『タンク&タンク!』
『ガタガタゴットン! ズッタンズタン!』
『Are you ready?』
『オーバーフロー!』
『鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!』
『ヤベーイ!ツエーイ!』
概要
仮面ライダービルドの強化フォームの一つ。
ハザードトリガーを装着したビルドドライバーに、タンクの成分を選択したフルフルラビットタンクボトルを装填する事で変身する。
ラビットタンクハザードフォームの上から戦車を模したアーマーを全身に装着し、見た目通りのパワフルな戦いを展開する。
尚ラビットラビットフォーム変身時と異なり、アーマーパーツは最初から各パーツに分離した状態で召喚されており、初登場時は戦車隊のように編隊を組みながら登場した(形状的に戦車と言うより自走砲や臼砲に近い様な物もあるが)。
各パーツは砲撃が可能で(両肩のみ装着後も可能。この際、ラビットタンクハザードフォームの肩の側面にアーマーが移動、90度回転して前方に砲門を向ける)、登場時に一斉射撃で相手を怯ませる事が出来る。
活躍
他ライダーでは手も足も出なかったローグを撃破したフォームの為、初登場時点ではラビットラビットを差し置いてこの形態が最高戦力だった。
その後暫くは上回るものは居なかったがクローズマグマと言う仮面ライダークローズの最強フォームが登場し二番手となる。
しかし、そこは「ツエーイ」と言うだけありヘルブロスを必殺技で彼方まで吹き飛ばしたり、仮面ライダーエボルのフェーズ2を追い詰めたりと持ち前のパワーを最大限に生かし戦って行く。
終盤では流石にスペック差と精神面での不安定さ故かCDロストスマッシュや葛城忍が変身したビルドに苦戦する様になる(しかしアーマー登場の砲撃はどんな相手にも絶対にリアクションさせる程強力)。しかし、その能力の高さは相変わらずであり第44話では仮面ライダーマッドローグを砲撃一つでグロッキーにさせる程の火力を見せている。
最終回ではタンクの特徴の1つである履帯での装甲削りを披露しエボルト怪人態の弱体化に貢献した。
『平成ジェネレーションズFOREVER』では洗脳された桐生戦兎が変身。クローズとジオウを圧倒する力を見せ、フルボトルバスターの戦車の如き砲撃で2人を追い詰めた。
スペック
パンチ力 | 47.0t |
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キック力 | 53.7t |
ジャンプ力 | 58.0m(ひと跳び) |
走力 | 1.1秒(100m) |
その鈍重そうな外見とは裏腹にジャンプ力以外は全てラビットラビットを上回る。
(流石にラビットタンクハザードで見せた瞬間移動の如き高速移動は不可能な様で、瞬間的に発揮出来る加速度…要するに瞬発力では劣っていると思われる)。
肩部「BLDタンクタンクショルダー」は戦車としての見た目通り砲撃機能を備えており、更には自立戦闘機能もあるため肩から分離して挟撃する事も出来る。
脚部「ダッシュマッシュレガース」は正座の姿勢になる事で、組み込まれた高速無限軌道装置「ブルータンクローラー」の機能で無限軌道形態になり、フルボトルバスターキャノンモードを構えれば正に戦車その物。相手の周囲を旋回しながら砲撃を浴びせ続けられる。
腕部「ファイトマイトガントレット」は履帯「ブルータンクローラー」をローグとの初戦で見せたように高速回転させ、攻撃を受け止めつつ「その装甲や武装を削り取る」事が可能。
エボルト(怪人態)との最終決戦では両腕を敵に押し付けて行った。
背部に伸びる「キャタタンクマニューバー」は強化剤を利用したスラスター装置が組み込まれた機動ユニットであり、脚部を建造物の壁や天井に押し付ける事で壁面走行を可能にする。また、履帯を全身に巻き付け、敵の攻撃から身を守る事もできる。
スピーディーでトリッキーな戦法が主体のラビットラビットに比べると、元々強力なオーバーフローモードを制御しつつ更に攻防ともに強化されている為、ハザードトリガーを使用するフォームの純粋な戦闘力では最強クラス。
戦兎のハザードレベルが上がったこともありエボルフェーズ1、フェーズ2とも対等に戦う事が出来る。
ただし、オリジナルのエボル・ブラックホールフォームがエボルトリガーにダメージを受けると身動きが取れなくなる弱体化現象が起こるのと同様、模造品のハザードトリガーを使用した本フォームもトリガーそのものへダメージを受けると本人の意志関係なく動きが止まってしまう。第44話では忍の変身したビルド・ニンニンコミックフォームによって動きをフリーズされている(なお、トリガーを刺激したのは偶然ではなく、忍がエボルトリガーの起動を止めればエボルトにも勝機があると戦兎陣営に知らせるために仕掛けた)。
必殺技
- フルフルマッチブレイク
フルボトルバスターにフルフルラビットタンクボトルを装填し発動。
初使用時は戦車形態となって敵の周りを旋回しながら砲撃した。
以降は巨大なエネルギー弾を発射する技となっている。
ガンバライジングではキャタピラで走行・突進して巨大レーザーを放つ。
- タンクタンクフィニッシュ
劇中未使用。
スマホゲーム、「仮面ライダー シティーウォーズ」では全身のキャタピラを地面につけ、高速回転させて突撃する技となっている。見た目が土下座にも見えるのである意味スライディング土下座?
ライドウォッチ
超装甲!超重量!ビルド タンクタンクフォーム!
ツエーイ!タンクターンク!
「SGライドウォッチ08」の一つとして発売。
必殺技は「タンクタンク」。
余談
タンクタンクフォームは戦車をモチーフとしているが、全身を明るい青色で包む事で戦兎の武力を平和の為に使うというコンセプトを端的に表したフォームとなっている。これはラビットラビットフォームにも言えることだが、フルフルラビットタンクボトルで変身するライダーは、人間の心に働きかける悪意や暴力と言った物(ハザードフォーム)を理性というアーマー(仮面)で包み込む仮面ライダーのコンセプトに原点回帰したライダーであるとも言える(フルフルラビットタンクフルボトルで変身できるフォームが二つに分かれているのは仮面ライダーの生物としての側面、敵に作られた兵器としての側面を取り出した物という解釈も出来る)。
「そのコンセプトに反するビルド」が新世界で誕生しようとはこの時点での戦兎は思いもしなかった事だろう。
無限軌道形態のCGは、仮面ライダーWに登場したガンナーAのCGを流用している。
スーツは数あるビルドのフォームの中でもかなり動きにくいらしく、『劇場版仮面ライダービルド Be The One』では、出演者の松井玲奈からチヤホヤされていた高岩成二氏に嫉妬した上堀内佳寿也監督らスタッフが罰ゲームとしてこのフォームで北九州市の街中を走らせており、冒頭のタンクタンクフォームで逃げるシーンはそこから来ている。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
仮面ライダーゾルダ:戦車がモチーフのライダー。
サイクロンサイクロン/ジョーカージョーカー:コンセプトの先輩。
ラビットラビットフォーム/タンクタンクフォーム → ジオウトリニティ
ビルドの中間フォーム
ラビットタンクハザードフォーム → ラビットラビットフォーム/タンクタンクフォーム