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ゴブリンスレイヤー

ごぶりんすれいやー

『ゴブリンスレイヤー』とは、蝸牛くも氏によるやる夫スレ及びライトノベル。もしくは、「ゴブリンを退治する者」、「ゴブリン殺し」を意味する呼称。
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概要


「これは小鬼を殺すだけの男が、“冒険者”になることを願う物語───────。」



ゴブリンスレイヤー【GOBLIN SLAYER! ~He does not let anyone roll the dice~】
原作著者:蝸牛くも
イラスト:神奈月昇

文庫版はGA文庫より2016年2月から刊行。出版はSBクリエイティブ。
「このライトノベルがすごい! 2017」(宝島社刊) 文庫新作部門第1位。

黒瀬浩介氏によるコミカライズ版は2016年5月より連載開始。スクウェア・エニックスより月刊ビッグガンガンにて掲載中。
2017年2月にて本作の外伝作品である「ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン」の連載と刊行が決定。小説版、コミカライズ版ともに10月からガンガンONLINEにて連載を開始、コミック版はヤングガンガンにも掲載中。

ジャンルはハイ・ファンタジー及びダークファンタジー
辺境のギルドにおいてゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた男─────“ゴブリンスレイヤー”と、その仲間達による活躍が描かれる。また伝説や英雄になれないキャラクターの苦闘や死闘、生活など世界観が明確に描写されると共に、ファンタジーにおける雑魚モンスターを一般人では対処できない冷酷且つ狡猾な敵として再定義したゴブリンを初めとして、容赦のない残酷な描写が既存のイメージを打ち破る衝撃的一作として知られる。

また、この手のファンタジーものと大きく異なり、HPやMPなどの概念はあるものの斬られれば手足は欠損し、頭を殴られれば昏倒したり潰れ、死亡する。魔法も使える回数に限界があり、レベルが上がれば「流れ弾や下級モンスターの不意打ちがダメージとなり得ない」「魔法が何十発何百発単位で打てるようになる」「体力がわずかでも残っていれば治癒魔法で回復する」世界観ではなく、一つ誤れば些細な理不尽で死傷に至るインフレしない現実寄りの世界観が特徴。

出版への経緯

Web小説の商業化作品の1つではなく、原作がアスキーアートを用いたやる夫スレ作品という少々稀な出自の作品である。
勘違いしている人が多いが本作はWeb小説の書籍化ではなく、やる夫スレ版そのものの出版でもなく、やる夫スレ版がGA文庫編集部の目に留まってオリジナル小説化されたものでもない。
本作はやる夫スレの作者本人の手によってオリジナル小説にリファインされたものであり、当初は富士見ファンタジア文庫大賞に応募されたものであった。
結果としては三次選考落ちに終わったものの、創作意欲を掻き立てられた作者はその後も様々な作品を執筆&投稿を繰り返し、
その後今川氏真嫁さんとイチャコラしながら京都まで旅行(目的:信長と蹴鞠する)しながら道中で家康から受けた密命によって忍者とチャンバラするという内容の『天下一蹴 -氏真無用剣-』をGA文庫大賞に応募。
「面白いけど流石に時代劇ハンデは覆せない」という理由で最終選考落ちしたものの、それじゃあほかの作品はどうだろうと編集部が調べた結果本作のタイトルが目に留まり、声がかかって出版に至った、というものである。

なお、巻末にてまとめサイトへの謝辞が述べられているが、これはAA版の経緯からであり、書籍化後に過激な部分だけを切り取り煽ったり、本作が小説家になろうの同名作品が原作と吹聴するまとめサイトも存在するので注意。


文庫版紹介

あらすじ

辺境の街で新人冒険者となったとある女神官は、初めて組んだパーティーと共に“初心者向け”・“簡単”と言われるゴブリン退治へと向かうも、洞窟で全滅の危機に陥ってしまう。その窮地を救った者こそ、自らを“小鬼を殺す者”と名乗る1人の戦士だった。
油断せず、淡々と、徹底的にゴブリンを殺戮し続ける“彼”は、ゴブリンの退治依頼のみで銀等級にまで上り詰めた稀有な冒険者である。


「────────俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」


“彼”は決して、神々に骰子を振らせようとしなかった。
故にこそ、その冒険者の結末は神々でさえも予想できない。

復讐に取り憑かれしゴブリン族の殺戮者。
狂気の職人気質を持った孤高の戦士が繰り広げる、冒険と死闘。
新たな仲間や人々との思いがけない出会いは、この男に何をもたらすのか。

小鬼討伐に命を懸ける男の本格派ダークファンタジー、ここに開幕!!


