ソウゴ「もう1つウォッチを使えるってこと?だったらこれを・・・!」
ウォズ「祝え!全ライダーのち・・・」
士「くどい!」
概要
仮面ライダージオウ ディケイドアーマーがディケイドライドウォッチの「F.F.T.スロット」にレジェンドライダーのライドウォッチを装填することで、ライドウォッチの力を「次の段階」に「フォームチェンジ」した形態。
「次の段階」とは、各ライダーのいわゆる「中間フォーム」を指しており、基本的に派生形態のない中間フォームに変身するが、中間フォームがない仮面ライダー龍騎のみ最強フォームである龍騎サバイブに変化する。
発動時はディケイドアーマーの肩の文字がライダー名、胸部から左肩にかけてのバーコードが形態名の文字に変化し、その他の部位は各中間フォームそのままの形状に変化する(フェイスの画面部分も該当形態のデザインに変化する)。
なお、この時のジオウの形態名は「仮面ライダージオウ ディケイドアーマー ○○フォーム」と、かなり長い。そしてややこしい。
主な形態
ビルドフォーム
ビ・ビ・ビ・ビルド!
パンチ力 | 18.7t(右腕)/22.2t(左腕) |
---|---|
キック力 | 51.5t(右足)/43.3t(左足) |
ジャンプ力 | 73.7m(ひと跳び) |
走力 | 3.0秒(100m) |
仮面ライダービルド・ラビットタンクスパークリングフォームの能力を持つ形態。
ライドヘイセイバーとドリルクラッシャークラッシャーの二刀流で戦う。
この形態への変身時にも祝福しようとしたウォズに士が待ったをかけたのが冒頭の場面である。
ゴーストフォーム
ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!
「命、燃やしちゃってみるぜ!」
パンチ力 | 21.6t |
---|---|
キック力 | 46.4t |
ジャンプ力 | 55.3m(ひと跳び) |
走力 | 3.1秒(100m) |
仮面ライダーゴースト・グレイトフル魂の能力を持つ形態。
ライドヘイセイバーのみで戦う。
エグゼイドフォームR/L
エ・エ・エ・エグゼイド!
「「これなら、いける気がする!」」
パンチ力 | 20.2t |
---|---|
キック力 | 50.2t |
ジャンプ力 | 66.0m(ひと跳び) |
走力 | 2.8秒(100m) |
※:スペックはRLで共通
仮面ライダーエグゼイド・ダブルアクションゲーマーレベルXXの能力を持つ形態。
変身直後にRとLの2人に分裂し、Rがライドヘイセイバー、Lがジカンギレードを使用した協力プレイで戦う。
2人は同じ「ソウゴ」だが意識は完全に独立しており、片方が地上の敵と戦っている間にもう片方がタイムマジーンに乗り込んで空中戦を行う事も可能。
なお、ディケイドアーマーのスーツは1着しかないため、2体が同一画面に映るカットは合成で処理されている。
オーズフォーム
オ・オ・オ・オーズ!
パンチ力 | 19.6t |
---|---|
キック力 | 45.1t |
ジャンプ力 | 61.5m(ひと跳び) |
走力 | 3.0秒(100m) |
タジャスピナーは装備しておらず、タジャドルコンボと同じ構えの肉弾戦で戦う。
ファイズフォーム
ファ・ファ・ファ・ファイズ!
パンチ力 | 不明 |
---|---|
キック力 | 不明 |
ジャンプ力 | 不明(ひと跳び) |
走力 | 不明(100m) |
仮面ライダーファイズ・アクセルフォームの能力を持つ形態。
ブットバソウルのみの登場。
アクセルフォーム自体が時間制限の存在する仕様なのだが、こちらも時間制限があるかは不明。
武器はファイズフォンXで、必殺技の際には脚にファイズポインターを発生させるようだ。
食玩「装動」で立体化されたが、本編未登場のためか超全集には未掲載。
龍騎フォーム
リュ・リュ・リュ・リュウキ!
