概要
著者:裕時悠示、イラスト:るろお。略称は「俺修羅」。
2011年から2017年にかけて13巻刊行されたあと、2020年になって2巻追加。2021年に最終巻が発売された。ほかにも短編集が刊行(6巻と7巻の間に刊行されたため「6.5巻」表記)されている。
全18巻(本編17巻+短編集1巻)
コミカライズされており、本編がガンガンJOKER、スピンオフがビッグガンガン、4コマがヤングガンガン(いずれも版元はスクウェア・エニックス)に掲載されている。
ストーリー
医者を志望し、国立大学の医学部を目指している季堂鋭太は、羽根ノ山高校(通称ハネ高)入学後、色恋沙汰には脇目も振らず常に学年トップの高成績を維持していた。ところが、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われ、真意を測りかねた鋭太は真涼の誘いを断ったものの、真涼の側は全く挫ける気配が無く連日誘い続け、鋭太も遂に根負けしてしまう。
そして、帰り道で鋭太は真涼から他の男から告白される度に断る繰り返しに疲れたので色恋沙汰に興味を示さない者同士で偽装カップルになって欲しいと持ちかけられる。一旦は拒絶したものの鋭太が中学の時に付けていた日記が何故か真涼の手中にあることを知らされ、やむなく偽装カップル成立を了承する。
鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、鋭太の幼馴染で1ヶ月前に「お前は恋愛対象じゃない」と鋭太に言われた反発から「彼氏を作る」と宣言していた春咲千和が真涼に対する敵意を剥き出しにして立ちはだかり、鋭太争奪を賭けた少女2人の壮絶な「修羅場」が幕を開ける。
主な登場人物
自らを演出する乙女の会
季堂鋭太(きどう えいた)
CV. 逢坂良太
本作の主人公。
県立羽根ノ山高校に通う1年生で、常に学年トップを維持している優等生。
元中二病で、その頃の日記が真涼の手に渡ってしまい、強制的にカップルの振りをすることに。
両親の離婚が原因により恋愛アンチ。
春咲千和(はるさき ちわ)
CV. 赤崎千夏
鋭太の「幼なじみ」。
全国大会を狙えるほどの剣道の腕前の持ち主だったが、
中学の頃に追った怪我により現在は剣道ができない。
鋭太の彼女である真涼を敵対視している。肉が大好き。
夏川真涼(なつかわ ますず)
CV. 田村ゆかり
鋭太の「彼女」。
銀髪・青い瞳の帰国子女で、世のカップルを憎んでいる。
連日受ける告白に疲れ、鋭太の日記を盾に偽装カップルとなった。
かなりの毒舌家。
秋篠姫香(あきしの ひめか)
CV. 金元寿子
鋭太の「元カノ」。
羽根ノ山でも有名な老舗「旅館あきしの」の娘。
引っ込み思案な性格だが、鋭太に対しては積極的に行動する。
冬海愛衣(ふゆうみ あい)
CV. 茅野愛衣
鋭太の「婚約者」。
風紀委員に所属しており、1年生ながら次期委員長の呼び声も高い。
真涼が設立した部活「自ら演出する乙女の会」を敵視している。
その他登場人物
CV. 東山奈央
真涼の妹。
CV. 種田梨沙
鋭太のクラスメイトで親友。
CV. 名塚佳織
鋭太の伯母(父の姉)。両親が失踪して身寄りのなくなった鋭太を引き取った。
ゲーム会社に勤めており、シナリオ、プログラム、音楽制作など様々な役職を担当する「なんでも屋」。
アニメ
2013年1月から3月まで、TOKYO MX、とちぎテレビ、群馬テレビ、テレ玉、チバテレ、tvk、テレビ愛知、朝日放送、HBC、RKB毎日放送、BS11、AT-Xにて放送された。
アニメーション制作はA-1 Pictures。
主題歌
オープニングテーマ
「Girlish Lover」
歌 - 自らを演出する乙女の会(赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣)
エンディングテーマ
「W:Wonder tale」
歌 - 田村ゆかり
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 高校生活のスタートは修羅場 |
第2話 | 新しい部を結成して修羅場 |
第3話 | 幼なじみの涙で修羅場 |
第4話 | 男の戦いは修羅場 |
第5話 | ラブレターの真相は修羅場 |
第6話 | 灰色の世界を切り裂く修羅場 |
第7話 | 夏期講習なのに修羅場 |
第8話 | 映画館Wデートで修羅場 |
第9話 | よみがえる約束は修羅場 |
第10話 | 夏合宿の会議で修羅場 |
第11話 | 合宿前夜のワクワクは修羅場 |
第12話 | 謀略の結末は修羅場 |
第13話(終) | 新しい世界への修羅場 |
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