世界観

天上にて世界の支配権を巡り争った神々は、骰子(ダイス)での勝負に飽きて“世界”という遊戯盤と駒である“様々な者達”を創造し、数多の歴史を紡ぐ彼らを見守り、そして愛した。
時に平和があり、時に戦乱が起こるその“世界”では、古代より2つの勢力が戦いを繰り返していた。

一方は光や秩序、宿命のもとに社会と文化をつくりあげた者達。
只人(ヒューム)、森人(エルフ)、鉱人(ドワーフ)、蜥蜴人(リザードマン)、圃人(レーア)などを代表とする『祈りの言葉持つ者(プレイヤー)』

また一方は闇と混沌、偶然のもとにプレイヤー達と敵対する怪物達。
小鬼(ゴブリン)、人喰い鬼(オーガ)、巨人(トロル)、悪魔(デーモン)、竜(ドラゴン)などを代表とする『祈り持たぬ者(ノンプレイヤー)』

国家を築き、救世の勇者を輩出してきた秩序の勢力と、邪教を広め、魔神王が脅威する混沌の勢力。
これらが相対立し歴史を刻んでゆく一方、“冒険者”達は財宝を見つけるために遺跡や迷宮を踏破し、武勲を得るために怪物を退治する。
各地のギルドが管理し、社会への貢献を成す“傭兵”として、武装した成らず者たる彼らは機能していた。

それは、本作の舞台となる「辺境の町」に暮らす彼らもまた、例外ではない。
ただひとつ。───────手段を選ばず、手間を惜しまず、ゴブリンだけを執拗に狩る・・・・そんな、とある“変わり者”の存在を除いては。


用語概略

・冒険者
ギルドに管理された『武装した無頼漢たち』。
・冒険者ギルド
冒険者を管理し、仕事を斡旋する職業組合。多くの町に支部がある。
・十段等級
冒険者にとっての「身分」であり、格付けによる社会的な評価。在野のほとんどは最下位の白磁級から第三位の銀等級までであり、第二位たる金等級は国家に関わる人物、第一位の白金等級は史上でも数人である。
・奇跡
祈りと嘆願によって神と魂を繋ぐことで賜る御業。
・魔術
真に力ある言葉をもって世界の理を改築する術。


登場人物

※CVはドラマCDのキャスト。

辺境の町

  • ゴブリンスレイヤー / Goblin Slayer

【────────つまり俺は、奴らにとっての“ゴブリン”だ。】
『無理や無茶をして勝てるならいくらでもするが、それで上手くいくなら、苦労はしない。』
(CV:梅原裕一郎

ゴブリンスレイヤー


この世界における名も無き冒険者『あ』にして本作の主人公“小鬼を殺す者(ゴブリンスレイヤー)”の渾名を称する男性。主に「ゴブリンスレイヤー」、「彼」と呼称される。
作中では基本的に辺境の街を活動拠点とする只人冒険者で、ゴブリン退治の依頼のみを単独で受諾し、数年に亘って淡々とゴブリンを狩り続けている。冒険者としての階級は第三位、銀等級。この等級に上り詰めたとは言っても、彼にしてみれば「ギルドが勝手に決めた事」であるらしく、小鬼退治に夢中で昇級審査に積極的でなかったのか、あるいはその功績のみを純粋に評価された結果として現在の階級に収まっていると思われる。
同業の冒険者たちからは「雑魚狩り専門」というレッテルと、不気味な外見や素行から実力は低く見られがちで、同階級はおろか格下の冒険者からもナメられている節がある。
小鬼禍(ゴブリンハザード)が個人や村単位にとっての“大変な害悪”ではあっても、国全体にとって見れば“重大な脅威”ではないため、冒険者の間でも実入りの少なさから敬遠されがちなゴブリン討伐を報酬の多寡に関わらず自ら買って出る彼は、ゴブリンの跋扈に怯える貧しい村落などにとってはまさしく救世主にも等しい存在であり、崇められている訳ではないのだが実際、吟遊詩人の創作歌のモデルとして起用されたり、不気味な外見に反して庶民からの受けが意外と良かったりする。同業の冒険者である槍使いが“辺境最強”であるのなら、風貌はともかくとしても彼は“辺境最優”と呼ばれるに相応しい冒険者であろう。
原作第一巻の時点から5年前に辺境の町へと辿り着き、郊外の牧場で納屋を間借りして定住している。牧場は勿論のこと、町周辺の見廻りや罠設置など、ゴブリンの襲撃を常に警戒し備えている。

