羊飼い(DQ)
ひつじかい
『ドラゴンクエストⅦ』に登場する職業の一つ。
上昇するステータスが1つもなく、ちから・みのまもり・最大HPとMPに大きなマイナス補正が入る。ステータス面ではかなり貧弱な職業である。
一方で特技は非常に優秀。ホイミ・キアリーといった回復呪文や、レベル上げに便利なくちぶえ、吹雪ダメージを半減させるウールガードなど、使い勝手のいいものを多数覚える。そして羊飼いをマスターすることで覚えるのがどとうのひつじ。ゲーム終盤まで通用する強力な攻撃特技であり、これを覚えるためだけに羊飼いになる価値があるとさえ言える。
職歴技では僧侶との組み合わせでシリーズお馴染みのスクルトが習得できる。本作ではスクルトを覚える職業が非常に少なく、一部のモンスター職か羊飼い+僧侶の職歴技しかない。
ステータス面での不利を特技が十分にカバーできており、総じて強力な職業である。羊飼いと盗賊を極めると魔物ハンターになれるが、モンスターパークを重視しない場合は本作屈指のハズレ上級職なのであまりお勧めできない。
リメイク版
外見が変化するようになり、羊のような白いモフモフとした衣装に変わる。羊飼いというか、羊のコスプレと言った方がいい。
PS版で猛威を振るったどとうのひつじが大幅に弱体化したため、羊飼いも戦力ダウン…とはならなかった。
その理由が職歴技の廃止により追加されたひつじのダンスとひつじかぞえ歌。ひつじのダンスはPS版では何の効果もない職歴技だったが本作では敵1体にラリホーマの効果がある特技へと変わり、これを転職直後に習得できる。ひつじかぞえ歌はその全体版。消費MP0で呪文ではないためマホトーンやマホカンタにも影響されないラリホーマのほぼ上位互換と言っていい技であり、基本職で習得できる技としては極めて強力。どとうのひつじの弱体化によりアタッカーとしての適性は失ったが、代わりに敵を眠らせ続ける優秀なサポート役へと変貌を遂げた。
また上位職の魔物ハンターも大幅に強化され、モンスターパークの有用性も大きく増したためハズレ職から一転してゲームに不可欠な職業となったのも大きい。PS版とは方向性は大きく異なるが、やはり重要な職業であることは変わらなかった。