコサウルスおよびそのすべての子孫の最近共通祖先から成る。
他のティタノサウルス類とは、以下の特徴から区別されている。またこれ以外にも、翼型の側面突起を持つ非常に広い胴椎と、非常に広い胸郭を持っていた。
- 広く異常に厚い頸肋骨
- 非常に堅牢な首の神経棘
- 比較的狭い神経管
- 巨大なアーチ型の神経弓
主に白亜紀後期のアルゼンチンで栄えており、全長30m以上にもなる史上最大級の恐竜が多数含まれているが、他のティタノサウルス類同様に完全な骨格化石は少なく、まだ謎めいている点も多い。
頭骨はどの種も見つかっていないが、マラウィサウルスとは姉妹群であったとされており、同じように丸みを持った典型的なマクロナリア類の顔つきだったとされている。