身に纏う装備は角の折れた鉄兜と安っぽい革鎧鎖帷子。左腕に小振りな円盾を括り付けており、雑嚢にはゴブリン退治に使用する小道具が詰まっている。用心を兼ねて鎧と鉄兜を外す事はほとんどなく、彼が周囲に素顔をさらす事も滅多にない。食事の時ですら兜のまま、面頬の隙間から器用に食べている。臭いを察知されないために装備の汚れ落としは一切行っておらず、破損した場合も滅多に買い替えはせず修理に出す。それ故に鎧兜は常に薄汚れており、新人冒険者の方がまだまともな格好をしていると指摘される事もしばしば。初見の者からはリビングメイルさまようよろい、亡者の類などに見間違われる事すらある。
冒険では対ゴブリンに特化した(とりわけ巣穴の中など、洞窟戦。)戦闘スタイルを執る。故に使用する剣は中途半端な刃渡りのモノを好んで使用する。血脂に濡れて斬れ味が落ちた場合は投擲や投棄も辞さないため、武器屋で購入する際も安価な粗雑モノを選んで仕入れる。また、ゴブリンの使う剣や弓、あるいは棍棒石斧といった原始的な武器をも殺して奪い、使い潰した手持ちの武器と交換して代用するなど、略奪民族たるゴブリンの性質を最大限に利用する。

善悪に偏らない中庸な性質で、無愛想且つ大真面目。口数もけして多くはなく話し方は無機質で淡々としており、およそ巫山戯などは似合わないぶっきらぼうで、他人との日常的な会話では「ああ」、「いや」、「そうか」、「そうだな」だけで返答としてしまう事もしばしば。面倒くさくなると露骨に話題を切替えたりもする。これらは女神官や妖精弓手から指摘されたのを機に、少しずつ改善の努力はしている模様。
周囲の多くからは頑固で偏屈で変人と思われているが、本人にとってはゴブリン退治の為に必要な事をしているだけ。他人からの評価はほとんどの場合 意に介さずで、悪口や陰口なども特に気にせず、余程の悪意がない限りは不条理に対して根に持つことをしない。また仲間内からは、ボンクラで放っておけない、意外と周りを見ているしどこかわかりやすい、約束事はきちんと守ろうと努力するあたり良い意味でも悪い意味でも律儀、と言われている。
逆に言えばこれまでゴブリン殺しに特化し過ぎた生き方をしてきた為に、過去の復讐や村の被害者を減らしたい(という想いはあるが)などの目的を通り越し、「ゴブリンを殺す」事自体が使命感を越えた一種の“愉悦”や“趣味”、“生きがい”に近い意味を持った生涯の“目的”となってしまっている節がある。
料理は出来なくもないが下手っぴ。幼い頃に姉がよく作ってくれたこともあり、好きな食事はシチューである。
姉は子供達に読み書きを教える先生、父は腕の良い猟師だった。

等級相応の実戦経験を持ち、冷静・冷徹、容赦も油断も無く咄嗟の判断も早い。鎧を日常的に着込むため、がたいはしっかりしていても肌は色白。筋骨隆ではないが十分に鍛えられた肉体と体力を持つ。
剣術や弓術、投石紐といった飛び道具の扱いなど、ゴブリン退治に役立つ攻撃手段は一通り平均以上の技量でこなせる。ただし特筆できるほどに長けた腕前の技術は1つも無く、素早く正確な剣術や投擲術は訓練の末に獲得した技能であり、専門家に比べて技量自体が高い訳ではない。それ故、戦う相手の技量が自身を上回っているのであれば死んだふりやだましうちも辞さない。つまりは、才能の無い凡人が小鬼退治に必要な技能をひたすら鍛えた結果が現在の“彼”である。その一方で、トータルで見れば満遍なく鍛え上げた器用貧乏タイプとも解釈出来る。
ゴブリン退治の価値や武具を奪われた際の危惧、単純な効果対費用からして魔剣の類は全く使わず、所持もしないしそもそも眼中にない。およそ“冒険”には使わないような道具を雑嚢に敷き詰めており、意外にも便利なそれらを使い分ける事で窮地を打開する場合が多い。所作封じの催涙弾などは自前で調合し、作っている。
冒険においては、女神官と組むまでは年がら年中、ほぼ休み無しの単独(ソロ)でゴブリン退治に臨んでいた。一党(パーティー)で活動するようになってからは一党の頭目として指示を出したり、斥候(スカウト)及び戦士(ファイター)として前衛を担うようになる。呪文は使えないが、数々の道具や伝聞による幅広な知識、あまり周囲への被害を考慮に入れないが故の大胆な奇策発案などを武器に戦ってゆく。客観的に見れば、実は意外と幸運も持ち合わせている。
ゴブリン退治における彼の最大の武器とは、ゴブリンという種族に対する理解徹底した容赦の無さ執着心、奴らを決して侮らない用心深さ。そしてゴブリンのもたらした災禍が見せる、反吐が出るほどの悲惨な現実と悪意。これを真っ向から直視する、他の“冒険者”とは別の意味でかけ離れた ある種の強靭な精神性である。