パンチ力 | 23.5t |
---|---|
キック力 | 48.3t |
ジャンプ力 | 52.7m(ひと跳び) |
走力 | 3.5秒(100m) |
仮面ライダー龍騎サバイブの能力を持つ形態。
『RIDER TIME 龍騎』に登場。
ファイナルフォームタイムの中で現在唯一、原典での最強フォームの力を持っている。
ライドヘイセイバーとドラグバイザーツバイの二刀流で戦う。
必殺技発動時はドラゴンライダーキックを思わせるキックを発動したが、キック発動前のポーズは腕の構え方が鏡移しだった。
セイバーフォーム
カ・カ・カ・カメンライダー!
仮面ライダーセイバー・ブレイブドラゴンの能力を持つ形態。パワーアップ形態がベースの他の姿とは異なり、基本形態がベースとなっている。
『RIDER TIME ジオウVSディケイド』に登場。
詳細は個別記事を参照。
余談
- フォームチェンジの名称
名称に反して最強フォームでなく「一段上の形態」の力しか引き出すことができないが、劇中で士より語られた「ディケイドライドウォッチにはディケイドの力の半分しか込められていない」ことが理由だと思われる。もっとも、いきなり各ライダーの最強フォームの力を引き出してしまえばジオウ本人の成長がなくなってしまうので、作劇や商品展開の都合上、仕方のない事ともいえる。
とは言え、ライドウォッチによっては最強フォームの力をも引き出せる、第1の強化形態としてはかなり破格の能力といえる。
一方で入手済みのライドウォッチで変身しても新たなアナザーライダー相手には有効とは言えないためか、年明け後のミライダー編に突入してからはディケイドアーマー自体の変身は一度のみで、あらゆるアナザーライダーに対抗できるジオウⅡの登場後は本編では一度も使われていない。
メタ的な事情
ファイナルフォームタイムのスーツは原典スーツのインナーにディケイドアーマーの肩パーツなどを取り付けて表現している。すなわち本物のラビットタンクスパークリングフォームやグレイトフル魂などのスーツの一部を借用して制作されているのである。
なお、「フィギュア王No.260」(ワールドフォトプレス)のインタビュー記事「魔王降臨暦 第二章 もう一つの未来編」(P35、P39)によるとアンダースーツが基本フォームだとライダーアーマーのビジュアルと被るという理由から中間フォームをベースとしたという。
龍騎フォームのベースが龍騎サバイブとなったのは中間形態が存在しないという理由からである。
最強フォームは基本フォームと並んで各仮面ライダーを象徴する姿であり、それらと比べて本編終了後の出番が少ない中間フォームを再利用した姿といえる。
一方、再利用できるのは基本的に装甲の下のアンダースーツおよび手足のみなので、デザインのほとんどをアームズに依存している仮面ライダー鎧武はディケイドアーマーから弱くなったようにすら見えてしまう。他にも仮面ライダー電王・クライマックスフォームなど上半身の装甲にデザインが集中するライダーが多く、それらを取り払うためデザイン上の制約が大きかったと考えられる。
仮面ライダーゴーストは最初の中間フォームである闘魂ブースト魂ではなくグレイトフル魂が選ばれており、複数の中間フォームがある場合にもそのような「手足の見栄えや変化具合」を重視して選ばれているのかもしれない。
本編での登場頻度は低めだが、外伝作品では高め。これはアーマータイムは0からスーツを制作しなければならないが、ファイナルフォームタイムなら既存のスーツの組み合わせで制作できるため予算を抑えることができるという事情がある。
ある意味予算が制限される外伝作品の救世主とも呼べる存在になっている。
関連タグ
ゲーム限定フォーム:ファイズフォームの場合はこれに該当する。
配信限定フォーム:龍騎フォームとセイバーフォームの場合はこれに該当する。