女神官とは辺境の町周辺で活動を始めてから5年が経った頃、あるゴブリン退治で窮地を救って以来頻繁に同行するようになり、彼女を補佐として一党を組んだ。
妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶らとは、世間が古代の魔神王の復活を起因とする悪魔の増加に窮していた時分に、近隣種族の会合場所付近にて活発化したゴブリンの退治依頼をきっかけとして即席の一党を組み、この一件以降もなにかと彼を気にかけ、しばしば行動を共にするようになった。

10年前の夏。かつて辺境の町の付近で発生した小鬼禍により壊滅した、とある村の生き残り。
家族であった実姉が惨殺される光景を目の当たりにし、災禍から5年もの間、消息を絶っていた。

やる夫スレ版で当てられたAAはさまようよろいといった戦士系である他、兜に「鬼殺」の文字が入れられている。小説版のイラストでは文字は無い。小説版でも元ネタのさまようよろいはネタ元として使われている。

  • 女神官 / Priestess
【『護り、癒し、救え。』────────地母神の三聖句】
『一緒に行きます。放っておけませんから、あなた。』
(CV:小倉唯

女神官さん


15歳で冒険者となってから初のゴブリン退治で絶命の危機に陥った際、ゴブリンスレイヤーによって命を救われた金髪の少女。以降は彼の相棒的立場として支えるべく、一党を組み行動を共にする。地母神を崇める敬虔な女性神官(プリーステス)に相応しく、とても優しい性格。しばしば無茶を冒すゴブリンスレイヤーを心配し、同時によく慕っている。一党内では地母神のもたらす奇跡を賜り前衛補佐を担うと共に、炊事もこなすなど甲斐甲斐しさが目立つ。やる夫スレ版ではAAはドラゴンクエストIII女僧侶となっている。

  • 牛飼娘 / Cow Girl
【彼女にとって大事なのはいつだって、天気と、家畜と、作物と。そして“彼”のことだ。】
『ゆっくりさ、考えようよ。────────焦んなくて良いからね。』
(CV:井口裕香

牛飼娘


辺境の町の郊外で叔父と共に牧場を営んでいる女性。納屋を間借りして定住しているゴブリンスレイヤーは、彼女にとって2歳年上の幼馴染にあたる。彼と故郷を同じくするが、村が小鬼禍に遭った日、叔父の牧場で泊まっていた為に無事だった。5年前、新人の冒険者として活動を始めた彼と再会し、現在に至る。ミディアムの赤髪に豊かな胸を持ち、性格もどちらかと言えば明るい。但し、外伝のイヤーワンでは故郷の災禍に対する負い目から、その陽気さに影が差していた。
ゴブリンスレイヤーは初恋の相手でもあり、今も尚、明確な好意を抱いている。料理が上手く、彼の好物であるシチューもよく作っている。やる夫スレ版ではAAは主に御影アキが当てられている。

  • 受付嬢 / Guild Girl
【────────ペンも紙もなしに、如何して冒険が出来ようものか。】
『誰かがやらなきゃならない事をやっているんです。堂々としていてください。』
(CV:内田真礼

看板お嬢様


冒険者ギルドの受付。ゴブリンスレイヤーと同時期に辺境の町に配属された役人の女性で、彼の担当としてその新人時代から現在までを知る人物。昔から変わらずゴブリン退治を率先して引き受けてくれる彼に感謝しており、今では優先的に仕事を斡旋してあげたりもしている。ストイックな人間が好みであり彼に好意を抱いているものの、なかなか言い出せないでいる。片や槍使いからは何度も口説かれており、毎度適当な対応でやり過ごしている。やる夫スレ版ではAAに千川ちひろが当てられており、そのためか小説版のキャラデザも特にそっくりである。ただしドラマCDの中の人は神崎蘭子のほう。

  • 妖精弓手 / High Elf Archer
【無知なる者こそが幸福である。知ることは、最上の喜びなのだから。────────森人の格言】
『十分に熟達した技術は、魔法と見分けがつかないものよ。』
(CV:東山奈央

妖精弓手


上森人(ハイエルフ)族の女性冒険者であり、凄腕の弓手。階級は第三位、銀等級。森人特有の美貌と若い容姿とは裏腹に2000歳と長命だが、故郷の森から出てきたばかりでまだまだ見聞は狭く、未熟。すらりとした華奢な体躯で、白緑色の長髪はリボンで結っている。貧乳が悩みであり、鉱人からはしばしば金床と弄られる。“未知を知る”事を喜びとし、またそのための“冒険”を好む。ゴブリン退治の一件でゴブリンスレイヤーと一党を組む事になり、以降は彼に“冒険”をさせたいと徐々に意識するようになる。また、ゴブリンスレイヤーの事をエルフ語の『オルクボルグ』という字名で呼ぶ。一党内での役割は野伏(レンジャー)及び斥候だが、ひとたび弓を持てば後衛として呪文遣いにも劣らぬ火力を発揮する。やる夫スレ版で当てられたAAはシノン

  • 鉱人道士 / Dwarf Shaman
【宝石も金属も、磨く前は全て石塊。物事を見た目で判断するドワーフはこの世におらぬ。】
『ふふふ。こう見えてもわしゃあ、鉱人の中じゃ伊達男で通っておるでな。』
(CV:中村悠一

おえかき


鉱人族の冒険者であり、また優れた術師でもある。階級は第三位、銀等級。妖精弓手、蜥蜴僧侶と共にゴブリンスレイヤーと一党を組む事になる。妖精弓手とは種族の相性からかしばしば言い合いや張り合いになるものの、互いを罵り、時には認め合う良き喧嘩友達。一党内では呪文遣い(スペルスリンガー)として高い火力と多様性の高さを誇り、後衛ながらに専ら投石紐を使っては時に手斧を振るう。鉱人族秘伝の火酒を携行しており、かなりの酒豪である。ゴブリンスレイヤーの事は『かみきり丸』という字名で呼び、妖精弓手や蜥蜴僧侶の事もそれぞれ特徴を踏まえて『耳長娘』、『鱗の』と呼んでいる。やる夫スレ版で当てられたAAはネテロ

  • 蜥蜴僧侶 / Lizard Priest
【────────竜とは“逃げぬ者”なれば。】
『おお!恐るべき竜よ、大いなる父祖よ!末裔の戦働きを御照覧あれ!!』
(CV:杉田智和

ここんとこのまとめ


戦闘民族たる沼地の蜥蜴人族を出身とする冒険者であり、聡明な僧兵。階級は第三位、銀等級。父祖である恐るべき竜を信奉しており、戦にて異端を滅する事で位階を高め、いずれ自らもまた竜と成る事を望む。曲者揃いの一党内では真面目なまとめ役。全身武器の剛健な前衛ながら祖竜がもたらす奇跡をも賜る事ができ、竜牙兵や牙刀の召喚から身体強化、治癒まで幅広くこなす神官戦士である。ゴブリンスレイヤーを『小鬼殺し殿』と敬称して呼んでおり、しばしば奇策を提案する彼に次いで、一党における参謀役を担う。ダンジョンでは蜥蜴の暗視能力もあってか地図作成を任される事も。牛飼娘の牧場で作られたチーズを食した際に大いに気に入り、「甘露!」と大喜びするほどの好物になった。やる夫スレ版で当てられたAAはウルキアガ

  • 槍使い / Lancer
【尊敬に値する敵を、明日の友とはしたくない。────────少なくとも今日は。】
『白兵戦の前に魔術戦だっつーのな。ったく、この脳筋どもめ。』
(CV:松岡禎丞
辺境の街を活動拠点とする冒険者の男性。階級は第三位、銀等級。ベテラン冒険者の筆頭であり、槍を持たせれば都の強者にも勝るとされる槍の名手“辺境最強”の異名を有しており、魔女と一党を組んでいる。本職ではないが呪文を使う事もでき、耳飾りが発動体となっている。ギルドの受付嬢に惚れており幾度もアプローチしているが、いつも適当にあしらわれてしまっている。かねてからゴブリンスレイヤーを疎んじていたものの、ある一件から少し距離を縮め、良き知人となっていく。小説版では桃色の髪色を持つ美太夫だが、やる夫スレ版でのAAはランサーが当てられていた。

  • 魔女 / Sorceress
【神秘と愛は舌先から紡ぐほどに解れるもの。況や、女の美しさをや。】
『ふふ。道は、いっぱい、ね。正解なんてないの。難しい、から。』
(CV:日笠陽子
辺境の街を活動拠点とする冒険者の女性。階級は第三位、銀等級。槍使いの相方として冒険の供をする高位の呪文遣いで、煙管の着火に呪文を無駄遣いしてしまえるほどの高い実力を持つ。相棒である槍使いの事を密かに好いているが、当の本人は別の女性に夢中のため気付かれていない。ゴブリンスレイヤーとはかねてから多少の交流もある知人同士で、彼の素顔も知っている。小説版では知的且つ艶美な雰囲気を醸す巨乳の美女だが、やる夫スレ版でのAAはソーサレスが当てられていた。

  • 重戦士 / Heavy Warrier
【己を鍛えて刃で屠れ。血が出るならば敵ではない。────────鋼の秘密、その一端】
『っしゃあ!いい加減、雑魚相手も嫌になってたとこだ!“大物喰らい”が俺の本職だからな!!』
辺境の街を活動拠点とする冒険者の男性。階級は第三位、銀等級。両手持ちの大剣を振るい、戦いにおいては大物食いを本分とする重鎧の益荒男。女騎士や半森人、少年斥候や圃人の少女巫女師と一党を組み、“辺境最高”と呼ばれる一党の頭目として高い実力を備えている。少年斥候や巫女師たちからは“兄ちゃん”と呼ばれ慕われている。同業としては銀等級らしからぬゴブリンスレイヤーを疎んじてはいるものの、その実、故郷を小鬼禍から守った人物として彼には感謝している。相方である女騎士から好意を向けられているが、色恋事が不得手なのか対応に困っている様子。小説版では野獣の雰囲気を持つ筋骨隆々とした魁偉だが、やる夫スレ版でのAAはガッツが当てられていた。

  • 女騎士
『────────フフ。また私のおかげで命を拾ったな。』
辺境の街を活動拠点とする冒険者の女性。階級は第三位、銀等級。騎士甲冑と大盾による高い防御を備え、長剣での鋭い剣撃を放つ麗人。重戦士と一党を組んでおり、彼の窮地を幾度も救ってきたベテラン剣士。一党の壁役(タンク)を担う。聖騎士(パラディン)を志望しているものの、生来の豪気な性格もあって賭け事などに興じるのもしばしば、酒癖もよろしくない。少年斥候や巫女師たちからは“姉ちゃん”と呼ばれ慕われている。同業としては銀等級らしからぬゴブリンスレイヤーを疎んじていたが、とある相談事について真摯に接してくれた事を機に良き知人として認識を改めるようになった。重戦士の事を好いており、彼と交際するために少しずつアプローチをかけている。小説版では凜とした雰囲気を持つ長髪の女性騎士だが、やる夫スレ版でのAAはアグリアスが当てられていた。

  • 半森人の軽戦士
重戦士が率いる“辺境最高の一党”の一員。礼儀正しい半森人(ハーフエルフ)族の男性で、一党内では会計担当の苦労人。浮き名を流しているらしい。

  • 少年斥候
重戦士が率いる“辺境最高の一党”の一員。いまだ未熟な斥候だが、活発で少々お調子者。齢の近い少女巫女師としばしば行動を共にしているものの、大分尻に敷かれている様子。作中ではゴブリンスレイヤーの事を初めて『“ゴブスレ”のおっちゃん』と略した上におっさん呼ばわりした強者である。新米戦士とは友人関係。

  • 圃人の少女巫女師
重戦士が率いる“辺境最高の一党”の一員。圃人族であり、いまだ未熟な巫女師(ドルイド)だが財布の紐はちゃんと締めているしっかり者。齢の近い少年斥候としばしば行動を共にしている。見習い聖女とは友人関係。

  • 新米戦士
辺境の町を拠点として活動する少年冒険者。同郷の幼馴染である見習い聖女と一党を組み、一朝一夕にはいかない冒険者としての日々を奮闘している。

  • 見習い聖女
辺境の町を拠点として活動する少年冒険者。同郷の幼馴染である新米戦士と一党を組み、聖女としての修行を積みながら、危なっかしい相棒を支えている。

  • 圃人斥候
武僧、戦斧士、妖術師とパーティを組んでいたが、昇格審査の際に財宝を秘密でくすねていた事が発覚し、ギルドから処分を受けてしまい、その面接を担当した受付嬢とゴブリンスレイヤーを逆恨みする。
軽薄な態度を取るが裏では身勝手さの塊で、いわば圃人の皮を被ったゴブリンそのもの。しかしそういった小物染みた性格に反して、ゴブリンスレイヤーが実力では敵わない相手であると認識する慎重さはある。秋祭の夜に急襲を仕掛けるも、まともでない戦い方を熟知したゴブリンスレイヤーによる死んだふりからの不意打ちで絶命する。やる夫スレ版でのAAは三好(賭博黙示録カイジ)が当てられていた。

  • 工房の翁
冒険者ギルドの武具店に鍛冶工房を構える鍛冶師の老爺。鉱人のような髭面をしているが歴とした只人。ゴブリンスレイヤーとはかれこれ5年の付き合いであり、彼の新人時代と素顔を知る数少ない人物。

  • 工房の丁稚
工房の翁を親方として師事している徒弟の少年。昼間は工房の仕事を手伝い、夜中に鍛造の自主練習を重ねている。酒場の獣人女給とは、夜に差し入れをしてもらい雑談に耽る仲。

  • 獣人女給
冒険者ギルドの酒場で女給として働いている獣人(パットフット)の女性。明朗快活な人柄で、長髪はポニーテールにまとめおり、掌には肉球がある。丁稚の少年を気にかけており、よく厨房の残飯を差し入れしている。

  • 料理長
圃人族の中年男性。冒険者ギルドの酒場にある厨房をほぼ1人で切り盛りしている料理人。獣人女給には“おっちゃん”と呼ばれている。

  • 監督官
冒険者ギルドの職員であり同時に、至高神の司祭。受付嬢とは都の研修の頃からの付き合いで、現在も同僚である。

  • 叔父さん
辺境の町郊外にある牧場を営んでいる牧場主で、牛飼娘の母の実兄にあたる男性。顔は厳ついが心優しく、親切で善良な人物。10年前に小鬼禍で親を亡くした姪を引取り、愛娘として大切に育ててきた。同居人であるゴブリンスレイヤーの事は苦手としており、現在の彼を「タガが外れている」と表現している。

水の町

  • 剣の乙女 / Sword Maiden

【愛とは互いを見つめ合うことではない。同じ行く手を共に見ることである。────────ある詩人】

剣のせおじょめ


西方辺境一帯における神官職の頂点、大司教(アークビショップ)を担う聖女。扇情的な肉体美と美貌を併せ持ちながらも目元を布で覆い隠している。勇者の居なかった時代に魔神王の1柱を撃退した冒険者一党の1人であり、元金等級剣士である。吟遊詩人の詩を聞きつけたのを機に、辺境の町にいるゴブリンスレイヤーを名指しで、彼女の暮らす「水の街」で起こった小鬼禍の解決を依頼する。現在の国王とは互いの旧きを知る間柄で、友人関係にある。

その他

  • 勇者

『さあ、毎度お馴染みのクライマックス・フェイズだ。いくぞ!────────勇者、推参ッ!!!』
聖剣と運命の導きによって魔神王を打ち果たした功績を持つ、若き只人の冒険者。その階級は最高位、史上10人目となる白金等級に認定されている。15歳で冒険者となってから、初の冒険でゴブリン退治の依頼に単独で挑んで殆ど手傷を負わず、洞窟の奥深くでなんと冥府の十六将という混沌勢力の中ボスに遭遇。多少手こずったもののその場に鎮座していた聖剣に見出され、これを引き抜いて見事、勝利を収めてしまう。ここより、今代の勇者として世界を救うための大冒険が始まった!・・・・のだが、基本的に魔神だのなんだのといった大物相手のイベントでスリル満点の忙しい日々を送るものの、主に作中で描写されているのはゴブリンスレイヤーを初めとする辺境の冒険者達なのでそれらはばっさり割愛されており、彼とも擦れ違いばかりで基本、接点が無い(小説第3巻では、辺境の町に向かう途上で偶然にも出会っている)。基本的にはエピローグで事件の黒幕や敵の置き土産などをさっさと片付けていくポジション。冒険者になって間もない頃から呪文を複数回連続で扱えたり(上記の様にレベルが上がれば天井知らずに体力や魔力がインフレしない世界観である)、勇者となってからは毎回戦闘で限界突破を成すなど能力・才能ともにあらゆる意味で規格外な存在。仕掛けられた罠に気付かずにしかも罠が作動せず立ち去ってしまえるような天賦の幸運も持っている。ちなみに女の子であり、元気いっぱい天真爛漫な性格(やる夫スレ版でのAAはハルヒ安心院なじみ、書籍化後のイメージとしてはユウキがあてられた)。剣豪と賢者の2人を併せ、女性3人の一党を組んでいる。

  • 若き王
只人族の領土を統治し国家を治める、諸国の国王の1人。魔神王を初めとする混沌の勢力の侵攻に対し、勇者と共に国をあげて立ち向かった人物。現在はその残党や邪教の脅威、諸国との付き合いや国内の数え切れない問題に頭を抱えている。かつては冒険者だった。水の町に暮らす剣の乙女とは旧い友人関係にある。やる夫スレ版で当てられたAAはラインハルト・フォン・ローエングラム

  • 忍び
圃人族の老翁。様々な異名を持つ忍者であり、ゴブリンスレイヤーが敬畏する謎多き人物。5年もの間師事していたが、忽然と姿を消し、消息を絶っている。

ゴブリンスレイヤーの実姉。“彼”にとっては母親代わりでもあった人物で、聡明で優しい女性だった。作中では既に故人である。


神々

  • 《幻想》

“盤”である『世界』と、そこに住まう“駒”である『様々な者達』を愛する創造神の1人。純粋で優しい性格で、可愛らしくも美しい少女の姿をとる女神。正反対の性格をしている《真実》と仲が良く、しばしば一緒に盤上遊戯に興じている。

  • 《真実》
“盤”である『世界』と、そこに住まう“駒”である『様々な者達』を愛する創造神の1人。無慈悲で残酷な、少々性格のわるい男神。正反対の性格をしている《幻想》と仲が良く、しばしば一緒に盤上遊戯に興じている。


作中におけるゴブリン

祈り持たぬ者(ノンプレイヤー)の筆頭である小型種の怪物、その中でも最弱に分類されるモンスター。小鬼とも書き呼ばれる。
成体でも膂力・知能は人間の子供並程度で、原始的且つ簡素な武具を扱う程度の知力は有している。
只人の間で『誰かが失敗する度に1匹湧いて出る』と揶揄されるほどに数が多く、繁殖力も強い。単体では弱小だが徒党を組んで襲撃してきた時の脅威は馬鹿に出来ない。
ゴブスレ曰く2つの月の内、緑の月から来たとされる。

生殖力旺盛で他種族とも交配が可能。成長も早く、短期間で増殖する。
食料、娯楽、孕み袋として他種族の女、しばしば人間種のそれを拐かす。
性格は狡猾で残忍。夜目が利き、暗所を好み、闇夜に乗じて害を振り撒く。
勇敢さ等は持ち合わせておらず、加害対象は主に弱者。
他者に対する憐憫や情の類は一切持ち合わせておらず、同族やコミュニティの仲間が殺されても哀悼の念もない。攻撃されて怒るのも、仲間を想っての事ではなく、自分の領域を踏み躙られた事が腹立たしいだけ。例として、人間を盾にする肉盾で相手の攻撃を防御するのに対し、相手がゴブリンを盾にしてもその仲間への攻撃は躊躇を持たず、むしろ仲間の失態を嘲笑う始末の挙句、数的優位にあっても自分への消耗や負傷が嫌で逃げ出すとことん自分本位な性質。
総じて、弱い者いじめを好む身勝手な悪ガキから完全に倫理を欠落させ、更に性質悪くした存在と言える。

単体が弱いために脅威度評価は低く見られがちで、国家や領主がその害に対して動く事はほとんど無い。正確には、冒険者ギルドが国営の組織であり、国が冒険者を送り込む形となっている為に、軍隊が動くことがない。
対処の多くは冒険者達の仕事となっており、それで事足りてしまうために慣例となっている。
弱いとはいえ一定数の規模に膨れた群れは、自衛力の乏しい村落にとっては十分脅威であり、その害は重大問題なのだが、収入の乏しい村落が依頼主と言う事から実入りも少なく、討伐依頼を敬遠する冒険者は少なくない。そのため、駆け出しの冒険者が引き受ける例が多い。ただし社会貢献度の評価に関しては比較的高めであるらしい。

駆け出しは経験不足からゴブリンを弱小怪物として侮る傾向が強い一方、事実単体としてはさほどの脅威ではない。多くは苦戦しながらも勝利し、冒険を侮ってはいけない事を学ぶが、その一方で全滅してしまうケースも発生する。
また世界を支配するのが神々の骰子(ダイス)であることから、熟練者であったとしても100%の勝利は確定されず、総じて「面倒くさい」相手とされている。
事実として“ゴブリンは最弱の怪物である”うえに、世界を滅ぼしかねない魔神や竜などが跋扈している世界でもあるため、重要視されることがまず無い。

冒険者と同じように用心棒のような職種を得る者もおり、そういった者は巣窟を移動していく“渡り”となり、経験を積んで成長してゆく。また、その経験や知恵が新たな群れで還元されるので、知能は低くとも学習する厄介さを持ち合わせているが、「優しさ」を学び利他に目覚める事はない。
それらの結果である上位の変異種などは、熟練冒険者並みの実力を持つと共に先祖返りによる巨躯を誇る者達が存在しており、“渡り”の代表として「田舎者(ホブ)」、豊富な戦闘経験を積んだ猛者「小鬼英雄(チャンピオン)」、高い統率能力を獲得した小鬼の首魁「小鬼王(ロード)」などが知られている。

やる夫スレ版でのAAはまさかのテラフォーマーが当てられていた。・・・・なにこれ超恐い。


関連イラスト

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ニンジャスレイヤー - 「親族を殺され、狂人的な執念深さで復讐の途を歩み続けるダークヒーロー」といった要素は共通。
今川氏真 - 彼を主役とした時代小説を応募し最終選考に残った事から出版の運びになったとの事。

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